サガン鳥栖 10:0 佐賀大学
日本唯一のオープントーナメント天皇杯。歴史のある大会ですが、最近ではジャイアント
キリングがよく起こる大会として知られてるかもしれません。
本来特にJ1のチームは下のカテゴリーのチームには力の差を見せ付けて勝つべき
なのですが、どうしてもリーグ戦を重視してしまうため、足元をすくわれるケースが多い
大会なのです。また下のカテゴリーのチームとしては、J1、J2のチームと公式戦で
対戦できることはこの大会以外ないので、非常に高いモチベーションで向かってきます。
今回、佐賀大学もそ恐らく高いモチベーションで試合に臨んでいたと思いますが、
想像以上の点差がついてしまいました。この試合はTVで観戦してましたが、
開始早々に不用意なセットプレーから点を獲られたのが、よくなかったですね。
あの失点がなく、落ち着いて試合に入ることができればもうちょっと違った結果になった
はずです。
鳥栖は前半のうちに6点とったわけですが、4点目あたりから佐賀大学のDFもゴール
前の対応では半ばあきらめ気味になっていたように見えました。
それでも佐賀大学は何とか気持ちを切らさず、鳥栖ゴールに向かっていきました。
最後まで攻め続けた姿勢はあっぱれでしたね。
鳥栖は昨年の天皇杯は2回戦で敗退しています。相手はカマタマーレ讃岐。JFLの
チームでした。このようなことは2度と繰り返すまいという思いが鳥栖の中にも強く
あったに違いありません。鳥栖も最後の最後まで攻撃の手を緩めませんでした。
尹監督も細かいところまでかなり厳しく指示をだしていました。とにかくリーグ戦
の勢いを切らさない。
またこの試合では普段、出場機会のない選手が多かったので
そうした選手にとっては貴重なアピールの場でもありました。
今回、大量に得点したので攻撃陣は合格点を与えられるのかもですが、
レギュラーの選手と比べてまだ差があるように感じます。技術的には大きな差はあり
ませんが、チームプレーやプレーの判断ですね。少ないタッチで味方とどう連動して
崩すか。もっとコレクティブにプレーすることが大事だと思います。
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