Thursday 26 December 2013

天皇杯 準々決勝 サガン鳥栖 vs 川崎フロンターレ

去る12/22(日) 鳥栖市ベストアメニティスタジアムでのサガン鳥栖 対 川崎フロンターレ
の天皇杯 準々決勝が行われました。

天皇杯はいつものリーグ戦とはまた違った雰囲気。スタジアムDJもいませんし、
とても静かな雰囲気です。この権威ある日本唯一のオープントーナメントは優勝チームに
ACLの出場権が与えられます。両チームとも負けたら終わりですので戦い方も
リーグ戦と変わってきますね。

試合は運動量で勝る鳥栖が攻勢で試合を進めていきました。セカンドボールを
拾いまくり、五分五分のボールもほぼモノにしていきます。前半、何度かチャンス
をつくるもののラストパスの精度や決定力に欠き、得点ならず。対する川崎は
押し込まれつつも前を向いた状態で少しでもスペースを与えると連動したパスと
動きであっさりと鳥栖ディフェンスを崩し、チャンスをつくってきます。
前半は結局スコアレスドロー。この時、自分はちょっとイヤな感じがしました。
サッカーでは押しているチームがなかなか点を獲れずに、ふいに失点して敗れる
というのはよくあるパターンだからです。

後半、鳥栖は右サイドのMF25早坂を代えてMF8水沼を投入。
水沼はピッチに入って早々元気のある動きで鳥栖の動きを活性化させました。
後半も押し気味に進める鳥栖ですが、なかなか決定的なチャンスをつくりだす
ことができず。逆に後半終盤にはミスからピンチを迎えることもありましたが、
体を張った守備で何とか守りきります。
鳥栖は前がかりになりながらも集中した守備で得点を許さなかったのは
本当にJ2の時からすると全く別チームのようです。
この試合はトーナメントなので決着がつかなければPK戦まで行われます。
延長戦が頭をよぎる後半は選手の交代も両チームとも消極的になりました。
そのせいか両チームとも決め手に欠き、どちらも得点ならず、やはり延長戦
に入りました。
これまで前後半通じてかなりの運動量だった鳥栖。延長戦は少し運動量が心配では
ありましたが、それまでと変わらずプレーできていました。足を攣る選手も
いなかったのにはびっくりでしたね。

試合が動いたのは延長前半でした。ボランチの高橋が自陣ゴール前でボールを拾うと
マークについてる相手選手を振り切り一気に左サイドを駆け上がります。
高橋は中央ゴール前にいた藤田へパス。藤田はワンタッチでさらに右サイドを駆け上がっていた
丹羽へ。フリーの丹羽は落ち着いて右足を振りぬきシュート!低く抑えられたシュート
はゴール左ポストを叩いてゴールへ転がっていきました。待望の先制点!
丹羽は喜びを爆発させてベンチに駆け寄ります。ゴールを奪った鳥栖はその後
動きが心なしかよくなっていましたね。
さらに延長後半、点を獲るため前がかりになった川崎の裏を突いて水沼が追加点を
あげます。川崎の猛攻で防戦一方になった鳥栖ですが、藤田がボールを拾うと
右サイドで相手DFライン裏に走っていた水沼へフィード。
水沼は上手く抜け出してGKと1対1に!水沼は思い切りよく撃ったシュートはGKをやぶって
ゴールへ。このダメ押し点でほぼ勝利を確信した鳥栖。スタジアムもこの日一番の大盛り上がり。

実はこの時点で自分は用事があったのでスタジアムを後にしたのですが、試合は
このまま終了。鳥栖はクラブ史上初のベスト4です。
少しずつ鳥栖に新たな歴史を刻んでいく選手達。本当に頼もしい選手達です。
来年のチーム編成がどうなるか分かりませんが、少しでも長く今のチームを
見れればいいですね。


Monday 9 December 2013

2013 J league はたしてシャーレはどのチームに?

J1 第34節 鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島

今年も大混戦となったJリーグ。優勝争いは最終節までもつれました。
優勝の可能性があったのは3チーム。

横浜Fマリノス (川崎フロンターレと対戦) 勝点62

勝利:無条件で優勝決定
引き分け:広島が負けor引き分け
負け:〃

サンフレッチェ広島(鹿島アントラーズと対戦) 勝点60

勝利:絶対条件。さらに横浜が負ければ優勝
引き分け:横浜の優勝
負け:〃

鹿島アントラーズ 勝点59

勝利が絶対条件。さらに横浜が負けた上、最低9点差で勝たないといけない。

現実的に優勝を狙えるのは横浜と広島。状況としては横浜がかなり有利な状況です。
本来、前節でも横浜の優勝が決まってもおかしくなかったのですが、
優勝の行方は最終節までもつれてしまいました。大方の見方としては
横浜がいつ決めるのかという感じだったと思います。
それでも広島も優勝をあきらめてはいないわけで、かなり強い気持ちでこの日の試合
に臨んでいたようです。

この日、広島と対戦する鹿島は数字上では優勝の可能性があったとはいえ、
あまり現実的ではなく、ACLの出場権をかけて試合に臨む形となりました。

私はこの広島と鹿島の試合をTV観戦
※なんと横浜と川崎の試合が民法で放送されているのを知らなかった。

試合は広島がボールを保持して攻め込み、鹿島が守ってカウンターという
展開となりました。鹿島は粘り強い守備で自陣にブロックを敷いてスペースを
与えません。
広島はDFラインでボールを回しますが、真ん中を固めて守る鹿島相手に
なかなかくさびのパスを入れることができず、攻撃の糸口をつかめない。
鹿島はうかつにボールを獲りに行って陣形を崩すと広島
にタテパスを入れられて、そこから崩されるため、かなり慎重になっていました。
中央からなかなか攻めきれない広島は右サイドからMFミキッチがスピードを
生かした突破からチャンスを見出だします。
何とか耐える鹿島。鹿島は広島が攻撃にでて前がかりになった
時にチャンスになりました。鹿島はFW大迫が起点となって組み立てていきます。
サイドからのミキッチの突破以外でなかなか鹿島の守備を崩せない広島。
前半35分でした。広島は一瞬の隙をつきます。
MF高萩が鹿島守備陣の裏をとって鹿島PA付近でボールを受けると、
その瞬間、広島のFW佐藤が鹿島DFラインの裏をとる動き。
鹿島DFはその動きにつられてスペースを空けてしまいました。
するとそのスペースへ広島MF石原がフリーで走りこんできました。
高萩からのスルーパスを受けるとGKと1対1に。
石原は落ち着いて、飛び込んできたGKの頭上をかわすループシュート。

広島が守りを固めた鹿島相手にあっさりと先制しました。
鹿島はこれでかなり苦しくなりました。広島はこれまで失点数が非常に少ない
チーム。その上ポゼッションサッカーができて、相手が前がかりにでると
簡単に相手の裏をつくことができるチームです。

鹿島も反撃に出ようとしていましたが、試合の流れが決定的になったのは
前半ロスタイムに2枚目のイエローで鹿島FW大迫が退場になった場面でした。
リードされた上に広島相手に数的不利となると非常に厳しくなります。
確かに大迫のファールはイエローでも妥当なのかもしれませんが、
主審は広島がリードしている状況で出さなくてもよかったかなと思いました。


その後、試合は後半に広島がFW石原がこの日2点目のゴールでダメ押し。
鹿島も一人少ないながらも攻撃にでますが及ばず。そのまま試合終了と
なりました。

そこで気になるのは他会場の結果。
試合会場は一旦しーんと静まり返りました。
すると間もなく横浜‐川崎の結果が表示されました。
0-1。横浜が川崎に敗れ、この瞬間
広島は大逆転での優勝を決めました。
喜びを爆発させる広島の選手達。広島ベンチの監督はじめスタッフ選手らが
ピッチへ駆け出します。

横浜にとっては残酷な結果となりました。
優勝をほぼ手中にしながらも目の前ですり抜けてしまいました。
かなり有利の状況ではありましたが、アドバンテージを生かせませんでしたね。
おそらくかなりプレッシャーがあったに違いありません。

広島は昨年に続き、2連覇達成。広島のような地方のクラブが優勝するのは
非常に素晴らしいことです。育成組織も優れていて次々と才能ある選手達が
でてきています。
広島は来季もACLを戦うことになります。ACLとリーグ戦、この2つを戦うとかなり
過密日程になるため今季はターンオーバー制で戦っていた広島。
日本勢で一番勝ち進んだのはベスト4の柏レイソルですが、リーグ戦は10位でした。
一方広島はグループリーグで敗退しています。
ただ広島のサッカーは人とボールがよく動き、見ていて面白いサッカーです。
所属選手にユース出身の選手が多いのもいいですね。
広島のスタイルは本当に魅力的なので1サッカーファンとして
ぜひ世界に知らしめてほしいというのはあります。

ACLについては日程面でJリーグ側の協力が薄いというのもあり、
課題があるのも事実ですが、アジアにJリーグありというのを見せ付ける
というのと中国や中東など巨大なマネーで動くサッカー界に一石をとうじるた
めにも 来季のACLはいい結果をだしてほしいと思います。







Tuesday 3 December 2013

vs 浦和レッズ ホーム最終節

11/30(土) J1 第33節 サガン鳥栖のホーム最終戦が行われました。
浦和は逆転優勝の為には絶対に落とせない試合。かたや鳥栖はホーム最終節
ということでサポーターの前で下手な試合はできないという状況。
スタジアムには2万を超える観客が駆けつけ、異様な雰囲気に包まれていました。
アウェーながら浦和はホームの鳥栖サポーターを圧倒する応援で選手を後押ししていきます。

試合の序盤、大方の予想に反して鳥栖が押し気味に進めていきました。
鳥栖は豊富な運動量で浦和を圧倒。浦和にスペースを与えず、タテパス
も入れさせません。浦和はならばサイドから仕掛けようとするも、サイドの攻防でも鳥栖はしっかりと対応。特にDF15丹羽、DF3磯崎の両サイドバックは1対1でも負けてませんでしたね。
浦和は攻撃で手詰まりになり、後ろに戻すプレーが多くなりました。
ボールを奪うとショートカウンターで一気に攻め込む鳥栖。
左サイドのMF10金民友、右のMF25早坂が果敢に仕掛けていきます。
一度、早坂がサイドライン際で浦和選手を2人いっぺんに抜き去った時はスタジアムが沸きましたね。金民友も豊富な運動量で何度もサイドを駆け上がり、チャンスを演出していました。小さい体ながらフィジカルが強く、重戦車のような突破力です。

先制は鳥栖でした。右CKからニアに飛び込んだFW22池田のシュートがポストに当り、跳ね返ったところを早坂が押し込みました。鳥栖がハードワークで押し込んでいる間に点がとれたのはとても大きかったと思います。
さらに前半、鳥栖はFW11豊田が追加点を挙げます。浦和PA前でインターセプトしたボールを金民友が相手DFライン裏にだして、フリーで走りこんでいた豊田へ。
GKが飛び出してきてましたが、豊田は寸前のところでボールにさわり、GKとぶつかりながらゴール左に流し込みました。
浦和はなかなか攻撃の糸口が見つからないながらも一瞬の隙をついて
柏木らがフリーでボールを受け、チャンスを作り出していきます。特に
柏木がゴール前でフリーでボールを持つと鳥栖はたびたび危険な場面に陥りました。
柏木にはポスト直撃のシュートを撃たれた他、ドリブルでPAに切り込まれ、
ゴール右隅いっぱいに際どいシュートを撃たれましたが、
この時はGK33林が横っ飛びで何とか左手にあててセーブしました。
林は以前の試合で完封したとき、DFがシュートコースをきってくれたので
ピンチというピンチはほとんどなかったというようなことを言っていました。
今回もDF36菊地が寄せてはいましたが、そうそうセーブできるGKが国内
にどれだけいるのかなとも思います。

後半も鳥栖の運動量は衰えず、鳥栖優勢で試合が進みます。浦和は
梅崎を関口に変えてサイドで状況を打開しようとするも、状況は変わらず。
試合の流れが動いたのは鳥栖の選手交代でした。鳥栖は前線からのプレスと
ポストプレーで起点になっていた池田を変えてMF16ニルソンを投入。
この交代はいつもの流れですが、まだ後半24分、池田は動けていましたし、
攻撃でもよくボールを収めて起点になっていたので早いのではとも思いました。
そして後半36分には早坂に代えてDF4小林を投入して5バックにします。
この2つの交代で鳥栖は浦和の猛攻にさらされることになります。
5バックだとどうしても前の選手が少なくなるのでプレスをかけることができず、揺さぶられてしまいます。またDFラインも下がり気味なので攻撃の選手はカウンターを仕掛けようにもかなりの距離を走らなければいけません。
浦和は原口が切り返しからクロスを入れ、それに合わせた興梠がポスト直撃のヘディングシュート。さらに槙野が鳥栖PA内でドリブルで仕掛け、
逆をつかれた鳥栖DF丹羽が引っ掛けてしまい、あわやPKという場面も。
ひやひやする場面が続きますが、何とかしのぎました。

後半42分には鳥栖はMF14藤田に代えてMF8水沼を投入。守備・守備ときて
今度は攻撃の選手を投入しました。再びスイッチ入れろということなのでしょう。
鳥栖は攻め込まれながらも虎視眈々とカウンターを狙っていきます。
後半45分。ボールを奪った鳥栖は左サイドに走りこんでいた金民友
へ。浦和はかなり前がかりになっていたので人数が手薄でした。
フリーで受けた金民友はドリブルで持ち込み、ゴール前に長い距離を
走りこんできた豊田へグラウンダーのクロス。浦和の選手は対応できず、
GKと1対1の場面に。そこでたまらず、後から追いかけてきた浦和MF鈴木
が後ろから豊田を突き飛ばしてしまい、主審はPKを宣告しました。

キッカーは豊田。このPKを落ち着いて沈め、3-0。勝利を確信した豊田はサポーター前まで走っていき、喜びを爆発させます。
その直後、浦和は柏木のクロスから浦和DF那須がヘディングでようやく1点返すも、鳥栖はカウンターでトドメとなる4点目を叩きこみ、勝負アリ。
4点目は右サイドから抜け出した水沼がクロスを入れて金民友が合わせるも、
GKに止められ、こぼれたボールを豊田が蹴りこみました。
豊田はこの試合、ハットトリックの活躍。チーム全員がハードワークして作ったチャンスをしっかりモノにした結果だと思います。

今回、浦和の守備があまり組織的ではなかったのもあるかもですが、本当に昔と大違いですね。J2時代の鳥栖はリードしている時、終了10分前からコーナーで時間稼ぎをしていた記憶がありますから(笑)

浦和はどの選手も能力は非常に高い選手ばかりでしたが、個人の能力に頼っている部分が大きいのかもしれません。浦和はJリーグのビッグクラブ。
今回の敗戦は彼らにとっても悔しかったと思いますが、一部の選手の悔しがり方がどこか作ったような感じで違和感を覚えました。敗戦に本当にショックを受けていれば、どこか悲壮感が見てる方にも伝わるものですが、その選手らは演じているような
感じでした。こういう時はこうした態度をとるというのが決まっているような感じです。
彼らにしてみたら、というかJの選手全員からすれば、負けたときの態度にまでとやかく言われる筋合いはないと思うでしょうが、プロの選手はどんなに嫌な場面でもしっかりと受け止め、次に向かっていかないといけない。そんな厳しさを実感させられました。


Monday 25 November 2013

マンチェスター・ユナイテッド vs カーディフシティFC

プレミアリーグ第12節。ユナイテッド対カーディフの試合がたまたまテレビで放送
されていたので観戦。
昇格組のカーディフが昨年チャンピオンのユナイテッドをホームに迎えての試合。
ユナイテッドはエースFWファンペルシと日本代表の香川が怪我で欠場。
試合はユナイテッドが一方的に押し気味に進めるかと思いきや一進一退の
攻防の好ゲームとなりました。
ユナイテッドは中盤で試合を作れず、攻撃はルーニー頼み。トップ下だったにも
関わらず、ルーニーが中盤の底まで受けに行って組み立てるシーンが目に付きました。
カーディフは細かく徹底してボールを繋いできます。ユナイテッドの中盤の守備が
曖昧だったのもあったかもしれませんが、技術の高い選手が多い印象を受けました。

