Monday 26 August 2013

Shut out !! 初完封&初連勝!サガン追撃なるか?

 およそ3カ月ぶりのスタジアム観戦。この間、チームのメンバーも変わりました。
新加入の選手も今日初めて見ることができました。GK33林、DF36菊地、MF16ニルソン。
FW9播戸のプレーは見れませんでしたが、新加入の選手はチームに安定をもたらしていましたね。


今日の鳥栖は序盤から鋭い出足でボールを奪っていました。球際に強い鳥栖が戻りつつあります。先制点はMF8水沼のミドルシュートで左足で決めました。結局、鳥栖はこの1点を何とか守り切り、今季初の連勝&完封を成し遂げました。特に完封はとてもチームにとって大きかったと思います。前回見た時よりプレスや寄せが厳しくなっていましたね。サポーターとしてはひとまず一安心といったところでしょうか。やはり鳥栖は守りのチームで走ってなんぼだと思います。この試合特にMF14藤田はかなり走って守備に貢献していました。

ただ、今回鳥栖は何度もボールを奪う割になかなかいい形で攻撃に繋げられないのが気がかりです。この試合、左ハーフに早坂、右ハーフに水沼が入ってましたが、サイドをえぐってクロスを入れる場面はほとんどなかったように思えます。早坂は本来右サイドでプレーする選手というのもあり、クロスを入れれそうな場面でも右足のアウトサイドでクロスを入れようとしたりしていました。一方、水沼は中に切れ込むプレーが多かったですね。 鳥栖には競り合いに強いFW11豊田がいるわけですし、クロスを入れる場面をもっと増やしてほしいと思います。
また、ボランチから攻撃を組み立てるときですが、前線の選手4人が皆、ずっと相手DFライン裏を狙って張り付いてました。ですので誰か楔のボールを受けにくる選手がいてもいいのかなと思いました。それに裏を狙うとすれば味方がボールの出しどころを探っている状況では難しいでしょう。狙うとしたら、 味方DFラインからボランチにボールが入る瞬間、味方の選手がボールを受けて前を向いて、1タッチか2タッチでださないとなかなか相手DFを置き去りにはできないと思います。今回、DF菊地のプレーを初めて見ましたが、攻撃でもいいパスを前線に供給し、起点になっていました。守備では危機察知能力が高かったですね。

この試合かなりよかった守備ですが、何度か危ない場面もありました。自陣でドリブルをして相手を
かわそうとしたところを奪われてピンチになったのが2回ありましたし、何とか対応してましたが、仙台にDF10金民友のサイドを執拗に攻められて、危険な場面をつくられてました。彼は攻撃に積極的に参加するので仙台は裏をとろうとしたのでしょう。 できれば金民友は前でプレーできればと思うのですが、終盤に本来サイドバックのDF24金井が入ってもそのままサイドバックをしていましたので、なかなか難しそうですね。他には、一度DFラインをスルーパス通され、GKと1対1の状況をつくられかけました。その時はGK33林のビッグセーブで事無きを得ました。GK林はハイボールにも強くて安定してましたね。そして一番危なかったのは最後にDF16ニルソンを入れてトリボテ(3ボランチ)にした上、DF4小林も入れて5バックにした場面。鳥栖の名物的なこの5バック戦術ですが、今季この戦術はうまくいった試しがありませんでしたし(今回の仙台戦で初めてうまくいった)、やめてほしいというのがサポーターの心情でしょう。去年は結果的にうまくいってましたが、かなり危なっかしいんですよね。クロスをはじき返せていればいいですが、ゴール前にボールがこぼれて混戦になると逆に人数の多さが不利に働きます。今回の試合でも、かなりハラハラさせられました。またこの戦術を見ていて思うのですが、この戦術をとった時はボンボン相手からクロスを放り込まれます。その時は鳥栖も誰か一人、クロスを挙げる選手に対してチェックにいかないとフリーで正確なボールを放られたら、いくら人数多くしていてもやられてしまいます。終盤で体力的にきついのは分かりますが、誰かチェックにいってほしいですね。

