Tuesday 30 August 2011

薄氷の勝利

2011 J2 第26節 サガン鳥栖 2:1 水戸ホーリーホック

鳥栖は前回5-0で大勝した水戸との対戦です。ただ、今回はそう楽に勝たせてもらえる
とは思いませんでした。なぜなら相手は前回の雪辱を果たしたいという思いが強くなってる
はず。さらに水戸は元日本代表FW鈴木隆之を獲得し、チーム力もアップしています。
鳥栖としては苦しい戦いが予想されました。

試合序盤、積極的にでた水戸に鳥栖は押し込まれました。
基本、縦一本でくる水戸ですが鈴木がしっかりと前線でキープし、
起点を作ってきました。そこからロメロフランクらが果敢に鳥栖ゴールを脅かしてきます。
危ない場面が続きましたが、鳥栖はこの水戸の攻撃をGK1赤星のセーブなどで
何とかしのぎきりました。そして前半に2点のリードを奪うことに成功します。
1点目はFW9豊田がMF6岡本のスルーパスに反応して決めたもの。2点目は
相手GKのミスから奪ったボールをMF10 金民友が持ち込み、ゴール前の豊田にクロス。
豊田がシュートを打とうとするも相手DFに当たってオウンゴールとなりました。
チャンス数は両チーム変わらなかったと思いますが、上手く得点に結び付けました。

後半、2-0が一番危ないとはよく言ったもので、鳥栖は運動量が次第に落ちて再度、
水戸に押し込まれました。さらに鳥栖は選手交代が上手くいかず相手に流れを
引き渡してしまいます。途中交代の選手がゲームの流れに入れていませんでした。
鳥栖は1点返されるものの何とか守りきり、勝ち点3を得ることができました。

この試合、勝ったものの非常に厳しい試合だったと思います。途中交代で入った選手が上手く
フィットできないのはきついですね。この日はGK赤星のファインセーブにも助けられましたが、
DFで特にCBの2人が体を張った守りで何とか事無きを得ました。

この試合、攻撃陣で気を吐いたFW9豊田。彼はこれまで決定的なチャンスをいくつか
フイにした等と言われてるようですが、能力も高いわけですし、自信を持ってほしいですね。
彼に関してはポストプレーも決して上手いとはいえないですが、苦境に立たされたチームを何度も救ってきたのも事実。鳥栖のエースストライカーは豊田というのは誰もが認めるところです。
今年はMF6岡本などパサーも充実しているので昨年以上の得点を期待したいですね。

リーグ戦はまだ試合数も残っていますが、昇格戦線に踏みとどまるにはギリギリの戦いが続きます。これからのチームの戦いぶりを陰ながら見守りたいと思います。

ナイスショット!!

8/28(日) 福岡の芥屋ゴルフ倶楽部にて行われたゴルフトーナメント『KBCオーガスタ』
を観に行ってきました。
このトーナメントでは石川遼選手や池田勇太選手等トッププロが多数参加。
注目度も高いトーナメントです。
この日はツアー最終日。たくさんの人で会場は賑わっていました。ギャラリーのお目当ては
やはり石川遼選手。彼のホールにはいつも大きな人だかりができていました。
当日は天気もよく、非常に暑い日差しの中でプレーが行われていました。選手はもちろん
ギャラリーも大変そうです。しばらく日差しの中に立っていると頭がクラクラしてくるほど。
自分はというとあまり動かずに観戦するホールを決めてずっとそこでプレーを見るという
方法を取りました。
他にゴルフを見る方法としては好きな選手を追う方法があるそうですね。
こんな暑い日に動き回るのは勘弁と思い、動かずにプレーをずっと見ることにしました。
ゴルフは全然しませんが、プレーをずっと見ているとゴルフというのは選手とギャラリーが
同じ舞台に立っているんだということを強く思い知らされます。ギャラリーのしぐさや動作が
選手のプレーに影響しかねないからです。
こんなことはゴルフやっている人にとっては当然かもしれませんが、つくづく大変なスポーツ
だなと思いました。