先制点はユナイテッド。カーディフ最終ラインのパス回しをカットするとFWエルナンデスが
ルーニーへと繋いでシュート。シュートはカーディフDFに当たってコースが変わるも
ゴールへ吸い込まれていきました。
それでもカーディフは慌てず、試合を組み立てていきます。人とボールがよく動き、
じょじょにシュートチャンスも増えてきました。前半33分。ついにカーディフは同点
に追いつきます。中盤でボールを受けたマッチは相手2,3人に囲まれそうに
なるも、横にドリブルしながらタイミングを計り、裏に抜けたキャンベルにスルーパス。
GKと1対1になったキャンベルは冷静にゴール左に流し込みました。
ユナイテッドは人数は揃っていましたが、カーディフの2人を止めれませんでした。

前半終了間際、ユナイテッドはCKを得て、ルーニーが蹴ると、ニアに飛び込んだ
エブラがヘディングシュート。このシュートが決まり、ユナイテッドは勝ち越しに成功。
いい時間帯にゴールを奪い、チャンピオンの試合巧者ぶりを見せ付けます。

後半に入ってからもユナイテッドはセットプレーでチャンスを作るも、
GKのセーブにあい、ゴールならず。カーディフは前半からスタイルを変えず、
しっかりとボールを繋いで攻撃を組み立てていきます。カーディフはよく走ってましたし、
こうした繋ぐスタイルがチーム全体で意識が統一されてまとまっていましたね。
そしてチームを後押しするカーディフホームのサポーター。
サポーターに背中を押され勢いを増すカーディフ。一度キャンベルがバーに当てる
ループシュートを放つ場面があるも、そのままユナイテッドリードで終盤へ。
試合のスコアが再び動いたのはアディショナルタイムでした。ゴール前でFKを得た
カーディフ。ウィッティンガムがクロスを上げると交代で出場していたキムボギョンが
ヘディングで合わせ、値千金の同点ゴール。その瞬間スタジアムのサポーターが
一斉に立ち上がってガッツポーズ。ボルテージは最高潮に達しました。
同点に追いつかれたユナイテッドはカウンターで決定的なチャンスを作るも、決めきれず。
そのまま試合終了。昇格組のカーディフが昨年のチャンピオン相手に堂々勝ち点を
分け合う結果となりました。カーディフはスタイルが一貫しており、しかも攻撃的なので
見てて楽しいチームでした。
ユナイテッドはどうしてもチグハグしている感が否めず。
まだまだチームが出来るのには時間はかかるでしょう。








Sunday 24 November 2013

今J2が熱い!大混戦のプレーオフ争い。

今日はJ2の最終節が行われました。J1へはすでにガンバ大阪、ヴィッセル神戸
が昇格を決めています。残り1枠はプレーオフで決まるわけですが、そのプレーオフ
進出は8位のチームまで可能性があるという大混戦で最終節を迎えました。

自分が観戦したのはVファーレン長崎と徳島ヴォルティスの試合(TVでしたが)
長崎は引き分けでもプレーオフへの進出が決まります。徳島は勝利が絶対条件です。
試合は長崎ペースで続きました。長崎は前線からプレスをかけてショートカウンター。
徳島はなかなか前にボールを運べず、押し込まれる状態が続きました。
普段はつなぐサッカーをしているという徳島。長崎のプレスを掻い潜るために
中盤を省略してタテに蹴りますが、なかなか前線でボールを収められません。
長崎は3バックでしたが、守備の局面ではボランチが下がって4バックへ。
相手への寄せも非常に早く、徳島にチャンスを作らせません。
徳島は結局ボールをつないで攻撃を仕掛けるようにしましたが、ほとんど
シュートを撃てずに前半を終えました。
それに対し長崎は前めでボールを奪うと果敢に攻め込み、惜しい場面もいくつか
つくりますが、決定的なチャンスとまではいきませんでした。

後半になっても長崎優位は変わらず。そこで徳島はFWを下げてMFを増やす選手交代
を行います。おそらく中盤を増やしてセカンドボールを拾おうという意図だったと思います。
この選手交代で試合の流れが徳島に傾きました。
長崎は前半のプレスがたたり、それまでの勢いも次第になくなってきました。
そして後半22分。ついに徳島は待望の先制点をあげます。
耐えに耐えて奪った先制点でした。
その後長崎も反撃を試みますが、退場者をだしてしまい、その時点でとうとう力尽きました。
ほとんど前にボールを進めず、そのまま試合終了。
徳島は自力でプレーオフ進出を決め、長崎はどうなったのか?というと
他会場の結果、6位でのプレーオフ進出が決まりました。

長崎は前半の押し込んでいた時間帯にゴールが奪えていれば。。
かなり勿体ない試合をしたと思います。
長崎は徳島と比べ経験値で劣っていたのかもしれません。
長崎のサッカーは皆がよく走るダイナミックなサッカーですが、勢いにまかせてという
感じにも見えました。ですので自分達のペースの時に点を獲れないと苦しくなります。

それでもJ2初年度でこの成績はお見事。
長崎の高木監督は守備的なチームをつくるイメージがありましたが、長崎はかなり
アグレッシブなチームですね。
限られた予算でどう上位のチームと立ち向かっていくか。
一つの答えを見せてくれました。

Jリーグは地域の特性がでたチームが多くなっているように感じています。
こうして地域にサッカーが文化として少しづつ根付いていけば、
日本も強豪国と呼ばれる日も近いかもしれません。

Friday 22 November 2013

日本 vs ベルギー ~好調ニッポンにある光と影

日本の欧州遠征 国際親善試合 対ベルギー戦を勝手に振り返る。
前のオランダ戦でまずまずの結果を残した日本。中2日というタイトな
スケジュールの中、今度はFIFAランク5位というベルギーとの対戦。
日本はメンバーの入れ替えも示唆しており、チームの総合力を求められました。

日本は序盤から攻め込まれます。ベルギーFW11ミララスの対応に苦慮しました。
しばらくして日本も落ち着きましたが、オランダ戦に引き続き、守備陣のミスから
失点を喫してしまいます。ベルギーは左サイドからFW17ルカクがスルーパスで抜け出すと、
日本は吉田が対応していましたが、GK川島まで飛び出し、ゴールはがら空きに。
ルカクはそれをみて中央へグラウンダーのクロス。日本は酒井高がカバーに入って
ましたが、ミララスに前に入られてしまい、難なくゴールに押し込まれてしまいました。
ウルグアイ戦でも同じようなことがありましたね。。

それでも日本は落ち込むことなく、反撃に転じます。動きが悪いながらも香川が左
サイドから突破してポストを叩くシュート。その後も攻め続け、
同点に追いついたのは37分。右サイドの酒井宏からのクロスを柿谷がヘディングで
合わせてゴール。その後も前半、長谷部が惜しいシュートを放つなどいい流れで
後半へ入ります。

後半からはオランダ戦と同じく遠藤が登場。同時に岡崎もピッチへ。
日本は前半のいい流れそのままに攻め続け、とくに遠藤が攻撃を活性化
させていきます。そして53分その遠藤が早速仕事をしました。左サイドでボールを
受け、少しためてベルギー選手を食いつかせてから右足アウトで強めのパス。
そばには香川もいましたが、香川はスルーして本田へ。本田はボールを
持ち替えて得意ではない右足でシュート。とうとう日本は逆転に成功。
日本はなおも小気味いいテンポでボールをまわし続け、 63分に追加点。
柿谷がポストプレーでグラウンダーのパスを受けると相手DF裏に抜けた
岡崎へ浮かしてパス。岡崎はダイレクトボレーで合わせて日本は3点目。

その後、日本は柿谷に代えて大迫を投入しますが、2点リードで余裕がでた
のか曖昧なプレーが多くなりました。それまでの攻撃も影を潜め、大迫の
ところまでボールが回らず、逆に攻め込まれる時間帯が多くなります。
日本は何度かピンチを迎えつつも防いでいましたが、ついに79分にCK
から失点。1点差に詰め寄られました。
試合終盤はさらに攻め込まれましたが、何とかしのいでタイムアップ。

日本は久々の勝利という形で欧州遠征を締めくくることになりました。

今回の遠征でこれまでの日本と違っていたのは守備意識の高さ。
ボールを奪われたら、即奪い返すような切り替えの早さが目に付きました。
以前は『個の力を磨かないと』といったことも言う選手もいましたが、
やはりコレクティブに戦うというベースの上で個の力を生かしてほしいですね。
新戦力の台頭も大きかったと思います。大迫、柿谷、山口。彼ら3人は
持ち味を存分に発揮してアピールしました。
まだJリーグにも面白い選手はいますし、今後ポジション争いはより一層激しく
なるでしょう。
今の代表は、本田・香川がいなくなると、特に攻撃面で深刻な事態に
陥ることが予想されます。日本の攻撃は彼ら2人に依存してしまっているからです。
彼ら2人が調子が悪くなったらどうするのか?
前回のW杯ではそれまで絶対的なエースだった中村が先発を外れました。
彼ら2人に万が一のことがあった場合、ザッケローニ監督は厳しい選択
を強いられます。彼ら2人と心中するか別の道を探るのか。
このことを防ぐ方法は今のうちに新戦力を発掘するなりか別の攻撃オプション
を用意しておくこと。筆者はチームにいないので想像の範囲で書いてますが、
チームのメンバー間で序列ができるのは好ましいとは言えません。
中心選手だからピッチ外で特例があったりというのも困りますし、プレーにおいても
チームメイトがチャンスなのに遠慮してボールを中心選手に預けたりといった
ことがあっても困るのです。
あと守備では森重が新しく先発に食い込んできましたが、
CBはまだ不安定ですし、セットプレーでの失点が続いていますね。

今回の遠征、日本は好結果をだすことができましたが、あくまでも
親善試合です。本番はもっと厳しい戦いになるはず。
今回の結果に満足することなくチーム作りを進めていってほしいと
思います。




Tuesday 19 November 2013

日本 vs オランダ 息を吹き返したサムライ

先日行われた国際親善試合 日本 vs オランダ 勝手に振り返ります。
これまで親善試合でなかなか結果を出せなかった日本。
今回、強豪国との連戦ということでW杯へ向け大きな試金石となる一戦となりました。
またこのオランダ戦は新ユニフォームのお披露目でもありました。史上最悪の
前モデルから解放された日本がどういった戦いをするのかにも注目が
集まります。


立ち上がりから日本は前線から積極的にプレッシングをかけていき、
主導権を握ろうとします。オランダは中盤真ん中のMFデヨングがボール
を散らそうとしますが、ボールを受ける位置が
プレッシングによってかなり低くなっていました。
それでも個人技で突破を試みるオランダ。対する日本はサイドの連携から攻撃を
仕掛けていきます。とくに左サイドがよくチャンスをつくっていました。

この試合、これまで固定されていた日本のボランチですが、遠藤に代わって山口が
先発。山口は中盤の底で鋭い出足から何度もパスカットをして相手の攻撃
をよく防いでいました。一方で長谷部は前目のポジションでゲームメイク。

そして1トップには大迫。初先発でしたが、堂々のプレーでした。ポストもこなし、
プレッシングでも相手を上手く追い詰めパスコースをきっていました。

日本はオランダが試合の3日前から先発を予告したのもあった
(余裕を見せつけられた)のか、プレスのかけ方も相手をよく研究していたの
が見て取れました。オランダはサイドの選手がかなりワイド
に張っていて、中盤の真ん中のデヨングがボールを散らしていましたが、プレスにより
ボールをもらう位置が低くなり、 選手間の距離がかなり開いてしまっていましたね。

ところがオランダは日本のミスとロッベンの個人技から2得点。能力の高さを見せ付ける。
ただ試合はそこからでした。前半終了間際に日本は中盤でボールを奪うと長谷部が反転して
オランダの選手2,3人を置き去りにすると斜めに走りながらマークをはずす大迫にスルーパス。
大迫はダイレクトでゴールに流し込み、1点を返します。
いい雰囲気で後半へ向かう日本。
後半は香川、遠藤がピッチへ。この2人が試合の流れを大きく日本に引き寄せます。
香川はキレのある動きで前線を縦横無尽に駆け巡り、攻撃のリズムをつくります。
遠藤は正確なサイドチェンジを何本も通しました。

後半の日本はオランダのプレッシャーがあまりないのと前半、本田を厳しくチェックし
ていたデヨングがベンチに退いたため、比較的自由にプレーができました。

守備でも日本はボールを奪われると全員で連動したプレスを仕掛け、すぐに奪い返しました。
こうしたことも最近の日本にはなかったことです。
前線と守備陣が一体になってプレーするようになった日本。
中でも後半、香川が得点こそなかったものの、その攻撃力で真価を発揮。ユナイテッド
の一員だということを改めて証明してみせました。

日本は後半途中に大迫に代えて柿谷を投入。彼は一度、決定機がありましたが、ゴール
ならず。柿谷については1トップではなく2列目の選手というイメージが強いのですが、
どうなんでしょう?
結局、日本は右サイドから内田がゴール前に切り込み、岡崎-内田-大迫-本田
と連携して同点ゴール。試合は引き分けに終わりました。

オランダは何人か主力を欠いていたのを差し引いても上々の出来といえるでしょう。
続いて今度はベルギー戦です。次回もどのような戦いを見せるか非常に注目です。

Tuesday 12 November 2013

vs ジュビロ磐田 鳥栖のこの先はいかに?

J1第31節 サガン鳥栖 vs ジュビロ磐田

鳥栖にとって勝てば、J1残留が決まり、磐田にとってはJ2降格が決まってしまう
試合。逆ならまだしもシーズン前にこんな状況でこの2チームが試合をすることに
なるとは誰が想像したでしょうか?

試合は前半、しばらくは一進一退の攻防が続きました。両チームとも同じフォーメーションで
臨み、 球際で勝る鳥栖が若干押しているかなという展開。磐田は攻撃のキーマンMF山田が
中央ボランチの位置に入ってましたが、なかなか高い位置でボール受けれません。
鳥栖も厳しくチェックにいっていたのであまり前を向いてプレーをさせませんでした。
鳥栖の攻撃はどうかというと、磐田のプレスはそこまで激しくないので落ち着いてボールを
回せて組み立てることができていました。それでも代表組を擁す磐田は鳥栖のちょっとした
ミスがあれば、すかさずチャンスにつなげ、シュートに持ち込みます。
サイドからチャンスをうかがう鳥栖。先制点は左サイドDF3磯崎のクロスからでした。
左サイドのPA手前から早めに入れたクロスがゴール前に入っていた2人の鳥栖の
選手の上を通り過ぎ、右サイドに流れたところ、右サイドバックDF15丹羽がヘディングで
押し込みました。貴重な先制点を挙げます。

前半はそのまま終了。残留にむけて2点が必要な磐田は後半、フォーメーションを
変えてきました。4-2-3-1としてキーマン山田をボランチから左の攻撃的なポジション
に変更。後半、鳥栖は守備的になったこともあり、かなり押し込まれました。
後半はじめに前半に磐田FW前田と衝突していたDF5坂井を下げて、DF4小林を
投入。さらに後半20分くらいにはFW22池田を下げてMF16ニルソンを投入しました。
後半は鳥栖エリアでのプレーがかなり続き、何度かあわやというシーンもつくられましたが、
DF陣の体を張った守備とGK33林の好セーブでなんとか失点は免れました。
後半、押し込まれ続ける鳥栖ですが、カウンターで何度かチャンスもつくりました。その
時、力を発揮していたのがニルソン。守備専のボランチながらやわらかいボールタッチで
相手を抜き去ったり、決定的なシュートも3本放ちました。
結局、ゴールはなりませんでしたが、スタジアムはおおいに沸きました。

試合はそのまま1-0でタイムアップ。名門ジュビロ磐田のJ2降格が決定してしまいました。
鳥栖は今回、幸いJ1残留を決めましたが、来年以降、何年かは厳しい残留争いをしていく
ことになるでしょう。しかも来年はガンバ大阪とヴィッセル神戸のJ1昇格が決まっています。
この2チームは選手の質、資金力ともに鳥栖より上のチーム。来年は今年以上に厳しい
戦いを強いられるに違いありません。ここ最近、ガンバ、ジュビロと名門チームの降格
が決まり、Jリーグの中でも勢力図が変わりつつあるのかなという気がしています。
鳥栖も相手がJ1常連だからと臆する必要はないにしても、常に昇格当初の気持ちを
忘れず、リーグを戦い抜いてほしいと思います。