この守備固めの時にDF16ニルソンのプレーを初めて見ましたが、ボールを持っている相手への寄せが上手い選手でしたね。かなりタイトにチェックができる選手のようです。

今季の鳥栖は相手にも研究されて厳しいシーズンを送ってますが、今回のような試合をしていけばアウェーや上位相手でも勝ち点を拾えると思います。 また新加入の選手も皆いい選手ばかりのようなのでこれでチームの雰囲気がよくなればいいですね。今季、鳥栖がこれだけ失点が多いのはところどころ攻撃の選手で守備に戻ってなかったりしたのもあったようです(※毎回試合見ている友人談)この試合、MF25早坂が先発。彼は今季あまり出場できてませんでしたが、守備にきちんと戻るのはもちろん、チームのバランス考えてプレーできるので期待大です。彼は2011年にJ2で10点獲ってますが、その時のキレが戻ればJ1でもたくさんゴール奪えると思います。
今後のポジション争いも要チェックですね。


Thursday 15 August 2013

ウルグアイ戦 レビューみたいなもの

日本は2-4で敗戦。コンフェデ杯に続き、厳しい結果になりました。
ケアレスミスから失点というパターンも治りませんし、どうしたものでしょうか?

1失点目はスアレスにタテパス1本でDFラインの裏に抜けだされ、中央に
走り込んだフォルランにパス。GK川島はスアレスへの対応で飛び出していた
ため、無人のゴールに難なく流し込まれました。

2失点目はフォルランがGKの逆をついて直接FKを蹴り込みました。

3失点目はスアレス。相手のクロスに対応したDF吉田のクリアがPA内でフリーの
スアレスに渡り、シュートを決められました。

4失点目はウルグアイから左サイドにボールがでて、PA内にボールが流れる。
GK川島がボールをキャッチしようと飛び出るも、相手選手が一瞬早く触り、
中に折り返す。そして、からっぽのゴールにゴンザレスがヘディング
シュート。各守備陣の対応の不味さがでましたね。。

ウルグアイは攻撃をことごとく、得点に結びつける決定力の高さが
際立っていました。ボールを回しつつも、なかなかシュートに結び付けられない
日本と対照的です。

ウルグアイは堅守が特徴的なチームであまり大量に点を獲るケースは
多くはないのではないでしょうか。日本がここまで失点したのはDF陣のミス
もありますが、中盤をはじめ、前線の守備が軽いのも原因だと思います。

日本が攻撃で得点できないのは、連動性が少なかったり、ゴールに
向かうプレー、仕掛けるプレ―が少ないのだと思います。
日本の攻撃のキーマンは本田と香川ですが、大抵彼ら2人は2人だけで
局面を打開しようとします。またクロスを入れていい場面でもクロスを
入れなかったり、ミドルシュートもあまり打ちませんよね。

今回、柿谷が1トップで先発。柔らかいボールタッチと高いテクニックで
何度かチャンスに絡んでました。今後も期待できそうです。

その柿谷と交代で出場した豊田。懸命に動き回って、クロスを呼び込もう
としますが、ボールは豊田の上を通り過ぎるばかり。
これも日本代表のセンターフォワードの宿命でしょうか。
これまで前田、ハーフナーと同じような場面を何度も見てきました。
センターフォワードはあまりボールをもらいに下がったり、
サイドに開いたりすると他の選手のスペースを潰してしまうので
難しいところです。
豊田は相手DFを引きつけるという意味で役割を果たしていたと思うのですが
あまりインパクト残せませんでした。
ただ今後もチャンスはあると思うので、そこで結果を残してほしいですね。

 個人的には東アジア杯のメンバーの方が面白いプレーをしていたような
気もします。今回、引き続き突き付けられた課題に対して選手選考から
考えなおして次の試合に臨んでほしいですね。


Monday 12 August 2013

ウルグアイ戦 勝手にプレビュー

我らが豊田が東アジア杯に続いて代表選出!鳥栖サポ唯一の光です。
国際Aマッチデーのため今回は海外組も召集されている中での選出となります。
いよいよワールドカップに向けて椅子とり合戦が始まったなという感じです。

今回のメンバーは以下の通り

【GK】
西川周作(広島)
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
権田修一(FC東京)