このトーナメント、結局注目されていた石川遼選手は終盤追い上げるもののあと一歩届かず
2位タイに終わりました。優勝したのはベ・サンムン選手。彼のプレーも間近でみました。
ゴルフのことはよく分からないのですが、 安定したプレーぶりに見えました。
優勝争いで他の選手がミスで崩れる中、一人淡々とスコアを伸ばしていたように感じます。

ゴルフはいつかやってみたいな思うスポーツではあるのですが、敷居が高い感じがして
イマイチ踏み切れないでいます。プレーする際のマナーも多いですし、
審判が自分というのもすごいですよね。
自己申告で行うので高い紳士度が求められるような気がします。

う~ん。やはり自分には無理かも。

Monday 22 August 2011

世界に目を向ければ

先日、佐賀県武雄市で戦場カメラマン渡部陽一さんの講演会が行われました。
最近テレビにも度々出演してお茶の間でも人気の高い渡部さん。独特なキャラの持ち主です。
こんな人がなぜ九州は佐賀くんだりまでやってきたのか?ちょっと不思議ではありましたが、
なかなかない機会だと思い、講演会へ行ってきました。

佐賀が地元の自分にとって武雄はよく訪れた街。昔からある好きな中華料理店『八芳苑』で
まずは腹ごしらえ。 3年ぶりでしたが、お店の内装といい昔のままで一安心です。
ちょっと前のポスターとかがあったりして雰囲気が好きなんです。

講演会の会場には1時間前に到着。すでにたくさんの人が並んで入場待ちをしていました。
席についてしばらく待っていると、渡部さん本人が司会者にエスコートされ、ついに壇上に
登場しました。あのゆっくりとした話し方や人柄はテレビそのまま。この日は天候が悪く電車も
動かなかったため、渡部さんはなんと福岡空港からタクシーで佐賀まで駆けつけたということ
でした。

渡部さんの話は大きく3つにわけられ、1つ目は戦場カメラマンになった理由。2つ目は
被災地の現場(主にイラク戦争)の話。3つ目が質疑応答といった内容でした。
渡部さんはご自身の戦地での体験についてゆっくりと、または大きな身振り手振りで
熱心に話をしてくれました。

戦地での過酷な話の内容にはショックを受けることが度々ありましたが、こうした
悲惨なことが世界では起きているということをしっかりと知っておくことが重要なんだと感じました。
そうした上で自分達はどう生きるのか。たとえ現地で携わることはなくても知るのと知らないのでは
生き方は大きく変わってくると思います。

時間はあっという間に過ぎていきました。渡部さんは難しい時事問題に関しても非常に分かりやすく
話をしてくれました。これはあのゆっくりとした話し方のせいだけではないでしょう(笑)
物事を分かりやすく伝える能力はジャーナリストとして重要な能力ですね。

質疑応答でも丁寧すぎるくらい丁寧に質問に答えていた渡部さん。今回は貴重な話を
聞くことができて本当に感謝の一言です。

そしてずっと気になっていた1つの疑問。
こんな忙しい渡部さんが一体どうして佐賀まで講演のためにわざわざ来られたのか?
それは講演会の中で判明しました。
佐賀県武雄市はなんと渡部さんが尊敬する戦場カメラマン一ノ瀬泰造氏の故郷だったそうです。
一ノ瀬氏は戦場カメラマンとして偉大な人物で『地雷を踏んだらサヨウナラ』で有名な方です。
渡部さんは一ノ瀬氏の名前を何度も口にされ、武雄市で講演できて嬉しいと話して下さいました。

この日は奇妙な縁に感謝しつつ武雄を後にしました。


Monday 15 August 2011

mission accomplished

2011 J2 第24節 サガン鳥栖 1:0 ガイナ―レ鳥取

久々の試合観戦。サガン鳥栖はこの日渋い勝ち方で勝利をモノにしました。
鳥栖はホームに今年昇格してきたガイナ―レ鳥取を迎えての一戦。
この試合、鳥栖はこれまで先発GKを務めてきた室に代わり赤星が初先発です。
(もしや怪我?)