Tuesday 5 November 2013

vs ロアッソ熊本 トレーニングマッチ

11/4(月)・祝 鳥栖の北部グラウンドでトレーニングマッチが行なわれました。
北部グラウンドは以前、練習試合の時は1面しか使ってなかったような気がしますが、
正式に鳥栖の練習グラウンドとなってから、2面使っているんですね。
昔と比べ観客もだいぶ多くなりました。贅沢を言えば3~4段の観客席を増設してほしい
ところですが、本当にチーム環境は変わりました。

練習試合は45分×2本
1本目は先日のセレッソ戦のメンバー主体。
2本目は控えだった選手主体。

1本目 鳥栖は試合通じてボールを繋げようとする意識が見てとれましたが、なかなか
タテにボールを入れることができません。結局、前線に蹴ってしまうケースも
たびたびありました。そんな中、MF10金民友、MF8 水沼宏太らがサイドから
何度かいい形で崩してチャンスを作っていました。
1トップにはFW11豊田が入ってましたが、なかなかいいクロスが入りません。
ただハイボールでの相手選手との競り合いでは存在感を発揮していました。
トップ下にはMF25早坂。サイドと連携してチャンスを作りました。
先制点は鳥栖。右サイドからのクロスを早坂が頭で折り返し、豊田が押し込みました。
この日の鳥栖はなかなかボールを回すことはできませんでしたが、サイド攻撃が
有効でしたね。

守備では中盤で何度かボールを失ってカウンターを喰らい、ピンチを招いていました。
ちょっと前がかりになっていたのが、気がかりですね。ボールのとられ方が良くない
という印象です。鳥栖は繋いでボールを動かすサッカーを目指していると思いますが、
まだこれからですね。

2本目 2本目でもあまりボールは繋げずじまい。ただ1本目と比べてあまりピンチは
招いていませんでした。ボランチのMF16ニルソン、MF6ジョナサンが効いてましたね。
とくにニルソンは守備をした後、前線にも走りこんで攻撃にも絡んでいました。
攻撃はサイド攻撃もあるものの、もっぱら1トップのFW19岡田が相手DF裏に抜け出して
という感じでした。鳥栖はタテに蹴ってしまうと上背で劣る岡田ではなかなかボール
を収めれないですね。ただこの日の岡田はキレのある動きでチャンスを演出。チーム2点目
のアシストも決めました。
 2本目についてはちょっと試合が荒れた部分がありましたが、鳥栖側に原因があった
ように思います。故意かどうかは別として不用意に荒いプレーをすると相手側も
自然と苛立ちますよね。本当に気をつけたいところです。

リーグ戦は残り4試合。チームのJ1残留も気になりますが、レンタル選手の去就も気に
なります。DF36菊地 GK33林は今季レンタル加入ながら、チームに大きな貢献を
果たしました。チームは残留してほしいということで調整をしてるのではないでしょうか?
昨季は広島からのレンタル加入でそれまでチームに
かなり貢献していたボランチの岡本の出番がリーグ終盤かなり減りました。加入2年目
だということはあったかもですが、実力的に十分先発に入れた選手です。
恐らく広島に戻るのがほぼ決まっていたのだと思います。
それもどうかと思いますが、チームとしては来季を見据えた戦いをしたのでしょう。
今季については菊地、林ともに先発でほぼ90分出場を続けています。
彼ら2人はサポーターとしても是が非でも残ってもらいたい選手です。
今回のトレーニングマッチでもチームの雰囲気はよかったですし、今のチーム
をベースに来季も戦うことができればと思います。





Friday 1 November 2013

対セレッソ大阪戦 堅守復活?

これまでどちらかというと堅守が売りだった鳥栖ですが、今季は5-4やら4-6やら大味な
試合が目立っていました。シーズン途中の補強で守備のテコ入れを行い、だいぶチーム
も安定してきましたが、今回の試合は残留圏内にとどまるために非常に重要な試合です。
そしてこの大一番に鳥栖はセレッソ大阪をホームに迎えての一戦です。

この試合ではつい最近日本代表に選出された柿谷や山口らが来るということもあり、
注目度も高く、たくさんの観客で席が埋まっていました。
リーグ屈指の攻撃陣を擁すセレッソ大阪。鳥栖はこの攻撃陣をどう抑えるかに焦点
が向けられました。

試合開始- 予想通り序盤からセレッソは攻め込んできました。個々の技術も高いですが、
少ないタッチでボールを回し、左右に展開するセレッソ。そこで横ズレができた際に
すかさずタテにくさびのボールを柿谷に入れてきました。ただ恐らくセレッソのエース柿谷
は主にDF36菊地が見ていたと思いますが、 あまり仕事はさせていなかったように思います。
鳥栖は豊田のヘディングシュートや高橋のミドルシュートがあったくらいでしたね。
鳥栖は前半は何度かピンチを迎えつつも身体を張った守備でなんとか0点におさえて
ハーフタイムに入りました。

後半、相変わらず攻め続けるセレッソですが、じょじょに疲れが出始め、選手間
が間延びしてきました。 どこのチームでもそうですが、後半の中盤に差し掛かると
スペースがでてきます。そこで鳥栖です。鳥栖は走力においてはリーグでも屈指の
チーム。相手が間延びするとチャンスがどんどん生まれることがあるんですね。
今回の試合もそうでした。

サイドハーフのMF10金民友やMF25早坂が果敢に攻め込み、ペースを握っていきます。
特に早坂は随所に高いテクニックやアイディアを見せて勝負を仕掛けていきました。
 チーム入団当時はテクニックで魅せるような選手ではなかった早坂。ただ非常にクレバー
な選手で常にチームのバランスを見ながらプレーできる選手です。昨季より怪我などで
ベンチも多かったですが、非常に勿体無いことです。

先制点はMF14藤田の技ありゴールでした。金民友が入れたクロスを相手GKが飛び出して
パンチングでクリア。そのクリアボールに反応したのが藤田でした。シュートを撃つときは
PA外で距離がありましたが、ダイレクトでクリアボールをゴールに蹴りこみました。
待ちに待った先制点に鳥栖ベンチは大歓喜。

その後、疲れの見えた早坂に代わり、DF24金井がピッチに入りました。本来サイド
バックの選手ですが、最近はMFでの出場が多くなっています。
その金井が出場してすぐに大きな仕事をしました。藤田の蹴ったFKにヘディングで合わせて
追加点。この日の鳥栖にはこの2点で十分でした。鳥栖はFW22池田に替えてMF16ニルソン
を投入。3ボランチで4-3-2-1にして守備固め。最後まで集中を切らさなかった鳥栖は
なんだかんだで完封勝利をおさめました。

今回の試合、鳥栖はDF5坂井、DF3磯崎などあまり出番が多くなかった選手達が
活躍したことで収穫のある試合となりました。
今季も残り少なくなってきましたが、これからどういったチームになっていくのか
非常に楽しみです。




Thursday 17 October 2013

セルビア-ベラルーシ感想

先日行なわれた日本代表の欧州遠征での親善試合。
日本代表は2連敗した上、1点も獲れぬまま帰国することになりました。
ここ数年、東アジア杯などを除いてザッケローニジャパンはほとんど固定したメンバー
で戦ってきました。当初はチームの成長も見られましたが、今では停滞しているように
思えます。メンバーの固定というのはそれだけザッケローニ監督の要求が高いという
ことかもしれませんが、それだけではない大人の事情もあるような気がしなくもありません。

それにしてもほんとにスポンサー枠とかあるのかなと疑いたくなりますよね~(笑)

今回、対戦したセルビアとベラルーシ。この2国はワールドカップ地区予選で敗退が決まっているそうですが、レベルの高いヨーロッパでしのぎを削っている
国です。敗戦したから、日本は弱いということにはならないでしょう。
むしろ日本はアジアだからワールドカップに出場できる、そういうレベルにあるということを認識しておかないといけません。

今回気になったのはやはりメンバー構成です。日本代表は11月にもオランダ、ベルギーと
強化試合を予定しているのに、もっと違ったメンバーでもよかったのではないかと
思っています。代表のメンバー、特に海外組はそれぞれのクラブであまり状況が良くありません。
 そうした選手はクラブに専念してもらった方がいいでしょう。わざわざ主力だからといって
毎回呼ばなくてもいい気がします。

せっかくの欧州遠征。アウェーの厳しい戦いが経験できるのかな?と思っていましたが、
思ったよりスタンドには空席が目立ちました。おそらく日本のテレビ視聴のためにキックオフ
時刻を早めてるのでしょう。これでは意味がないですね。

プレーでも課題がでました。特に攻撃面は重症です。日本の選手はあまり主張しない選手が多いので、その中に主張の強い選手がいたりすると、監督の戦術があっても、その選手ありきになるのかもしれないですね。
監督はどう指示してるのか分かりませんが、長身FWハーフナーを投入してもなお、足元に
細かいパスで繋ごうとするのを見ると首を傾げざるを得ません。別に繋いで崩すのが悪い
わけでなく、状況に応じたサッカーをしようということですよね。

ワールドカップまであと8ヶ月。サガン鳥栖から豊田が選ばれることを期待しつつ
見守りたいと思います。



Tuesday 8 October 2013

Jリーグ 2ステージ制に未来はあるのか?

9月17日のJリーグ理事会において、Jリーグの2ステージ制への移行が決まってしまった。
多くのサポーターの反対を押し切っての決定である。以前も2ステージ制への移行につい
て協議されたことがあったが、その時はサポーターの強い反対もあり、見送られた。
今回の決定は前回の反対から、そんなに時間はたっていない。つまり最初から
2ステージ制をやるつもりだったのだ。
2ステージ制にしてポストシーズンやチャンピオンシップを設ければ、多額の放映権料が
リーグに入るという。しかしそんなことで決めるのはどうだろう?

ところで多くのサポーターの例にもれず、僕は1ステージ制の支持者だ。
理由はそれが1番公平だからである。
 2ステージ制にすれば、確かに普段チャンスのないチームも優勝の可能性がでてくる。
前期か後期どちらか優勝しておけば、あとは最下位でもチャンピオンシップに出場できるから
である。でもリーグチャンピオンはそんなことでいいのだろうか?実力のあるチームからしたら
厄介なシステムになるだろう。おまけに2ステージ制だとH&Aで全チームと対戦はできない。
これも論理的におかしい。ホームで戦うのとアウェーで戦うのとでは大きな違いだ。
リーグチャンピオンになるにあたり、運が大きな要素を占めることになる。
このようなシステムだとどのチームも真面目にチーム強化に
取り組まなくなるのではないだろうか。

プロ野球でもリーグ戦にプレーオフなるものが導入されているが、一度リーグ3位の
チームが日本一になったときは、興ざめだった。こうしたシステムだとどんどん
競争力も低下してくると思う。本来、チャンピオンになって然るべきチームが優勝できない
可能性が大きくなってしまうのは問題だ。リーグのチャンピオンは長いシーズンを通じて実力を
発揮できたチームがなるべき。 そうでないとリーグはどんどんガラパゴス化して
しまうだろう。野球にしてももうWBCでは勝てなくなるだろうし、サッカーだってそう。
ワールドカップあるいは予選を勝ち上がるのも難しくなる。2ステージ制だと選手達はタフな
戦いを経験できなくなるからだ。

今回の決定はいかに理事会が普段何も考えてないかを表すいい例だと思う。
普段、ビジョンもなく何も考えてないから、こうして困った時に他から出された案に
飛びつくのだ。確かにJリーグはまだ観客がそんな多くないし、何か改革が必要なの
かもしれない。だが、その改革が他から提案された放映権料目当ての2ステージ制
というのは寂しい。

サッカーは今では大きなビジネスとなっているが、一応スポーツなので公共のものである。
中には投資対象として見る人もいるかもしれないが、それは間違っている。
それは巨大なマネーがひしめくヨーロッパサッカーでも同じ。
確かにヨーロッパでは中東やロシアの資産家がチームを買収して多額のお金をつぎ込んで
世界中から選手を集めている。ただ、買収されたチームのほとんどは歴史のあるチーム
であり、長年多くのサポーターに支えられてきたチームである。またイタリアではオーナーと
チームの間には強い結びつきがあり、芸術的な嗜好により、チームを運営されている。
そしてヨーロッパでは最近ファイナンシャルフェアプレーが提唱されてチームの収支以外
の予算で選手を補強することはできなくなってきている。つまり、オーナーが選手をチーム
の予算と別にポケットマネーで獲得することができない。やはりクラブを大きくするにはいいチームを時間かけて作り、ファンを地道に増やしていくしかないわけである。
2ステージ制でどれだけのお金がリーグに舞い込んでくるのか知らないが、地道な努力を
疎かにして楽な方に流されるとあとは転落の方向へ行くのは間違いない。
大変なのはこうした決定に振り回されるクラブだ。

ここでリーグの収入について考えてみたい。

リーグの収入は大きく3つに分けられる。

1. マッチデ―収入
2.ブロードキャスティング(放映権料)
3.コマーシャル収入(ブランドやライセンス収入、チーム関連グッズなど)

収入を増やすにはこの3つの柱をバランスよく強化することが大事だろう。
どれかが劣ってしまうと全部がダメになってしまう。

今回のテーマは2のブロードキャスティングが関わってくるが、リーグのブランド価値
が高ければ2ステージ制なんかにしなくても放映権料は入ってきたはずなのだ。
 現在、Jリーグはスカパーがメインで放映を行なっているが、どうなってるのだろう?
日本では国内スポーツは地上波で見るのが習慣となってしまっているのでお金払って
見ようという人は多くないかもしれない。
自分としては東南アジアなど海外に放映権の売り込みをやったらどうかと
考えているが・・・。

 Jリーグはそんな悪いリーグではない。質の高いサッカーが見れるリーグだと思う。

今回2ステージ制は決まったことなので覆らないだろう。ここまでの反対を押し切って
決めるというのは正直サポーターを馬鹿にしているとも思ったし、一時は
こんな理事会の決定なんか蹴ってクラブ間で協議して独立し、プレミアリーグを作ってしまえば
いいのになんてことも考えたが、クラブやサポーターは今できることを考えるしかない。
いかにシステムに不満があろうと選手は全力でプレーしないといけないし、
サポーターも応援していかないといけない。納得いかないからといって何もしないで
衰退させるわけにはいかないのだ。
サポーターもあれほど強く反対を主張したにも関わらず、2ステージ制が押し通された
ことについても、もっと何か必要だったのではと思っている。例えばJ全クラブのサポーター
を会員としたJリーグサポーター連盟をつくり、1つになってNOを
突きつけるなど。。

今、毎試合スタジアムに足を運んでいるサポーターは2ステージ制になっても不本意
ながらチケットを購入してスタジアムに足を運ぶだろう。彼らはサッカーなしの生活
は考えられないからだ。多分プレーオフが導入された時のプロ野球ファンも
似たような心境だったかもしれないが、どんな状況でもチームを支えないといけない。
そうして地道に努力を続けて観客が増えたり、活性化することができれば、
いずれ2ステージ制の矛盾についてどうにかしようという動きがでてくるはずである。
 

Jリーグを活性化させるためにどうしたらいいか?こんなことが2度と起きないためには
どうしたらいいか?僕達は考える必要があると思う。









Monday 9 September 2013

天皇杯 2回戦 サガン鳥栖 vs 佐賀大学

サガン鳥栖 10:0 佐賀大学

日本唯一のオープントーナメント天皇杯。歴史のある大会ですが、最近ではジャイアント
キリングがよく起こる大会として知られてるかもしれません。
本来特にJ1のチームは下のカテゴリーのチームには力の差を見せ付けて勝つべき
なのですが、どうしてもリーグ戦を重視してしまうため、足元をすくわれるケースが多い
大会なのです。また下のカテゴリーのチームとしては、J1、J2のチームと公式戦で
対戦できることはこの大会以外ないので、非常に高いモチベーションで向かってきます。