【DF】
今野泰幸(G大阪)
伊野波雅彦(磐田)
森重真人(FC東京)
駒野友一(磐田)
長友佑都(インテル)
内田篤人(シャルケ)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井高徳(シュトゥットガルト)

【MF】
遠藤保仁(G大阪)
長谷部誠(ヴォルフスブルク)
高橋秀人(FC東京)
山口螢(C大阪)
青山敏弘(広島)

【FW】
本田圭佑(CSKAモスクワ)
岡崎慎司(マインツ)
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
豊田陽平(鳥栖)
柿谷曜一朗(C大阪)
工藤壮人(柏)
清武弘嗣(ニュルンベルク)

えーっと。。ざっとコピペしました。
国内組で個人的に気になる選手はDF森重、MF山口、FW柿谷
です。森重は前回の東アジア杯で安定した守備を見せていました。
山口は豊富な運動量で守備をこなし、攻撃にも参加できる選手。
これまでレギュラーとしてでている遠藤や長谷部と違ったタイプなので
見てみたいです。柿谷はスター性のある選手なので見てみたいですが、
前線に本田、香川、柿谷と並ぶと守備が疎かになりそう。

もちろん1トップは豊田ですね!

一方のウルグアイはこの前のコンフェデ杯でブラジルにも一歩も引かない
試合をしているチーム。伝統的に守備が堅く、カウンターが得意なイメージ
があります。今回、カバーニが離脱しましたが、L.スアレスやフォルランなど
強烈なアタッカーを擁しています。 恐らく日本は押し込まれる展開になる
でしょう。日本は耐えてながら、ボールを奪ったときは、連動性や
ワンタッチのプレーで攻撃を展開できればと思います。
味方のフォローもなく1人でどうにかしようとするとあっという間に潰される
でしょう。こういうときこそ日本の持ち味を発揮してほしいものです。

Friday 2 August 2013

チームの若手育成を考えよう。

サガン鳥栖は先日、21歳のブラジル人ストライカー、ロニの契約解除を
発表しました。実は今シーズンに入って若手外国人選手の契約解除はこれで2人目。
昨年も若手についてはユース出身の守田が在籍していましたが、
ほとんど出場機会を得ることができず、結局2年で退団してしまいました。

サッカーは野球と比べて試合数も少ないですし、若手選手が出場機会を得るの
はかなり厳しいでしょう。 高卒でレギュラーに食い込める選手はそうはいません。
もしチームが若手選手を獲得する場合、ある程度長期的な展望を持って獲得
する必要があります。鳥栖にはそのノウハウがまだあまりないのかもしれませんね。

鳥栖において高卒で活躍した選手は高橋義希が挙げられます。
高橋は2004年に鳥栖に入団。
当時の鳥栖はJ2で戦力的に厳しい状況で戦っていたので若手選手にも
チャンスがたくさんありました。もちろん当時の監督、松本育夫さんの育成手腕も
あったと思います。彼は後にミスターサガンと呼ばれるまでに成長しました。

現在の鳥栖はJ1にいる上、降格しないためにギリギリの戦いを強いられている為、
なかなか若手選手にチャンスを与えることができません。
若手にチャンスを与える場としてナビスコカップもありますが、ベストメンバー規定
もあり、限界があります。

それではどうするか?
これはどのチームでもやっていることではありますが、
1年か2年、チーム内で体力や技術をみっちり鍛えさせて下のカテゴリーのチーム
にレンタル移籍させる。現在のJリーグでリザーブリーグがあれば話は別ですが、
若手選手が出場機会を得ることができるとしたら、それぐらいしかありません。
リザーブリーグはJリーグでも検討されてるのでしょうが、
遠征費用等が馬鹿にならないといった問題があるんですよね。
レギュラー選手の移動でも大変なのにリザーブの選手もとなると費用がおよそ
倍になってしまうでしょう。この件に関しては各チームから若手選手を集めて
チームをつくり、J3に参戦させるという話もあがっているようです。

若手選手の育成についてはこれまで述べた方法しか思いつかず、画期的な方法は
ちょっと思いつかないのですが、一番大事なのはチームの中でどう教育したり、接するか
ですね。チームは体力面や技術面で育成するのはもちろん、先輩の選手達が
プロの心構えを説くことも必要です。