鳥取ボールのキックオフで試合開始。鳥栖はいきなりキックオフ直後にロングシュートを狙われますが、シュートは枠を外れました。GK赤星も落ち着いて見送ります。
試合が動いたのはそのすぐ後でした。鳥栖の左サイドからDF3磯崎がタテにボールを入れると、FW22池田がこれをスルー。裏に抜けたフリーのMF25早坂が左足でシュート。見事な連携で
ゴールを奪いました。(よく逆足で決めたナ)

その後も鳥栖は押し気味に試合を進めていましたが、前半終了間際に鳥栖は退場者をだし、1人少ない状況になってしまいます。
鳥栖は窮地に立たされますが、そこから底力を発揮しました。4-4-2から4-4-1へシステム
を変更。2列にブロックを作り、相手に攻め込ませる余地を与えません。 相手は外でボール
を回すだけになり、クロスやシュートも体を張ってすべて跳ね返しました。
また得点には至りませんでしたがカウンターから何本か決定的なチャンスも作りました。

それでも終盤、運動量が落ちてかなり危ない場面を何度か迎えましたが、GK1赤星が久々の
先発とは思えない動きでファインセーブを連発。鳥取の攻撃を見事完封しました。

この日の鳥栖は1人退場者がでたことでやることがはっきりとしたという選手もいたようでしたが、
与えられたタスクをしっかりとこなしました。


もちろん課題は特に攻撃面であるかと思いますが、FW11新居もベンチに入るまでになりましたし、
今後に期待です。

前回観戦したのは富山戦で、その時はタテに誰もボールを入れようとせず、横やバックパス
ば かりで追い詰められてましたが、今回の試合ではちょくちょくタテにボールがでるようになってました。タ テにボールをただ蹴りこんで相手と競って拾うとかではなく、しっかりと繋ぎながら、相手の裏にボールを引きだしたりできればだいぶ違うと思います。
点をたくさん取る試合も面白いですが、今日のような勝ち方はかなりグッとくるものがあります。
選手も変わったせいかもしれませんが、ちょっと前の鳥栖ではできない勝ち方でした。

サポーターなんかやってるとこれからもっとがっかりしたり落ち込むことがほとんどなのでしょうが、
こういう時の為にやってるんだなと思いますね。

んー?この前と言ってることが違っているような気がする(笑)

Tuesday 9 August 2011

OKAYAMA

7月の3連休、友人と岡山へ行ってきました。
行き先が決まった経緯は『あんまり中国地方って行ったことないなぁ』でした。
岡山は歴史ありアートありのなかなか見所の多い街。
さらに児島はジーンズの聖地として知られています。

今回の旅行は1泊2日。
1日目はまず倉敷へ。大原美術館や歴史ある街並み。美観地区には
面白そうなお店もたくさん立ち並んでました。岡山は工芸品も優れているんですね。
伝統技術がそれぞれのモノづくりに生かされています。
飲食店に入ると店員さんが手ぬぐいをストールみたいに首に巻きつけていてオシャレでした。

次に僕の希望でジーンズの聖地児島へ。
岡山はもともと繊維工業が発達しており、日本で初めてジーンズを作った街として
知られています。
今ではその技術をさらに高め、世界中からバイヤーがジーンズを買い付けに訪れる
ほどです。

※児島を走るジーンズバス。天井にジーンズが!















児島ではいくつかお店を回ってジーンズも購入。
大満足で児島をあとに。

その後、岡山に戻り街を散策。スーツのオーダーメイド屋(友人のリクエスト)を覗いたりしました。
スーツをオーダーメイドできるところは東京にもほとんどなく、金額も東京でつくる場合の
半額以下でできるんだそう。さすが職人の街!

2日目はフェリーで直島へ(正確には香川県)
直島はアートの島として知られ、島のいたるところにオブジェや美術館が建っています。
美術館自体が安藤忠雄による設計だったりと建物だけでも一見の価値があります。






















面白かったけど死ぬほど暑かった・・・。
















岡山は人も良い人ばかりで本当に良い街でした。
受け継がれた伝統を守り、モノづくりを支えていってほしいですね。