今回、佐賀大学もそ恐らく高いモチベーションで試合に臨んでいたと思いますが、
想像以上の点差がついてしまいました。この試合はTVで観戦してましたが、
開始早々に不用意なセットプレーから点を獲られたのが、よくなかったですね。
あの失点がなく、落ち着いて試合に入ることができればもうちょっと違った結果になった
はずです。
鳥栖は前半のうちに6点とったわけですが、4点目あたりから佐賀大学のDFもゴール
前の対応では半ばあきらめ気味になっていたように見えました。
それでも佐賀大学は何とか気持ちを切らさず、鳥栖ゴールに向かっていきました。
最後まで攻め続けた姿勢はあっぱれでしたね。

鳥栖は昨年の天皇杯は2回戦で敗退しています。相手はカマタマーレ讃岐。JFLの
チームでした。このようなことは2度と繰り返すまいという思いが鳥栖の中にも強く
あったに違いありません。鳥栖も最後の最後まで攻撃の手を緩めませんでした。
尹監督も細かいところまでかなり厳しく指示をだしていました。とにかくリーグ戦
の勢いを切らさない。

またこの試合では普段、出場機会のない選手が多かったので
そうした選手にとっては貴重なアピールの場でもありました。
今回、大量に得点したので攻撃陣は合格点を与えられるのかもですが、
レギュラーの選手と比べてまだ差があるように感じます。技術的には大きな差はあり
ませんが、チームプレーやプレーの判断ですね。少ないタッチで味方とどう連動して
崩すか。もっとコレクティブにプレーすることが大事だと思います。

Friday 6 September 2013

ゴールは偶然の産物ではない~メルカート悲喜交々~

ヨーロッパのサッカーリーグもとうとう開幕。それに合わせて夏の移籍市場では活発な
動きがありました。メスト・エジル(レアル・マドリー→アーセナル)、ガレス・ベイル
(トットナム→レアル・マドリー) ネイマール(サントス→バルセロナ)
こうした補強については各チームそれぞれのチーム作りの特徴がよく出てますね。
ビッグクラブは資金力にまかせて獲りたい選手を獲れるかもなのですが、なるべくなら
適正な値段で補強を進めたいですよね。

ちょっと話は変わって野球になりますが、映画にもなった『マネー・ボール』に登場する
ビリー・ビーンは「くたばれAトレード」なるものを行います。ビリーはアスレチックスの
ゼネラルマネージャー。ちなみに「くたばれAトレード」は他球団のマネージャーが思わず
「くたばれアスレチックスめ」とつぶやいてしまうことからきています。
シーズン後半に入る初夏。MLBはトレード期間に入りますが、この頃になると成績不振の
チームはなるべくコストを抑えるために選手を売りにだそうとします。そのため供給が
だぶつき、選手の値段も下がります。すると開幕前に手が出なかった選手もお手頃に!
そこにビリーは巧みな交渉術でいつもがらくた?選手をトレードで売りつけて、
いい選手を獲得しているのです。

選手の補強についてはチームの補強ポイントをしっかり見極めた上で、シーズン通して
他チームの選手の状況や情報をチェックしておかないといけません。
前もって情報集めることで早めに補強に動くことができます。移籍市場の動きが
活発化すると選手の価格がつり上がるので適正な金額で補強するのは難しくなりますね。

交渉は準備が8割、相手とのやり取りが2割と言われます。また交渉が一度でも始まると
準備をする暇がなくなり、相手から痛いところ突かれたら、対応できなくなります。

交渉前に準備するのは
1.上限をどのくらいにするか?
 自分が譲れない上限。交渉に見切りをつける一線を設定する。
2.何をどこまで譲歩するか?
 移籍金、給与以外のオプションについて、それぞれ詳細に分析して優先順位を
 つける。
3.交渉相手にとってどれくらいの価値があるのか?
 相手がどれだけ売りたがっているのか?あるいは買いたがっているのか?
 慎重に見極めること。

これに加えてアングロサクソン(イギリス・ドイツ系)はBATNA(Best Alternative to
 Negotiated Agreement)を準備しているケースが多いそうです。
交渉中にBATNAを念頭に置くことで交渉中に提示されている内容と比較できます。
大体こんな感じでしょうか?

クラブ側 :この選手が交渉で獲得できなければBチームの○○選手を獲得しよう。
選手側:このチームに入団できなければ、ほぼ合意しているCチームへ移籍しよう。

他にも交渉時は相手の国の文化や性格に対応する必要があるそうです。
アングロサクソン系は比較的冷静でスムーズに交渉が進むそうですが、
大変なのはイタリアなどのラテン系。彼らは電話での交渉ではなく直接、
会って交渉したがるそうです。 「電話なんて水くさいじゃないか!」

そして会ったら会ったで感情的に訴えてきます。
「でもこの選手はチャンピオンなんだよ!!」
これは前シーズン優勝チームに在籍していた選手についてのコメント。

さらにマスコミに交渉経過を一部リークしてプレッシャーをかけるそうで。。。

今夏、CSKAモスクワの本田の移籍が上手くいかなかったのもちょっと分かる気
がします。僕はニュースで報道された部分でしか分からないのですが、
代替策もないような感じでしたし、上限とか一度テーブルを立つというのも
必要だった思います。粘るというか、ずるずる引き延ばした印象でしたからね。

また今夏はヨーロッパだけでなく、Jリーグでも登録ウィンドウがあり、
移籍市場が活発に動きました。サガン鳥栖にも強力な選手達が入団しましたね。
おそらく、特定の選手にしぼるのではなく、例えば「攻撃の起点になれるCB」や
「中盤での潰し屋」などチームに足りないタイプで探しているはずです。
誰々が是が非でも欲しいとなると、相手に金額を吊り上げられたりすることも
あるでしょう。

夏とシーズン終了後の移籍期間。この間は愛着のある選手がチームを離れたり、
寂しい思いもすることもありますが、新しいチームに希望を膨らませる楽しい期間
でもあります。


※今回の文章、交渉のくだりは「ゴールは偶然の産物ではない/F.ソリアーノ著」
を参照しています。 文章で間違った部分があれば筆者の責任です。













Monday 26 August 2013

Shut out !! 初完封&初連勝!サガン追撃なるか?

 およそ3カ月ぶりのスタジアム観戦。この間、チームのメンバーも変わりました。
新加入の選手も今日初めて見ることができました。GK33林、DF36菊地、MF16ニルソン。
FW9播戸のプレーは見れませんでしたが、新加入の選手はチームに安定をもたらしていましたね。


今日の鳥栖は序盤から鋭い出足でボールを奪っていました。球際に強い鳥栖が戻りつつあります。先制点はMF8水沼のミドルシュートで左足で決めました。結局、鳥栖はこの1点を何とか守り切り、今季初の連勝&完封を成し遂げました。特に完封はとてもチームにとって大きかったと思います。前回見た時よりプレスや寄せが厳しくなっていましたね。サポーターとしてはひとまず一安心といったところでしょうか。やはり鳥栖は守りのチームで走ってなんぼだと思います。この試合特にMF14藤田はかなり走って守備に貢献していました。

ただ、今回鳥栖は何度もボールを奪う割になかなかいい形で攻撃に繋げられないのが気がかりです。この試合、左ハーフに早坂、右ハーフに水沼が入ってましたが、サイドをえぐってクロスを入れる場面はほとんどなかったように思えます。早坂は本来右サイドでプレーする選手というのもあり、クロスを入れれそうな場面でも右足のアウトサイドでクロスを入れようとしたりしていました。一方、水沼は中に切れ込むプレーが多かったですね。 鳥栖には競り合いに強いFW11豊田がいるわけですし、クロスを入れる場面をもっと増やしてほしいと思います。
また、ボランチから攻撃を組み立てるときですが、前線の選手4人が皆、ずっと相手DFライン裏を狙って張り付いてました。ですので誰か楔のボールを受けにくる選手がいてもいいのかなと思いました。それに裏を狙うとすれば味方がボールの出しどころを探っている状況では難しいでしょう。狙うとしたら、 味方DFラインからボランチにボールが入る瞬間、味方の選手がボールを受けて前を向いて、1タッチか2タッチでださないとなかなか相手DFを置き去りにはできないと思います。今回、DF菊地のプレーを初めて見ましたが、攻撃でもいいパスを前線に供給し、起点になっていました。守備では危機察知能力が高かったですね。

この試合かなりよかった守備ですが、何度か危ない場面もありました。自陣でドリブルをして相手を
かわそうとしたところを奪われてピンチになったのが2回ありましたし、何とか対応してましたが、仙台にDF10金民友のサイドを執拗に攻められて、危険な場面をつくられてました。彼は攻撃に積極的に参加するので仙台は裏をとろうとしたのでしょう。 できれば金民友は前でプレーできればと思うのですが、終盤に本来サイドバックのDF24金井が入ってもそのままサイドバックをしていましたので、なかなか難しそうですね。他には、一度DFラインをスルーパス通され、GKと1対1の状況をつくられかけました。その時はGK33林のビッグセーブで事無きを得ました。GK林はハイボールにも強くて安定してましたね。そして一番危なかったのは最後にDF16ニルソンを入れてトリボテ(3ボランチ)にした上、DF4小林も入れて5バックにした場面。鳥栖の名物的なこの5バック戦術ですが、今季この戦術はうまくいった試しがありませんでしたし(今回の仙台戦で初めてうまくいった)、やめてほしいというのがサポーターの心情でしょう。去年は結果的にうまくいってましたが、かなり危なっかしいんですよね。クロスをはじき返せていればいいですが、ゴール前にボールがこぼれて混戦になると逆に人数の多さが不利に働きます。今回の試合でも、かなりハラハラさせられました。またこの戦術を見ていて思うのですが、この戦術をとった時はボンボン相手からクロスを放り込まれます。その時は鳥栖も誰か一人、クロスを挙げる選手に対してチェックにいかないとフリーで正確なボールを放られたら、いくら人数多くしていてもやられてしまいます。終盤で体力的にきついのは分かりますが、誰かチェックにいってほしいですね。

この守備固めの時にDF16ニルソンのプレーを初めて見ましたが、ボールを持っている相手への寄せが上手い選手でしたね。かなりタイトにチェックができる選手のようです。

今季の鳥栖は相手にも研究されて厳しいシーズンを送ってますが、今回のような試合をしていけばアウェーや上位相手でも勝ち点を拾えると思います。 また新加入の選手も皆いい選手ばかりのようなのでこれでチームの雰囲気がよくなればいいですね。今季、鳥栖がこれだけ失点が多いのはところどころ攻撃の選手で守備に戻ってなかったりしたのもあったようです(※毎回試合見ている友人談)この試合、MF25早坂が先発。彼は今季あまり出場できてませんでしたが、守備にきちんと戻るのはもちろん、チームのバランス考えてプレーできるので期待大です。彼は2011年にJ2で10点獲ってますが、その時のキレが戻ればJ1でもたくさんゴール奪えると思います。
今後のポジション争いも要チェックですね。


Thursday 15 August 2013

ウルグアイ戦 レビューみたいなもの

日本は2-4で敗戦。コンフェデ杯に続き、厳しい結果になりました。
ケアレスミスから失点というパターンも治りませんし、どうしたものでしょうか?

1失点目はスアレスにタテパス1本でDFラインの裏に抜けだされ、中央に
走り込んだフォルランにパス。GK川島はスアレスへの対応で飛び出していた
ため、無人のゴールに難なく流し込まれました。

2失点目はフォルランがGKの逆をついて直接FKを蹴り込みました。

3失点目はスアレス。相手のクロスに対応したDF吉田のクリアがPA内でフリーの
スアレスに渡り、シュートを決められました。

4失点目はウルグアイから左サイドにボールがでて、PA内にボールが流れる。
GK川島がボールをキャッチしようと飛び出るも、相手選手が一瞬早く触り、
中に折り返す。そして、からっぽのゴールにゴンザレスがヘディング
シュート。各守備陣の対応の不味さがでましたね。。

ウルグアイは攻撃をことごとく、得点に結びつける決定力の高さが
際立っていました。ボールを回しつつも、なかなかシュートに結び付けられない
日本と対照的です。

ウルグアイは堅守が特徴的なチームであまり大量に点を獲るケースは
多くはないのではないでしょうか。日本がここまで失点したのはDF陣のミス
もありますが、中盤をはじめ、前線の守備が軽いのも原因だと思います。

日本が攻撃で得点できないのは、連動性が少なかったり、ゴールに
向かうプレー、仕掛けるプレ―が少ないのだと思います。
日本の攻撃のキーマンは本田と香川ですが、大抵彼ら2人は2人だけで
局面を打開しようとします。またクロスを入れていい場面でもクロスを
入れなかったり、ミドルシュートもあまり打ちませんよね。

今回、柿谷が1トップで先発。柔らかいボールタッチと高いテクニックで
何度かチャンスに絡んでました。今後も期待できそうです。

その柿谷と交代で出場した豊田。懸命に動き回って、クロスを呼び込もう
としますが、ボールは豊田の上を通り過ぎるばかり。
これも日本代表のセンターフォワードの宿命でしょうか。
これまで前田、ハーフナーと同じような場面を何度も見てきました。
センターフォワードはあまりボールをもらいに下がったり、
サイドに開いたりすると他の選手のスペースを潰してしまうので
難しいところです。
豊田は相手DFを引きつけるという意味で役割を果たしていたと思うのですが
あまりインパクト残せませんでした。
ただ今後もチャンスはあると思うので、そこで結果を残してほしいですね。

 個人的には東アジア杯のメンバーの方が面白いプレーをしていたような
気もします。今回、引き続き突き付けられた課題に対して選手選考から
考えなおして次の試合に臨んでほしいですね。


Monday 12 August 2013

ウルグアイ戦 勝手にプレビュー

我らが豊田が東アジア杯に続いて代表選出!鳥栖サポ唯一の光です。
国際Aマッチデーのため今回は海外組も召集されている中での選出となります。
いよいよワールドカップに向けて椅子とり合戦が始まったなという感じです。

今回のメンバーは以下の通り

【GK】
西川周作(広島)
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
権田修一(FC東京)

【DF】
今野泰幸(G大阪)
伊野波雅彦(磐田)
森重真人(FC東京)
駒野友一(磐田)
長友佑都(インテル)
内田篤人(シャルケ)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井高徳(シュトゥットガルト)

【MF】
遠藤保仁(G大阪)
長谷部誠(ヴォルフスブルク)
高橋秀人(FC東京)
山口螢(C大阪)
青山敏弘(広島)

【FW】
本田圭佑(CSKAモスクワ)
岡崎慎司(マインツ)
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
豊田陽平(鳥栖)
柿谷曜一朗(C大阪)
工藤壮人(柏)
清武弘嗣(ニュルンベルク)

えーっと。。ざっとコピペしました。
国内組で個人的に気になる選手はDF森重、MF山口、FW柿谷
です。森重は前回の東アジア杯で安定した守備を見せていました。
山口は豊富な運動量で守備をこなし、攻撃にも参加できる選手。
これまでレギュラーとしてでている遠藤や長谷部と違ったタイプなので
見てみたいです。柿谷はスター性のある選手なので見てみたいですが、
前線に本田、香川、柿谷と並ぶと守備が疎かになりそう。

もちろん1トップは豊田ですね!