そこで何かのインタビューで鳥栖のストライカー豊田が言っていた言葉です。
『プロでやっていくには武器がないといけない。自分は何が長所なのかを
認識することが必要で、そうしたことに後輩が気付くような環境をつくるよう
にしないといけない』

最近の鳥栖は若手選手の育成が上手くいってないのかもですが、以前の鳥栖は
大卒の選手を獲得しては猛練習で鍛えて主力の選手によく育て上げていました。
そうした選手の代表としては池田圭が挙げられます。
池田は2009年に入団。バンバン点を獲る選手ではありませんでしたが、前線からの
フォアチェックなど献身的な動きやスピードが特徴の選手でした。
入団当初はよく頑張るけれど点が取れないFWのイメージが強かった池田ですが、
彼の献身的なプレーは鳥栖のサッカーに欠かせないようになり、尹監督にも
レギュラーとして起用されるようになります。
私が見てきた感じでは彼にとってエポックメイキングのシーズンは2011年です。
彼自身日々かなりの努力をしてるのでしょう。相手DFを1人や2人背負っても
ボールを失わずにポストプレーをしてみせ、なおかつ点も獲るようになりました。
(何だか失礼ですかね~、この言い方。。)
トラップなどの基本技術が入団時と比べて格段に上手くなったなぁと思ったのを
覚えています。 そして持ち味のスピードを生かした突破やスペースをつくる動き。
この2011年シーズン、相方の豊田がJ2得点王になりましたが、これは池田の
おかげでもあると思います。 
彼もきっと自分の持ち味をしっかりと認識して毎日必死に努力していたんでしょうね。
プロで生き残るっていうのは本当に大変だなと感じさせられます。

プロの世界というのは一見華やかですが、一般の人には想像できない厳しい
一面もたくさんあると思います。プロとして活躍する平均年数はおよそ10年
でしょうか?その10年に自分の生活全てをサッカーに捧げるのはとても
素晴らしいことです。悔いのない競技人生をすごしてほしい。

 



Thursday 1 August 2013

来る人 去る人 サガン鳥栖の後半戦は?

東アジア杯のため、中断していたJリーグが再開され、31日は各地で試合が
行なわれました。中断期間に守備の立て直しが急務だった鳥栖は新潟から菊地直哉、
ブラジルからニルソンを補強。またセレッソ大阪から播戸竜二の加入が
発表されました。播戸はストライカーですが、豊田の代表招集に備えた
んですね。さっそく31日の大分戦、菊地とニルソンが先発し、それぞれ活躍した
ようです。

一方でチームを去る選手もでてきました。木谷と船谷です。2人とも愛着のある選手
でこれからもチームに必要だと思っていたので非常に残念でした。
木谷は2010年に鳥栖に加入し、 DFリーダーとして活躍。2011年シーズンでは全試合、
フル出場し、昇格に大きく貢献しました。 特に素晴らしかったのが、8/28の水戸戦
で累積警告3枚となり、あと1枚で出場停止となった時に残り16試合を警告なしで
プレーし、フル出場したこと。当時のDFラインは木谷抜きでは考えられませんでした
から、出場停止なしはチームにとってかなり大きかったと思います。
一度2010年シーズン終了後の後援会にて行なわれたチーム慰労会で彼を見かけましたが
もちろんアルコールは勧められても口にしませんし、振る舞いもプロの鑑のような選手でした。


船谷は最初に鳥栖に加入したのが2008年シーズン。ジュビロ磐田からのレンタルで加入
しました。左足のキックの精度が非常に高く、パスセンスがずば抜けてました。
初めて彼のプレーをみたときは1本目のパスでサポーターが沸いたのを覚えています。
彼はとてもテクニックがあって攻撃でもアクセントのつけれる選手なので鳥栖では貴重な
存在でした。練習試合でも颯爽と相手をいなすプレーをしていて「貴公子」を思わせるような
選手でしたね。

彼らについては絶対にまた鳥栖に戻ってきてプレーをしてほしいですね。
J1の他のチームもそれぞれ中断期間に補強を行なっているようです。
これまで下位に甘んじていたチームもかなり強くなっているはずです。
鳥栖はまた厳しい戦いが続くでしょうが、新加入の選手に期待したいと思います。