一方のウルグアイはこの前のコンフェデ杯でブラジルにも一歩も引かない
試合をしているチーム。伝統的に守備が堅く、カウンターが得意なイメージ
があります。今回、カバーニが離脱しましたが、L.スアレスやフォルランなど
強烈なアタッカーを擁しています。 恐らく日本は押し込まれる展開になる
でしょう。日本は耐えてながら、ボールを奪ったときは、連動性や
ワンタッチのプレーで攻撃を展開できればと思います。
味方のフォローもなく1人でどうにかしようとするとあっという間に潰される
でしょう。こういうときこそ日本の持ち味を発揮してほしいものです。

Friday 2 August 2013

チームの若手育成を考えよう。

サガン鳥栖は先日、21歳のブラジル人ストライカー、ロニの契約解除を
発表しました。実は今シーズンに入って若手外国人選手の契約解除はこれで2人目。
昨年も若手についてはユース出身の守田が在籍していましたが、
ほとんど出場機会を得ることができず、結局2年で退団してしまいました。

サッカーは野球と比べて試合数も少ないですし、若手選手が出場機会を得るの
はかなり厳しいでしょう。 高卒でレギュラーに食い込める選手はそうはいません。
もしチームが若手選手を獲得する場合、ある程度長期的な展望を持って獲得
する必要があります。鳥栖にはそのノウハウがまだあまりないのかもしれませんね。

鳥栖において高卒で活躍した選手は高橋義希が挙げられます。
高橋は2004年に鳥栖に入団。
当時の鳥栖はJ2で戦力的に厳しい状況で戦っていたので若手選手にも
チャンスがたくさんありました。もちろん当時の監督、松本育夫さんの育成手腕も
あったと思います。彼は後にミスターサガンと呼ばれるまでに成長しました。

現在の鳥栖はJ1にいる上、降格しないためにギリギリの戦いを強いられている為、
なかなか若手選手にチャンスを与えることができません。
若手にチャンスを与える場としてナビスコカップもありますが、ベストメンバー規定
もあり、限界があります。

それではどうするか?
これはどのチームでもやっていることではありますが、
1年か2年、チーム内で体力や技術をみっちり鍛えさせて下のカテゴリーのチーム
にレンタル移籍させる。現在のJリーグでリザーブリーグがあれば話は別ですが、
若手選手が出場機会を得ることができるとしたら、それぐらいしかありません。
リザーブリーグはJリーグでも検討されてるのでしょうが、
遠征費用等が馬鹿にならないといった問題があるんですよね。
レギュラー選手の移動でも大変なのにリザーブの選手もとなると費用がおよそ
倍になってしまうでしょう。この件に関しては各チームから若手選手を集めて
チームをつくり、J3に参戦させるという話もあがっているようです。

若手選手の育成についてはこれまで述べた方法しか思いつかず、画期的な方法は
ちょっと思いつかないのですが、一番大事なのはチームの中でどう教育したり、接するか
ですね。チームは体力面や技術面で育成するのはもちろん、先輩の選手達が
プロの心構えを説くことも必要です。

そこで何かのインタビューで鳥栖のストライカー豊田が言っていた言葉です。
『プロでやっていくには武器がないといけない。自分は何が長所なのかを
認識することが必要で、そうしたことに後輩が気付くような環境をつくるよう
にしないといけない』

最近の鳥栖は若手選手の育成が上手くいってないのかもですが、以前の鳥栖は
大卒の選手を獲得しては猛練習で鍛えて主力の選手によく育て上げていました。
そうした選手の代表としては池田圭が挙げられます。
池田は2009年に入団。バンバン点を獲る選手ではありませんでしたが、前線からの
フォアチェックなど献身的な動きやスピードが特徴の選手でした。
入団当初はよく頑張るけれど点が取れないFWのイメージが強かった池田ですが、
彼の献身的なプレーは鳥栖のサッカーに欠かせないようになり、尹監督にも
レギュラーとして起用されるようになります。
私が見てきた感じでは彼にとってエポックメイキングのシーズンは2011年です。
彼自身日々かなりの努力をしてるのでしょう。相手DFを1人や2人背負っても
ボールを失わずにポストプレーをしてみせ、なおかつ点も獲るようになりました。
(何だか失礼ですかね~、この言い方。。)
トラップなどの基本技術が入団時と比べて格段に上手くなったなぁと思ったのを
覚えています。 そして持ち味のスピードを生かした突破やスペースをつくる動き。
この2011年シーズン、相方の豊田がJ2得点王になりましたが、これは池田の
おかげでもあると思います。 
彼もきっと自分の持ち味をしっかりと認識して毎日必死に努力していたんでしょうね。
プロで生き残るっていうのは本当に大変だなと感じさせられます。

プロの世界というのは一見華やかですが、一般の人には想像できない厳しい
一面もたくさんあると思います。プロとして活躍する平均年数はおよそ10年
でしょうか?その10年に自分の生活全てをサッカーに捧げるのはとても
素晴らしいことです。悔いのない競技人生をすごしてほしい。

 



Thursday 1 August 2013

来る人 去る人 サガン鳥栖の後半戦は?

東アジア杯のため、中断していたJリーグが再開され、31日は各地で試合が
行なわれました。中断期間に守備の立て直しが急務だった鳥栖は新潟から菊地直哉、
ブラジルからニルソンを補強。またセレッソ大阪から播戸竜二の加入が
発表されました。播戸はストライカーですが、豊田の代表招集に備えた
んですね。さっそく31日の大分戦、菊地とニルソンが先発し、それぞれ活躍した
ようです。

一方でチームを去る選手もでてきました。木谷と船谷です。2人とも愛着のある選手
でこれからもチームに必要だと思っていたので非常に残念でした。
木谷は2010年に鳥栖に加入し、 DFリーダーとして活躍。2011年シーズンでは全試合、
フル出場し、昇格に大きく貢献しました。 特に素晴らしかったのが、8/28の水戸戦
で累積警告3枚となり、あと1枚で出場停止となった時に残り16試合を警告なしで
プレーし、フル出場したこと。当時のDFラインは木谷抜きでは考えられませんでした
から、出場停止なしはチームにとってかなり大きかったと思います。
一度2010年シーズン終了後の後援会にて行なわれたチーム慰労会で彼を見かけましたが
もちろんアルコールは勧められても口にしませんし、振る舞いもプロの鑑のような選手でした。


船谷は最初に鳥栖に加入したのが2008年シーズン。ジュビロ磐田からのレンタルで加入
しました。左足のキックの精度が非常に高く、パスセンスがずば抜けてました。
初めて彼のプレーをみたときは1本目のパスでサポーターが沸いたのを覚えています。
彼はとてもテクニックがあって攻撃でもアクセントのつけれる選手なので鳥栖では貴重な
存在でした。練習試合でも颯爽と相手をいなすプレーをしていて「貴公子」を思わせるような
選手でしたね。

彼らについては絶対にまた鳥栖に戻ってきてプレーをしてほしいですね。
J1の他のチームもそれぞれ中断期間に補強を行なっているようです。
これまで下位に甘んじていたチームもかなり強くなっているはずです。
鳥栖はまた厳しい戦いが続くでしょうが、新加入の選手に期待したいと思います。

Tuesday 30 July 2013

東アジア杯初優勝と今後の行方

国内組のメンバーで臨んだ東アジア杯で日本は見事優勝を果たしました。
海外組だけでなくJリーグにも質の高い選手がいるということを世間に知らしめる
ことができた大会だと思います。

Jリーグは間違いなく質の高いリーグだと思います。チームそれぞれに様々な戦術
や特徴があり、独特のカラーができてきました。チーム間の実力も拮抗しており、
緊張感のあるゲームも多くなってきています。
Jリーグはレベルが低いから海外のサッカーしか見ないというのも大変結構な話
ですが、海外のサッカーチームを見てみて魅力的なサッカーを展開しているチーム
はそんな多くないはずです。

今大会において日本には大きな収穫がありました。特にこれまで課題だった
センターラインの選手層について目処がつきそうです。
我らが?豊田は第2戦のオーストラリア戦に先発。得点こそなかったものの、
ポストプレーでの攻撃の組み立てや守備でも大きな役割を果たしました。
大迫とのコンビもよかったです。正直、鳥栖での試合ではポストプレーは
あまり多くないのでかなり驚きました。ポストプレーはどちらかというと、
チームメイトの池田や野田の方が上手かった印象がありますからね(笑)

来年のブラジルワールドカップに向けてポジション争いがいよいよ本格的に
始まろうとしています。個人的にはワールドカップのメンバーは予選で
チームに多大な貢献をした人が選ばれるべきだと思いますが、今回は
特にこの人というのが思い浮かびません。前回のワールドカップでは
間違いなく立役者は中村俊輔だったと思いますが、本大会のメンバーに入ったものの、
戦術的な理由で先発を外れてしまいました。彼は当時ワールドカップのために
怪我を押して無理して試合に出続けていまいしたから、コンディションの問題も
あったかもしれませんね。

ワールドカップは誰もが一度はと夢見る舞台です。選手もアピールするために
無理をすることも出てくるかもしれませんが、本大会にでるためには焦らない
ことが一番大きなポイントかもしれません。







Tuesday 23 July 2013

新生日本代表の出来は如何に?

東アジア杯 第1戦
日本 3:3 中国

21日に行なわれたサッカー東アジア杯 日本対中国。日本代表は非常
にフレッシュな顔ぶれとなりました。
試合内容は立ち上がり動きの悪い日本はPKを取られてリードを
許すものの、前半に同点とし、後半3-1と逆転。ところが日本が選手交代を行なった後、
流れが悪くなり、再び中国にPKを献上。1点差とされ、さらには終了間際にゴールを許し、
結局引き分けという結果に終わりました。

試合に関して代表常連組の選手が足を引っ張ったように見えたのは気のせい
でしょうか?(笑)初召集の選手達はかなり持ち味を発揮できていたと思います。
今後、今回出場したメンバーが台頭すれば選手層がかなり厚くなるはずです。

柔らかいボールタッチと得点センスの高さを見せつけた柿谷。
アグレッシブなプレーでチームに勢いをつけた原口。気合入ってましたね。
高萩はダイレクトプレーで独特の攻撃センスを垣間見せました。
工藤のタテへの推進力。
山口の積極的な守備と豊富な運動量。
青山はなんとなく地味な感じ。
森重はDFラインで一番安定していました。

えー。適当に気になった選手を評価しただけです。。

今後の試合において今回の大会は過密日程なので全選手
チャンスを与えられるとは思いますが、我らが豊田はいつ出番が
くるのか。それが問題です。
まだ今回のメンバーで出番がないのはフィールドプレーヤーは

DF 千葉、森脇、鈴木
MF 扇原
FW 豊田、山田

今度のオーストラリア戦のメンバーはどうなるのでしょうかね?
DFは森重がよかったのでまた出る可能性大。また駒野は腐ってもキャプテンです。
そうすると、
DFラインは駒野(SB)、森重(CB)、鈴木(CB)、森脇(SB)かな?
ボランチは難しいですが、山口がよかったですし、セレッソコンビになる可能性大です。

山口、扇原

サイドですが中国戦で1トップだった柿谷が来る可能性は十分あります。
柿谷は徳島時代、サイドハーフで出ていましたからね。
もう1人は原口にして森脇とタテの連携をとれればいいのでは。

柿谷、原口

トップ下は高萩も時折、光るプレー見せましたが、ずっと光っていた
わけではないので今度は恐らく山田がでてくるでしょう。

山田

1トップは大迫か豊田ということになりますが、個人的な
希望と相手がオーストラリアという屈強なチームということもあり、
豊田です。


GKは知らん。

というのは冗談ですが、西川が一番安定してるでしょう。

今大会のメンバー、特に攻撃的な選手は守備意識が低いように見えたので、
鳥栖において前線からの守備をやってきている豊田にとって、そこは大きなアピール
ポイントとなるはずです。
そしてフィジカルの強さ、両足でシュート打てる器用さ。
中国戦で途中交代で入った選手はなかなかゲームの流れに入れていなかった
のでできれば先発で見たいですね。

豊田の代表デビューを見たい!!





Monday 22 July 2013

選挙に行こう!

今回、行なわれた参院選挙。自分の住む地域では投票率が6ポイント以上低下という
ニュースがあった。たしかに参議院は何のためにあるのだろう?という思いもある
かもしれない(笑)それでもこの投票率の低下はまずいことだ。

ここ数年、特に若い人達の間で政治に興味ないとか投票には行かないという声を
よく聞く。そうして今はどういった状況になっているかというと、投票率の高い世代の
人達寄りの政治が進められているという感がある。アナーキスト(無政府主義)なら別に
いいかもしれないが、投票に行かずして、原発がどうの、消費税がどうのと言えた
口ではないだろう。

投票の時にいつも僕が厄介だと思うのは政治や政策についての難解さ。
政治家にはもっと分かりやすい言葉で議論をしてほしいし、永田町には
色んな思惑が渦巻いており、情勢が国民に分かりにくいことが多々ある。
今思えば、結果は別として以前、小泉総理が仕掛けた選挙(小泉劇場)は国民にも
政局の構図を分かりやすく提示して、政治に興味を持たせ、選挙にも勝つ
という1つのいい例だった。小泉劇場の後、国民の生活は良くなったか?というと
決してそうではなかったが、これは乗せられた国民の責任でもある。
政治家は勝ちたいなら、もっと政策をわかりやすく提示することが重要だ。
そして国民は各政党、政治家の政策を責任もって見極めなければならない。
これまでは政治を理解するにあたり、新聞読めば大丈夫と思っていたが、今では
メディアの言うことは鵜呑みにすることはできなくなってきている。
それにネットの普及で皆が情報を発信できるようになり、メディアが多様化した。
一番は政治家を生で自分の目でチェックするのがいいだろうが、そうそうできることでは
ない。国会中継や色んな公式の資料を自分で見て判断する。
つまりどこかの評論家などのフィルターを通すのではなく自分で判断するということが
重要だということを強く感じている。

投票のときにもう1つ厄介なのは投票したい人がいないということ。
今の時代、全部が全部自分がいいなと思う政策を打ち出す政党は恐らくいないだろう。
白票という手もあるが、(筆者は何回か使いました)あまりいい手ではない。
この政党が一番ましかなと下馬評の高い、人気のある政党や候補者に投票するという
のは誰でも思いつくけど、
もっと自分に与えられた1票を生かす方法は他にもあるはずだ。

選挙の時によく言われる『1票ではどうせ結果は変わらないから』という言葉。
誰だって1票しか与えられてないはずだが。。。選挙は組織票で決まるということ
かもしれないが、一人一人が選挙に行かなければますますそうなる。

というわけで選挙に行こう!自分達の生活のためにも。
ただ次の選挙は3年はないだろうけどね(笑)


Friday 19 July 2013

ついにサガン鳥栖から日本代表選手が!

20日~行なわれる東アジア杯にてサガン鳥栖からFW11豊田陽平が日本代表に選出
されました。これまでMF10金民友が韓国代表に選出されたことはありましたが、
日本代表の選出はクラブ史上初の快挙です。

このニュースはJ2時代から応援してきたサポーターにとってはとても
感慨深いニュースです。豊田は2010年シーズンに鳥栖に加入、そのシーズン
はチームトップの13点をとりましたが、ボールを持てば何が何でもシュートに
持ち込むようなエゴの強さも目につきました。
そのシーズンを9位で終えた鳥栖。元北京五輪代表ということもあって期待も大きく、
もう少しやれたのではという印象もぬぐえませんでしたが、鳥栖のエースとして
君臨しつつあった彼はサポーターにとっても大きな希望となっていました。
ただ当時はレンタルでの加入だったため、彼の動向に皆やきもきしていましたが、
2011年シーズンに完全移籍での加入を決めてくれたのです。

そして2011年シーズンの開幕。この年、鳥栖は大きな躍進をとげることになります。
このシーズンは2010年のメンバーをベースに才能ある若い選手が加入し、
チームとしてまとまった戦いができるようになりました。選手それぞれがコレクティブ
にプレーするようになり、もちろん豊田もその1人でプレースタイルにも大きな変化
が見られました。これまでボールを持てばほとんどシュートに持ちこんでいましたが、
一旦チームメイトに預けて再度動き直し、またいい位置でボールをもらってシュート
するといったスタイルでゴールを量産。
特に相手DFとの駆け引きの上手さが目に付きました。こうして
彼が攻撃の組み立てに参加するようになってから、チームの得点も飛躍的に伸びるように
なりました。チームもクロスを中に入れれば、豊田が何とかしてくれるという思いもあった
と思います。ロングボール主体の攻撃が多い鳥栖の場合、彼の競り合いでの強さは
攻撃の生命線となっていました。

守備でも相手DFに前線から献身的に走ってプレッシャーをかけ、
彼の猛烈なプレスはバックの選手を大きな助けとなりました。
結局、2011年に彼が積み上げた得点は23点となり、J2得点王になりました。
彼のゴールはチームが苦しいときのゴールが多いのが印象的です。
さらに彼は本当にサポーターを大事にしててゴールを決めたら、いつもサポーター
のところに走ってきてくれるんですよね。

鳥栖は2011年にJ1昇格を決め、迎えた2012年の昇格元年でも豊田はゴールを量産し、
得点ランク2位となる19点を叩き出しました。
今もなお、プレーに磨きがかかってますし、技術も向上しています。
鳥栖の選手は試合を見るだけで、日々一生懸命練習してるんだなというのが
分かる選手が多いし、成長のあとが見てとれるので、そういったのも応援する時の
楽しみの1つです。

彼のゴールは本当に印象に残るゴールが多いです。2010年の佐賀陸で行なわれた
横浜FC戦。一時3-0でリードしながら、4点取られて逆転された後に相手DFに猛然と
襲い掛かってボールを奪って決めてくれた同点ゴール。あのときは逆転されて呆然
としていたので涙がでそうになりました。
他には2011年のベアスタでの大分トリニータ戦。0-1で負けてる状況からロスタイムに
オウンゴールで同点とした後、金民友の左サイドからのクロスをヘディングで決めた逆転
ゴール。スタジアムがものすごい歓声に包まれて鳥肌がたったのを覚えています。

豊田はこれまで何度もチームを救うゴールを決めてきました。いわゆる『持ってる』選手
だと思います。代表でもきっとチームを救うゴールを決めてくれるはず。
サガン鳥栖から代表選手がでるなんてつい最近まで考えられませんでした。
今度の東アジア杯は日程が厳しいですが、何とか頑張ってほしいし、彼の活躍を
今後とも見守りたいと思います。







Wednesday 10 July 2013

Jリーグ2ステージ制を考える。

Jリーグ活性化のために議論がなされていた2ステージ制の復活。
結局、先送りになったようだが、2ステージ制の復活なんて個人的には考えられない。
野球のクライマックスシリーズもだけど、どうして小手先の改革に走るのだろうか。
このシステムだと年間通して勝ち点を獲得しても優勝できない
ケースがでてくるのだ。というか実際Jリーグが2ステージ制の時はそうしたケースが
何度もあった。
野球のクライマックスシリーズもそう。リーグチャンピオンじゃないチームが日本
シリーズにでて優勝したりするケースがあったりする。
こうした矛盾を生むシステムは長い目でみたら絶対避けたほうがいいと思う。

リーグの上層部はもっと根本的な問題にアプローチすべきではないだろうか。
今のJリーグの人気が低迷している理由は何だろう?
いくつか考えてみるとサッカー協会がスケジュールなどで代表チーム優先で
進めているということがまず挙げられるだろう。
さらにJリーグからも選手が選ばれていればいいが、ほとんどは海外のチームに
在籍している選手だ。これはJリーグの選手の質が海外でプレーしている選手の質
に劣っているのかというと決してそうではないと思うのだが。。。
代表戦が行なわれる国際AマッチデーやW杯予選のスケジュールを中心に
リーグの日程も組まれるのでJリーグは過密日程になってしまう時期がでてくる。
そうするとJリーグに所属する選手のコンディション維持は難しくなり、いいプレー
ができなくなる。すると代表にも選ばれなくなり、注目もされなくなる。

昔からJリーグの試合ではあまり観客が多くなくても代表戦ではいつも満員
となってきた。これは決して皆サッカーに興味がないわけではなく、きっかけ
があればサッカーを見たいと思っているはずなのだ。
それでもJリーグは見ないという人の特徴を考えてみると、次のような
タイプになると思う。

1.国内リーグはレベルが低いと決め付け見ない人。海外サッカーファンなど。
2.サッカーは好きでも嫌いでもないが、国の代表など大きなイベントで盛り上が
 りたいために見に来ている。

これらのタイプの人達をJリーグのスタジアムに足を運ばせるのは
ちょっとしたことで上手くいくのではと考えている。

今のJリーグを取り巻く環境を振り返ってみると、Jリーグについて国内のリーグ
なのに一般の人達が目に触れる機会が意外と少ないのに気付く。
 試合中継はほぼスカパーで独占されているし、スポーツニュースは
どこもプロ野球のニュースがメインのところも多い。

もっとJリーグについて露出を増やすよう働きかけるべきだし、
スタジアムに足を運べないとしてもスタジアム以外でサッカー観戦を楽しむ方法を
提案をしていかないといけないと思う。
イギリスではパブで皆サッカー観戦をするし、似たような形を提案できないだろうか。

またサッカー文化について選手ばかりでなく、サポーターにスポットを当てても
面白いだろう。どうして彼らはあそこまで熱狂的になれるのか。
チームを応援したり、応援するチームと喜びや悲しみを共有することの楽しさ
を一度実感してもらえば分かるはずだ。実際、代表戦を応援するサポーターと
Jリーグのチームを応援するサポーターとの心情はほとんど変わらないと思う。
違いは代表戦のサポーターは一見さんというか普段はサッカーを見ない人が
多いということだろう。そうした人達をどうにかしてJリーグのスタジアムに
引き込むのだ。

Jリーグの観客数増加を達成するためにはサッカー協会やリーグ幹部だけでなく
クラブやサポーターの力が必要だ。

僕はサガン鳥栖を数年見ているけれど、サガン鳥栖がJ1に昇格したあたりから
スタジアムの満足度が少なくなったように感じる。理由は新規のお客さんが増えて
マナーの低下が見られたからである。いくらチームが頑張ってもスタジアムで嫌な思いを
すれば足を運びたいとは思わないだろう。
大体こうした場合、熱心なサポーターはチームに迷惑をかけたくないという思いから
マナーに関してはしっかり守る人が多い。問題は新規のお客。クラブは彼らを上手く
サポーターに取り込む工夫をしないといけない。

そして人々が足を運びやすいスタジアムというのは一人一人のサポーターの
心がけから始まると言っていいだろう。









Thursday 4 July 2013

手帳ジプシー

毎年、年末に購入する手帳。僕は毎回違うブランドの手帳を購入する。
理由はなかなかしっくりくるものに当たらないからだ。
日本で一番使われてるのはどこの手帳だろう?やはり能率手帳か。
最近はほぼ日手帳というのも人気らしい。またモレスキンやクオデバス
などの海外ブランドもかっこいい。
でも実際使うとなるとなかなか選べない。どの手帳も微妙に決定打に欠ける。
このA手帳のデザインは好きなんだけれど、B手帳にあったあの機能があればなぁ。
かといってB手帳はデザインがいまいちだし・・・など。
ここ2年連続で海外ブランドの手帳を使っている。デザインがシンプルで気に入ってるけど
曜日が分かりにくくて困る。火曜日(Tuesday)と木曜日(Thursday)この曜日にかんして
頭文字のみ表示だとかなり厳しい。実際、何度か間違ったし。。
やはり日本人は日本のブランドがいいのだろうか。
 ところで自分の手帳術は超いいかげんだ。だいたい、あまりスケジュール
が埋まらないのが一番の問題だが、メモ帳と兼用しているのでかなりごちゃごちゃに
なっている。メモ帳にするスペースをつくるために書き込まないことも時折あって
本末転倒になっている。これは本当に反省しなければならない。
予定がなくともToDoリストくらいはつくって書き込みたいと思う。それは仕事以外のこと
でも何でもいいので書き込むようにする。
今年も7月に入り、あっというまに半分が過ぎてしまった。
手帳の使い方を見直しながら、残り半分を過したい。

結局、こうして手帳について考えてみると手帳も何使うかなんてあまり関係ないような
気もしてきた。でも次は日本の手帳にしようかな。
分かりやすいのが1番だね。

Monday 1 July 2013

コンフェデレーションズカップ。ブラジルで始まりブラジルに終わる。

ワールドカップ開幕を1年前に控えて行なわれたコンフェデレーションズカップも
ついに閉幕。ブラジルの優勝で幕を閉じました。
決勝はブラジル対スペイン。なかなかお目にかかれない屈指の好カードでしたが、
結果は予想に反して3-0と大差がついてしまいました。

大会通じてブラジルのパフォーマンスは際立っていましたね。ブラジルと言えば
どちらかというと個人技メインであまり組織的なイメージがないのですが、
今大会のブラジルはとてもコレクティブでした。特にボランチ2人(パウリーニョ、グスタボ)
とCB2人(ダビド・ルイス、チアゴ・シウバ)の守備が秀逸。スペインの中盤は
真ん中でボールを持てばあっという間に潰され、パスを封じられてしまいました。
ネイマールら攻撃陣が活躍できたのはこの4人がいたからこそ。
あれだけの攻撃陣を並べてあそこまで固い守備ができるとはあっぱれの一言です。

スペインは日程が厳しくブラジルと比べて休みが1日少ないというのもあったのかも
ですが、サッカー界のトレンドが変わりつつあるのかなとも思いました。
スペイン代表はFCバルセロナをベースに作れられたチームですが、そのFCバルセロナ
は前に行なわれたチャンピオンズリーグで準決勝で敗退しています。しかも
かなり一方的な差をつけられて敗退しました。スペイン対策というのはどのチームもある程度
分かってきてるわけですね。

今大会、ブラジルが優勝しましたが、ワールドカップ本番ではどうなるか分かりません。
98年フランス大会のブラジルもかなりのメンバーを揃え、現ブラジル代表と同じく圧倒的な
優勝候補でしたが(毎回そうだったりするけど)、優勝できませんでした。

ところでブラジルに付け入る隙はあるのか。僕はあると思います。
今大会で言うとメキシコの戦い方にヒントが隠されているように思います。
あの試合メキシコは開始早々ブラジルに先制を許し、劣勢になりましたが、
トップ下で突破力のあるドス・サントスをネイマールにぶつけてネイマールの攻撃力
を封じるという方法をとり、ペースを取り戻しました。
あとはブラジルの真ん中は固いのでサイドからどう組み立てるかでしょうか。

今大会、日本代表も出場し、実際のワールドカップ会場で試合もできてとても
いい経験になったと思います。これからどうチームが作られていくか非常に
楽しみです。 

Tuesday 25 June 2013

世界との差を知る

ブラジルで開催されているサッカーコンフェデレーションズカップはグループリーグが終わり、
ベスト4が出揃いました。一方、現地では来年のワールドカップ開催への抗議デモがあちこちで
行なわれているとのこと。ちょっと心配ではあります。

日本はグループリーグ全敗で今大会を去ることになりました。非常に残念な
結果に終わってしまいました。この結果について悪いかどうかというと悪いとも
言えるしそうでもないとも言えます。ただ3連敗は十分予想できた結果です。
対戦国は強豪国ばかりでしたから、そういった国にどれだけやれるかというのを知る
こと。内容によると言えるでしょう。たまに監督の解任論を見かけますが、ザッケローニ
監督はワールドカップ本大会出場を決めたというだけでもすでに大きな仕事をしたと
言えます。また内容でも日本はアジアでは頭ひとつ抜きん出たサッカーができるようになって
います。これも大きな成果でしょう。実際、イタリア戦ではかなりいいサッカーができていました。

今大会の結果を受けてザックジャパンへの風当たりも強くなってきました。 ところで
前回の南アフリカワールドカップの時の岡田ジャパンも同じような時期にかなりバッシング
を受けていました。ただチームはそこまで動揺はしていなかったといいます。
それは岡田監督が南アフリカで勝つ為にありとあらゆる対策をやっていたのを
選手達が知っていたからです。『勝負の神様は細部に宿る』という信念を持つ
岡田監督は自分達でできる限りのことは全て行ない、大会に臨みました。

はたしてザックジャパンは?ザッケローニ監督は日本よりはるかにプレッシャーの
厳しいイタリアで監督をしてきた人なのでちょっとやそっとのバッシングはあまり意
に介してないかもしれませんが、いい準備をして大会に臨んでほしいですね。

Wednesday 19 June 2013

ユニフォーム悲喜交々

サッカーのナショナルチームのユニフォームを見ていると2極化が進んでいる。
サッカー界に君臨する2つのブランド。ナイキとアディダスだ。
ファッションブランドでもルイヴィトンがよくやっているけれど、
メガブランドが他のメーカーやブランドを買収して個性を
お金で買うのは寂しい。僕はこれまでイングランドのユニフォームが好きだったが、
つい最近、アンブロ⇒ナイキに変わった。アンブロはイングランド発祥のブランド
だったのでショックだった。アンブロ時代のユニフォームはシックでシンプルな
デザインが本当にかっこよかった。 ナイキ製のイングランド代表ユニフォーム
もシンプルなデザインだが、ちょっと違う。何が違うのかと言われる難しいが、
ちょっと違うのだ。

以前、日本を代表するデザイナー佐藤卓さんのドキュメンタリーをテレビで見た。
彼が言うにはクライアントのデザインを行なう際は『自分を消す』ようにしている
という。芸術家だったら自分の好きなようにできるだろうが、デザイナーは違う。
自分をださずにクライアントの立場にたってデザインし、デザインだけでクライアント
のメッセージやイメージを表現する。これはとても難しいことだ。
彼曰く、プロだったら、自由にやれればかっこいいデザインを作れて当たり前とのこと。
重要なのはいかにクライアントに寄り添ってデザインできるかなのだ。

日本代表のユニフォームはアディダス製だ。数年前まではシンプルで悪くないデザイン
だったが、ここ最近はちょっと迷走しているように感じる。特に2009年あたりから
のデザインは好きではない。まず新しいデザインが発表されてそのかっこ悪さに
がっかりする。そしてやっと見慣れたと思ったころにまたさらに上を行くデザイン
が発表されてショックを受けるということの繰り返しだ。
このようなデザインになっているのは100%メーカーのせいではなく、
恐らく誰か別の人間が後から口出ししているのだろう。
通常、デザイナーはいくらクライアントと言えどもあれこれデザインに口出しされて
デザインをいじられるのを嫌う。またいくつかデザイン案を持っていき、自信作が選ば
れないということもしばしばである。デザイナーとしては『なんで分かってくれないのかなぁ』
という感覚だ。

日本代表のユニフォームデザインに関して前から思っていたが、外部に依頼してもいい
のではと思っている。メーカーに任せるのもいいけれどやはり画一的にならざるを得ない。

ところで前述の佐藤卓さんはこんなことも言っていた。
『クラインアントの指摘を受け入れ、さらに良くしていく』
自分のデザインに口をだされても、それを受け入れた上でさらにいいものにしていく。
本当にスゴイデザイナーである。

Monday 17 June 2013

コンフェデレーションズカップ開幕!

2014ブラジルワールドカップまであと1年。コンフェデレーションズカップがブラジルで開幕しました。
大陸王者が集うこの大会は出場国も強豪ばかりです。
日本もアジア王者として参加。強豪国と真剣勝負できるこの大会はとても貴重です。

日本は第1戦目にいきなり開催国ブラジルと対戦。結果は・・・かなり厳しいものとなりました。
0-3という点差以上の敗戦。日本はブラジルの攻撃を警戒しすぎたせいか引き過ぎたように
みえました。普段はパスサッカーを展開するのにタテに蹴ってFWに預けようとすることも。
ところが、ブラジルDFの厳しいチェックにFWもなかなかキープできません。
ほとんどブラジルボールで試合は進みます。
日本はボールを奪ってもサポートがないのでボールを持った選手が孤立していました。
試合はブラジルに一方的に攻め込まれる展開。日本はリードされてもなかなかリスク
冒して攻撃にでようとしません。 結局、守備に追われる間に体力を消耗し、終盤は何も
できなくなり、とどめの3点目を奪われてタイムアップ。空しさだけがピッチに残りました。
選手達の目もどこか虚ろになってたのが気になります。

2010南アフリカワールドカップでも日本の下馬評はあまりよくありませんでした。
グループリーグを突破できたのは当時の岡田監督がそれまでやっていた戦術をがらりと変えて
守備に徹したのが功を奏したからです。オシム監督が体調面の理由で途中で
辞任せざるを得なくなったという不運もありました。
ザッケローニ監督は緻密な戦術をとると言われてますが、今の代表選手だけでは限界が
あるかもしれない。もしこれから先、新しく選手を呼ぶとして緻密な戦術に対応できるのか
どうか。それでなくともバックアッパーの層の薄さも気になります。

ただ面白いのはサッカーは何が起こるか分からないということ。もう一回立て直して
本番を迎えられればサプライズをおこせるかもしれない。
今後の日本代表に注目したいと思います。



Saturday 15 June 2013

正直かなりシャレにならない

プロ野球に使用される統一球が飛びやすいよう仕様変更されていたにも関わらず、
チームに知らされてなかった問題。これははっきり言って大問題だ。おまけにコミッショナーは
『知らなかったから不祥事ではない』と言い切る始末。辞任もしないと言っているという。

企業や政治家とかでもそうだけれど、どうして偉い人というのはそこまでしてポストにしがみつく
のだろうか?とふと思った。恥もかなぐり捨てて既得権益を守る人達がたくさんいる。
自分も偉くなったらそうなってしまうのだろうか?

以前、本で白洲次郎さんに関する本を読んだことがある。彼はとても信念のある人
で戦後の日本において吉田茂首相の懐刀としてGHQと対等に渡り合った人物。
彼は『プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことは無い。プリンシプルに沿って突き進んでいけばいいからだ。そこには後悔もないだろう。』と言っていたそう。
プリンシプルについては原理原則などと訳されるそうですが、自分は勝手に信念や
良心といった意味を付け加えて解釈しています。
彼はプリンシプルに沿って行動し、どんな権力者にも真っ向からぶつかって信念を
貫いてきました。彼の生き様は今なお、たくさんの人に影響を与え続けています。

最近、不景気が続いてるせいか、世知辛い世の中になったし、前述のような人も増えた。
自分のことばかり考えている人ばかりだ。それでも、こんな状況でも頑張ってる人
はたくさんいる。

自分はまだしっかりとしたプリンシプルを持ってないけれど、プリンシプルに沿って行動する
ことができれば、良い人生を送れるはず。
 

Wednesday 12 June 2013

なんでそんなものに嵌るのか?

先日行なわれたAKB総選挙。世間ではかなり騒がれてるが、
これまで総選挙についてはテレビで見たこともない。 また
僕は以前から何故こうしたものに皆が熱狂するのかが分からない。

『会いにいけるアイドル?』がコンセプトだったと思うが、確かに普通に周りにいる女の子
という気がする。周りが熱狂するのは彼女が成長する姿に共感するからだろう。

それでもこのグループについてはあきらかにファンは乗せられてるというのがミエミエな
わけでそこまでしてファンはする必要があるのかと思ってしまう。
こうしたグループを見ていると誰かがテレビを通じて世間を洗脳しようとしているの
ではと気さえしてくる。
なぜなら彼女らより、歌とダンスが上手いグループはたくさんあるからだ。
彼女らは彼女らで頑張ってるのだろうけれど、なぜかしっくりこない。

昔はアイドルを志望するには容姿やキャラクターなどかなり高いものが要求されていた
と思うが、彼女らの場合は違う。これはプロデューサーの手腕をほめざるを得ないの
かもしれないが、最近の日本のコンテンツはパワーを失っていると感じている。
AKBについては皆、若くてそこそこ可愛い。そうしたアイドルと直接会えて、なおかつ
イヤらしいのは時折際どい恰好をしてファンの視線を引きつける。要は色仕掛けだ。
でもそれって何か安易すぎじゃないだろうか?エンターテイメントとしてラクしてるのでは
ないだろうか?CDの売上ランキングはAKBか嵐などのジャニーズグループがほぼ
独占している。本当に音楽が好きな人達はたまらないだろう。
音楽の売上ランキングについてはアイドルとミュージシャンをきっちり分けるべきだと
思う。
また彼女らをつかうメディアもラクをしている。わざわざアイディア捻って番組作らなくても
彼女らをだせば視聴率はとれる。視聴者がそういった番組を見なければ
そんなことはなくなるはずなのだが・・・。

テレビについて今は原点回帰して質のいいものをつくることから始めるべきだし、
視聴者にも質の高い課題をだしていくことが求められている。

Friday 7 June 2013

日本のスポーツジャーナリズムに思う。

先日ワールドカップ本大会出場を決めたサッカー日本代表。
日本代表の特設サイトに掲載されているザッケローニ監督の手記を読んでみた。さすが経験豊かな監督だけあってチーム作りのアプローチについてや世界のサッカーについて深い考察で書かれており、とても読み応えのあるものだった。
イタリアではこれくらいのものが普通に新聞や雑誌に書かれているのだろうか。だとしたら、日本の記者は一体何を書いてるのだろう。

日本のスポーツジャーナリズムは野球の記事に影響されている印象がある。
日本のプロスポーツは野球が一番歴史が古いからそうなるのは当然かもしれない。
特にスターシステムが目立つ。見えないところで大きな働きをしてもなかなか取り上げられない。また実力に関係なく人気のある選手に取り巻くのが大きな特徴だろう。野球の場合、昔は個性的な選手が多かったし、話題性のある選手も多かった。それに記者としてはそういった選手を取り上げた方が記事が売れやすいし、楽なのは間違いない。 恐らくそうしてだんだんプレーの考察等をせずに話題性ばかりを求めるようになったのだ。
以前、野球についてID野球で有名な野村克也さんの本を読んだことがある。
その本は緻密に野球理論が書かれており、野球に対する考えを改めさせられた。そこで新聞やマスメディアの記事を読むと疑問符がついてしまうのだ。プレーについて結果に対する感想ばかりでどうしてそうなったかという分析がない。
野球の記事について野球の本場アメリカのジャーナリズムと比べても大きな開きがあるはずだ。

一方サッカー。サッカーも野球と大体同じ。読んでいて『それがどうしたんだ』という記事もよく見かける。
以前イビチャ・オシムさんが日本代表の監督だった時、記者会見でマスコミは全く相手にされてなかった。彼のサッカー議論についていける記者がいなかったのだ。ただ中にはきちんと勉強している記者もいて、そうした記者には往々にして対応は丁寧だった。
2010年南アフリカワールドカップの時はひどかった。日本の下馬評はかなり低く、当時の監督である岡田武史さんは相当叩かれており、グループリーグ全敗というのが大方の予想だった。ところが日本チームは予想外の大健闘で2勝1敗の成績でグループリーグを突破。日本チームは世界からも賞賛された。するとメディアはどうしたか?大きく手のひら返し、あるいはさも突破を予想していたと言わんばかりの態度をとったのである。自分達の書いたことはすっかり忘れてしまう。そんな無責任なことがあっていいものだろうか。

日本のジャーナリズムについてスポーツに限らず問題なのが、記者クラブという存在である。大手マスコミ各社だけで構成され、独占して会見を行い、その際のネタは平等に分け合う。日本のマスコミは特オチを嫌う。そのため、大手マスコミ各社は記事のネタ合わせをしたりしている。お互い出し抜かれないようにするのだ。その点、週刊誌がよほど立派かもしれない。彼らはスキャンダル見つけるために、年がら年中張付いてるわけだから(笑)

僕も昔はよくスポーツ記事を鵜呑みにしていた。こんな大きなメディアに書かれてあるのだから、いい加減は書いてないだろうと無意識に思っていた。しかしその考えが間違っていたということに気付いた時の衝撃と言ったら…。

それから僕はフリーのジャーナリストの人の記事に注目するようになった。またどんな記事についても自分で考えるようになった。
特に3.11以降、大手マスメディアの影響力は薄れてきているように思う。

メディアやジャーナリストには大きな責任があると思う。でもその前に見る側がそれぞれ自分の考えや見識を持って記事を見るようにすれば、日本のジャーナリズムも変わっていくかもしれない。今はネットもあるし、記事に対してごまかしが効かない。ジャーナリスト受難の時代かもしれないが、真のジャーナリストにとってはチャンスでもある。

Thursday 6 June 2013

祝!W杯本大会 出場決定 

日本代表がW杯本大会出場を決めましたね。これで5大会連続の出場となります。
フランス大会の予選の時、ジョホールバルで最後の最後で決めたのはついこの間
のような気がしますが、あのときからすると想像つかないですね。

出場を決めたオーストラリア戦ではMF本田圭佑が先発。日本の攻撃はほとんど
彼を経由して組み立てられました。特に香川とのコンビネーションはよかったですね。
彼は攻撃だけでなく守備でも貢献していました。ボランチの遠藤、長谷部も
かなり助かったのではないでしょうか。本人はトップ下を希望するのでしょうが、
かなりボランチとしての適正もあると思います。
また守備陣もかなり集中してましたし、選手全員かなり気合が入ってるのが見て取れました。
5大会連続でのW杯本大会出場は本当に素晴らしいことです。

出場が決まる。それは本大会の出場選手枠に入るためのサバイバルレースが
始まることを意味します。ザッケローニ監督もインタビューで扉は開かれていると
話をしていました。個人的にもザックジャパンは選手が固定され気味だと感じているので
これからもっといろんな選手を呼んでほしいと思います。


Monday 3 June 2013

復調のカギを握るのは?

6/2(日) 鳥栖の北部グラウンドにてサガン鳥栖は2つのトレーニングマッチを行ないました。
リーグ戦では苦しい戦いを強いられているサガン鳥栖。はたして収穫はあったのでしょうか?

1本目 対アビスパ福岡
アビスパは主力メンバーはほとんど来ておらず、控え選手主体でした。
この試合アビスパはかなり前から激しくプレッシャーをかけてきており、鳥栖は
なかなかボールを繋げていませんでした。後ろで回す余裕もないため、すぐに前に蹴ってしまう
ことになります。鳥栖はなかなかいい形を作れませんでした。
試合が動いたのは後半、バックパスを受けたGK赤星がチェックにきたアビスパ選手を交わした
まではよかったのですが、その後パスミス。ボールは相手に渡ってしまい、ゴール前で
繋がれてシュート。ゴール左隅に決められて失点してしまいました。
それまで押され気味だった鳥栖ですが、少しづつ反撃するようになり、CKから同点。その直後
にもゴール前のこぼれ球を早坂が蹴り込んで逆転に成功しました。
この試合でよかったのは平、ジョナサンといった若手選手が順調に成長しているのが見てとれたこと。レギュラー奪取とはいかないまでもポジションを脅かす存在になりつつあります。

2本目 対Vファーレン長崎
こちらも控え選手主体ですが、J2でも好調のVファーレン。試合は苦しいものとなりました。
立ち上がりこそ鳥栖は攻め込むものの、徐々に押し込まれるようになります。相手は前線
の選手がよく走り、鳥栖は度々DFラインの裏をつかれました。前半にゴール前の
混戦からシュートを打たれて失点。後半にも失点し結局0-2で完敗してしまいました。
この試合、攻撃はそんなに悪くなかったのですが、決め切れなかったのが後で響きました。
特にシュートチャンスがあっても細かく繋ぎすぎて最後に結局ミスしてしまうというパターン
が何度か繰り返されました。
守備でもブロックをつくるのが昨年と比べ、遅いような気がします。ほんのちょっと奪われ方
がまずいとあっという間にピンチになりますね。 この試合、野田と民友の左サイドコンビ
からよくチャンスを作り出しましたが、活かしきれませんでした。またFWに豊田
が入ってましたが、サイドからのクロスがなかなか入らず、彼の良さがあまり出ませんでしたね。
また気になったのはボランチの船谷です。攻撃にアクセントをつけれる選手として貴重だと
思います。今季はまだ出場機会が少ないですし、彼のような選手がでてくれば、チームの
層も厚くなります。

2試合通じて必要だと感じたのはプレッシング。昨年、鳥栖の躍進を支えたプレッシングですが、
細かいズレもでてるようです。もしかしたら今年は若干コンセプトを変えて繋いだりなど
攻撃面で変えてる影響もあるかもですが、プレッシングサッカーは鳥栖の代名詞ですし、
見直してほしいですね。バルセロナみたいなサッカーをする鳥栖はあまり想像つきませんので笑
最近、リーグ戦は忙しくてなかなか行けず、チーム状態も気になったので足を運んでみた
このトレーニングマッチ。正直、チーム状態は悪そうでした。でも選手や監督もどうしたら
いいか色々試行錯誤してると思います。何か仕事やってて問題でない方がおかしいわけで
こうした状態はむしろ正常なのかもしれません。
幸いリーグは中断機関に入っているので時間はたっぷりあります。
今後の鳥栖に期待しましょう!



Thursday 30 May 2013

あっぱれ芸人魂

お笑い芸人江頭2:50さんが下半身露出で警察から事情聴取を受けたというニュース。
このニュースを聞いて『何バカやってんだ?』という人もいるだろう。
最近のお笑い芸人は本当にステータスが高くなった。昔は決して高くなかった。
芸人自体、江戸時代、いやそれよりもっと前、はるか昔からステータスは高くなかったはず
だ。

けれどここ数年お笑い芸人が次々と現れてお茶の間を騒がせている。といっても僕は
バラエティ番組はほとんど見ないので全然名前が分からない。たまにテレビで見かけると
皆、それなりに服に気を遣っていて小奇麗な格好をしている。あまり芸人という感じがしない。
ちょっと前にビートたけしさんの『間抜けの構造』という本を読んだ。本に書かれてるのは
主に間についてである。会話での間、空間での間、とにかくこの『間』というのは日本特有
のものだが、暮らしの中で至る所にある。その本の中で漫才についても触れられており、
昔の芸人のエピソードも書かれてあるが、本当に間抜けな人達ばかりが登場する。
今のお笑い芸人と大違いだなとうのが強く印象に残った。

今のお笑いはビートたけしさんや明石家さんまさんの『ひょうきん族』、もしかしたらもっと前の先人達が漫才やテレビで大きなブームを作り出してから今に至るという感じだと思う。
お笑い芸人はテレビをつければ必ず見ることになるし、冠番組をもつ芸人もでてきた。
若い人も芸人になりたいという人も多いだろう。でも今の芸人の芸風はというと馬鹿なこと
ができない人が多いような気がする。確かに話しはとても上手いが、周りの人を貶めて笑い
をとったりして、自分で体を張ったり、芸人だけど間抜けだなというのがあまりない。

僕はお笑いに全然興味ないので漫才とか見てもあまり笑えなかった。芸人というと
バカやって笑わせてくれる人が好きだったし、そういうのが真の芸人だと思う。
間抜けの構造読んで知ったのだが、漫才の際にはネタというより相方との間がとても
重要でそれはその時々で変化するという。同じネタをやるにもその日その日で観客も違うし、
状況も違うのでそのまま同じ間でやっていてはウけるものもウけなくなってしまうそうだ。

そこで冒頭のエガちゃんこと江頭2:50さん。以前僕は彼はやることが破天荒すぎるし、
メインストリームから外れてるよなと思っていた。でも自分で会社の飲み会等で馬鹿やらされて
いたときに考えが変わった。馬鹿やるのって本当に難しいということだ。適切なタイミングでないと馬鹿やっても喜んでもらうことができない。 あと周りで馬鹿やったり、体を張ってる人を見ると
尊敬するようになった。逆にどんな状況でも自分はイヤとか絶対やらないとか言ってるのに
周りの人が馬鹿やってるのを見て笑ったりする人を見ると『この人、ホントつまらない人だな』
と思う。この心境は最近のお笑い芸人を見ているときの心境と似ている。

最近めっきり少なくなったというか、それもそうかというエガちゃん系お笑い芸人。
他では出川哲郎さんくらいだろうか。彼らはまぎれもなく真の芸人さんだと思うが、
彼らみたいなのばかりになると見れるテレビ番組がなくなるかもしれない(笑)
そういう世の中も一度見てみたい。

Wednesday 29 May 2013

欧州サッカーのトレンドを適当に考える

5/26に行なわれたヨーロッパチャンピオンズリーグはバイエルン・ミュンヘンの優勝で
幕を閉じましたね。ベスト4に残ったのはバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、
レアルマドリー、バルセロナ。そして決勝のカードはバイエルンとドルトムントでした。
メディアではドイツサッカーの流れが来るのかと囁かれています。しかしどうでしょう?
ここでタイトルで適当にとしたのはちゃんと試合を見てないからですが、トレンドは国の
問題ではないような気がします。欧州サッカーのトレンドは・・・ズバリお金でしょう(笑)
ドルトムントは欧州サッカー唯一の良心かもしれません。

このチャンピオンズリーグに出場しているチームはほとんどがいわゆるビッグクラブと
呼ばれているチームです。どのチームも多額の金額で選手を買い集めてチームを編成します。
ベスト4のチームを見てみると、バイエルンは国内の有力選手を獲得して同リーグ
のライバルチームを弱体化。レアルマドリーは世界中から選手、監督を集めており、所属する
選手にとってもステータスになっていますが、どういうサッカーをするのかという方針が定まって
いません。バルセロナは一貫して攻撃サッカーを志向して選手育成を行なっています。
その点は素晴らしいですが、以前ソシオ(会員)制度でまかなっていたクラブの運営費を
胸スポンサーを募集してまかなうようになり、選手の年棒も上がり続けているようです。

ヨーロッパチャンピオンズリーグはとても大きな大会で権威もあり、出場することができれば
放映権料など多額のお金がクラブに入り込んできます。ヨーロッパチャンピオンズリーグに
出場できるか否かはヨーロッパのクラブチームにとって死活問題です。
大体のクラブはチャンピオンズリーグに出場できる前提でチームの予算を組んでいます。
そのため出場できなければあてにしていた収入がなくなるわけですから、
クラブの財政は大変なことになります。

つまりヨーロッパのクラブ、もっと言うとビッグクラブはチャンピオンズリーグに出場する
ために選手補強をしつづけていくのです。そうすると財政的に余裕のあるビッグクラブ
を中心に選手が集中し、中堅クラブとの差はどんどん広がっています。
これらのことはずっと言われ続けていますが、このバブル的な状況はいつまで続くのでしょうか?
ヨーロッパではドイツ・ブンデスリーガはバイエルン一強というのを除けば健全なリーグだと
思います。イタリアもカルチョ・スキャンダルから立直り、かつての魅力的なリーグに
戻りつつあります。これらの問題はクラブだけでなく、その国の経済に関わる問題ですから
すぐに解決するのは難しいかもしれません。しかし時間をかけて計画をたてて財政を立て直して
いけば必ず改善できる問題です。

Monday 20 May 2013

Jリーグ 20年を振り返ってみよう。

先日の5月15日はJリーグ20歳の誕生日だった。Jリーグが開幕した当初の人気は本当にすごかった。僕は当時小学生だったけれど、TVで試合もよく見ていたし、チケットはプラチナチケットと呼ばれて手に入らなかった。というか当時は自分の地元では試合がなかった(笑)それでもチケットをめぐって事件とかも起きていたのでその人気は相当なものだった記憶がある。

Jリーグがスタートして日本サッカーはすさまじいスピードで成長したと言われる。これはサッカー関係者の努力なしにはできないことで、多くのサッカー指導者、選手、サポーターの努力の賜物である。ただこれからもっと早いスピードで成長する国はもっとたくさんでてくるかもしれない。現代社会では世界でどんなサッカーが行われてるかといった情報はどこにいてもチェックすることができる。人気のあるヨーロッパ主要リーグ、例えばイングランド・プレミアリーグなんかは世界中どこにいても見ることができるだろう。つまり、最先端のサッカーはどこにいても見れるわけで、後発のリーグはそうした最先端のサッカーのエッセンスを容易に取り入れることができる。大事なのは日本独自のサッカー文化を築き上げることである。

確かに日本サッカーは成長した。昔はなかなか手が届かなかったワールドカップ本大会の出場権
だが、今は4大会連続で出場している。 他にJリーグが改善すべきところは何だろうか?
まず言えるのは日本ではまだまだサッカーが生活の一部として根付いていないということ。
ホームタウンにJリーグのチームがあってもサッカーに興味なかったり、観に行かないという人もまだたくさんいる。これはとても難しい問題だ。例えば僕の場合、近くにプロ野球チームがあるが、全然観に行かない。チームもチームで地域の人達に共感を得ることのできるような努力も必要だ。やっぱりプロスポーツというのは夢がないといけないと思う。でもただ強いだけでなく、ストーリーというか夢がないといけない。強いけれど、お金で他チームから選手買いあさってチーム作ったというのではつまらない。チームに共感できなかったら別に観に行かなくたっていいだろうし、共感できれば応援する。そして共感できるチームがあってチーム、サポーターが1つの目標に向かい、試合に勝ったり、何かを達成したときの喜びは格別なものがあるものだ。
あとは試合におけるプレッシャーの少なさだろうか。海外のリーグでは試合の注目度がとても大きいように思う。試合をいろんな人やが見るし、その見る目もそれぞれ厳しい。下手なプレーや気の抜いたプレーをすれば批判されるし、街を歩けないだろう。特にメディアの批評は厳しい。海外のジャーナリストは日本と比べて知識が段違いだと思う。Jリーグの場合、タイトルを逃した、あるいは降格したりした場合はさすがに落ち込むだろうが、それ以外で例えばリーグ戦で敗戦しただけという場合では選手達もそこまで落ち込んでないような気がする。試合に負けた翌日でも普通に街に出て買い物したり食事にでかける選手もたくさんいるだろう。ここで言いたいのは試合に負けたら、街に出るなということではなくて、色んなものを失ってしまうということだ。試合に負ければ、その試合で勝てば得ることのできた勝ち点はもう二度と得ることはできない。試合に出ていた選手達のプレーも評価されないし、ポジションを失うかもしれない。スポンサーの信頼も失うだろう。観客だって離れる。プロチームの場合、負けたら次の試合なんてないのだ。

Jリーグは世界中にあるプロサッカーリーグの中でもかなりいいリーグだと思う。リーグ、クラブともに運営がしっかりしているし、クラブ間の差も比較的拮抗していてどこがリーグ優勝するか分からないのもいい。 クラブそれそれの性格や文化もできつつあるし、これからどんどん明確になっていけば面白くなるだろう。またJリーグだけでなく下のカテゴリーやユース年代の指導や環境を整えて裾野が広がれば日本サッカーのレベルアップもできるはず。Jリーグはサッカーのプロリーグだけれど実はスポーツ全体の発展が理念にある。それは次の開会宣言にも表れている。「開会宣言 スポーツを愛する多くのファンの皆様に支えられまして、Jリーグは今日ここに大きな夢の実現に向けてその第一歩を踏み出します。1993年5月15日、Jリーグの開会を宣言します。Jリーグチェアマン 川淵三郎」この開会宣言においてサッカーを愛する多くのファン~ではなく、スポーツを愛する多くのファン~としたことに大きな意義がある。サッカーだけでなく、多くのスポーツが発展して人々に親しまれるようになった時、Jリーグの本当の役割が果たされたといえるのかもしれない。

Jリーグ20周年おめでとう!

Tuesday 7 May 2013

アウェイ初勝利!

J1 第10節 サガン鳥栖 4-2 大分トリニータ

アウェイ観戦でサガン鳥栖の応援をするため大分まで行ってきました。
しかも車で下道を使ってのかなりハードな道程です。

朝9時半に自宅を出発、久留米まで行ったあと日田~湯布院と景色を楽しみます。
それまでは順調な道のりでしたが、問題が発生したのは大分市に入ってからでした。
スタジアムに行く際、Google mapのアプリを使っていたのですが、途中から案内が
ちょっとおかしく?なってしまいました。言うとおりに進んでもなかなか目的地に
たどり着きません。おかしいと思いmapをよく見ると道路が途中でなくなっていたのでした。
僕はこの時210号線をひたすら進んだ後、スタジアムは高速を降りてすぐのところですが、
自分は下道を走っているので(汗)、高速の高架沿いの道路を走ればたどり着けるな
と考えていました。そこで210号線をひたすら進んで高速の高架を見つけ、アプリの指示
通りに車を進めますが、田んぼが広がる住宅地の方に行くばかりでなかなか
たどり着けません。そこで1時間ばかり右往左往してようやく大きく迂回しなければ
スタジアムのある街の方には出られないということに気付いたのでした。
Google mapのアプリは非常に優秀で使い勝手もいいのでよく使いますが、今回ナビ
機能を初めて使いました。ナビでは基本『右に曲がれ』などの単純な指示しか
ださないので気付くのに時間かかってしまいました。
しかも住宅地の狭い道で地元の車と鉢合わせたとき、離合するためにバックをしたら
道路標識のポールにバックライトをぶつけてしまいました。
とんだ災難です。これは自分でやったことなのですが・・・これは絶対に勝たねばと
思いました(笑)

ようやくスタジアムに車を停めれたのは試合開始30分前のこと。大分銀行ドームは
駐車場がたくさんあっていいですね。そこでサガンサポの素敵なご夫婦とも
会えました。お互い道が分からなかったので駐車場からスタジアムまで同行したのです。
試合開始が迫っていることもあり、旦那さんの歩くスピードの早いこと(笑)
 こういう時に同じ目的や仲間と会うのは本当に心強いし、嬉しいですね。

スタジアムでは友人が席をとって待ってくれてました。ちなみに友人らは高速で2時間半
で着いたそうです。(自分は5時間かも^^;)
この試合、鳥栖は大幅にメンバーを変えていました。監督のコメントではナビスコカップ
のメンバー規定も考慮したそうですが、チーム活性化のためにもいいと思います。

キックオフ!鳥栖は序盤から選手達がよく走っていました。最終ラインからの組み立てが
難しいとみると、水沼や野田が相手DFラインの裏にボールを引き出してチャンスメイク。
ボランチの高橋と藤田は中盤でボールを拾いまくり、かなり長い距離を走って攻撃にも
顔をだしていました。1点目と4点目はいずれもこの2人が長い距離を走ることによって
生まれたものです。2点目は水沼のクロスにサイドバックの金民友が走りこんでヘディング、
GKにはじかれるも豊田が押し込みました。3点目はカウンターから早坂がPA付近中央でボール
を受けて左にいたの野田へ。野田はファーサイドへ右足で巻いたシュートで冷静に
流し込みました。

この試合では皆がかなり走っていいリズムが生まれてました。とにかく躍動感がありました。
課題はもちろんありますが、とにかく今は勝利を喜びましょう。
これまで試合に出れてなかった選手も奮起したのでチーム内でいい刺激になりそうです。

勝利の余韻に浸りつつ、帰りも下道。途中、とり天が食べたいなと思いつつもお店を
見つけれなかったのでスーパーに行ってみると惣菜コーナーでとり天を発見!しかも
スタジアムのお店の半額の値段です。すさまじいコスパですよ。
帰りはまた4時間かけてのんびり帰宅。家に着いたのは夜12時でした。長い1日でした。


それでも応援する理由がある!

G.W期間中、中2日という過密日程で行なわれたJリーグ。第9節、サガン鳥栖はFC東京に
2-3で敗戦。鳥栖はしばらく勝ちがない中、ホームでかなり厳しい結果となった。

失点の内容は全部不用意に失点したものばかり。すべて防げた失点だった。こうした
ところが、今の結果につながっているのだろう。試合は一時0-3と一方的な展開に
なってしまった。ところが後半、鳥栖が反撃にでる。選手交代で水沼、高橋が
でたあたりから、攻撃に躍動感が出始め、相手を押し込んでいく。だいたい試合の
終盤は相手も疲れてスペースがでてくる。そうすると走力で勝る鳥栖が怒涛の攻撃
をしかけることになるのだが、今日はいつも以上だった。鳥栖の選手達はガンガン
タテに走る。パスを出したら、走ってスペースをつくってまた走る。とにかく走っていた。

まず1点目は池田がPA内で倒されて得たPKを豊田が豪快に蹴り込む。
2点目は後半ロスタイム。豊田が相手DFラインの裏に抜け出してボールを受けると
走りこんできた水沼に折り返して、水沼が落ち着いて流し込んだ。あと1点!
スタジアムのボルテージも最高潮になったが、無常にもタイムアップ。
試合の結果は残念なことに変わりないが、後半、鳥栖のらしいプレーが見れたのは
好材料だった。また2点かえせたが、選手交代のオプションとしてフォーメーション
をかえるなどの臨機応変さもあっていいかなと思う。昨年は守備固めで5バック
をしていたが、攻撃のオプションとして3トップもやってみていいのではないだろうか。
特にチーム事情でサイドバックをしている金民友の攻撃力が勿体無いからだ。

試合の終盤に鳥栖が相手を走力で上回り、ボールを拾いまくって押し込んでいく
のを見るといつも鳥肌がたつ。そうして鳥栖が相手チームを飲み込むさまは、まさに
津波のようだ。 そしてその瞬間の興奮は他では味わえない、特別なものだ。
僕が鳥栖を応援する理由の1つはまさにこのことにある。
最近の鳥栖にこうしたプレーが鳴りを潜めていた。相手を走力で上回るようなプレーができればチーム状態も次第によくなってくると思う。
J1 2年目の鳥栖。今季これまで苦しんでいる理由のひとつにチームが研究されている
というのがあるだろう。 これまでタテに蹴って豊田が競ってこぼれたボールを拾うというのが
通用しなくなっていた。これからは最終ラインからの組み立てももちろん覚えていかないと
いけないだろうが、鳥栖の原点である走りぬくサッカーというのを貫いていくことが大事だ。


Thursday 2 May 2013

友人がうつになった。。~続き~

病気の鬱ってひらがなで書くらしいですね。知らなかった。
先日、うつになったという衝撃の告白をした友人と会ってきた。彼は大学
時代の友人で、福岡から関東(埼玉)へ異動となって3ヵ月でうつを発症したため、
仕事を休職し、しばらくの間九州に戻ってきたのだ。
彼はいいヤツではあるけれど、ちょっと自己中心的で細かくて人の話はあまり
聞かないので(笑)、会うかどうかを迷っていたが心配ではあるし、せっかくなので話
を聞いてみようと思ったのである。

彼とは2人でやった送別会以来約半年ぶりの再会だった。久々に会った彼の印象は
うつだからといって特に変わりはなかった。大学時代のなじみのお店に行ったりして
懐かしい人ともたくさん会ったようですっきりした感じだ。
今は九州に戻るついでにあちこちを旅行しているという。住んでるアパートに戻ると
また気分が悪くなってしまうそうだ。住んでる街にいると職場の人間とばったり出くわさないか
気が気でないらしい。彼が関東に異動したのは今年に入ってからである。
やる仕事は福岡での仕事と変わりはないが、向こうでは仕事のペースが早く、
福岡の事務所でのスピードでやっていると叱られてしまったという。 さらに向こうの
人達は人情味がないということまで言っていた。このことに関しては彼自身も職場の
人間とはいつも距離を置くようにしていたと言っていたので彼自身にも非があるかもしれない。
さらに向こうでは仕事以外で会う人がおらず、友達がいなかったのも大きいだろう。
環境次第でこうも人は変わってしまうのか。自分でもやはりうつになってしまうのだろうか。

僕から彼に話したのは仕事を辞めてさっさと九州に戻って病気を治せということ。関東の
アパートにいるだけで具合悪くなるなら、 休職してまで今の会社にいる必要はない。
治ってもまたうつを発症する可能性が大きいだろう。またちょっとうつになって情けない
ということを言っていたので全く気にする必要はないということ。これはきっと誰にでも
おこりえることなのだ。

今回彼と会って話してみて、どれだけ自分の気持ちが伝わってるだろうかと考えた。
彼と会うと決めた当初は心配だけど、正直面倒くさいなとも思っていたのでそうした
部分は彼にも伝わってるかもしれない。伝わってたら申し訳ないと思う。話の途中でも
大きなウソじゃないけど、追及するとウソなのではという部分もあって本心を話してくれて
ないところもあったようだが、そうしたことはどうでもいい。そうしたことは家族とかに
話せばいいし、僕としては彼の話をひたすら聞いて(病気でなくてもそうなのだが)
やることが重要だと考えていた。彼自身、自己中心的で面倒くさいけれど一応心配
しているのは知ってほしいと思った。お金以外の相談ならのるし(笑)

彼が全快したときに再会できたら、僕にとっても嬉しい。さらにその時、性格も
直っていればそれは本当に素晴らしいことになるだろう。



Wednesday 1 May 2013

クールビズの可否

暖かくなったり、寒くなったりよく分からない気候が続く今日この頃。今年もクールビズ
の時期が近づいてきた。男性はネクタイをはずしてなるべくエアコンの使用を控えよう
というクールビズ。
クールビズはだいぶ世間にも浸透してきているが、個人的にはずっと懐疑的だ。こん
なことして地球温暖化の食い止めに本当に役立っているのかと思う。おそらく根本的
な解決にはなってないのではないか。
僕はネクタイを何百本と持っているわけではないけれどネクタイをつけるのは好きだ。
スーツを着ているとネクタイがないとしまらないし、だらしなく見えてしまう。職業に
よって女性がつける場合もあるけど、男性のためのファッションというのがいい。
紳士のためのファッション。僕は職種が営業なのでお客さんの訪問先ではもちろん
つけるが、社内でもつけている。 中には社内ではネクタイをはずす人もいるが、何故か
僕にはかっこ悪くみえてしまう。ふつうのシャツだとネクタイをはずした時を想定して
襟の形をデザインしてないからだろう。ただ僕は仕事の上でのスーツはネクタイというピース
が最後にはまってスーツのスタイルが完成すると考えているので、どんなシャツを着ていても
ネクタイは締める。
クールビズが推奨される中、気になるのはネクタイを暑い時期に締めるのは時代に逆行し
ていると見られるかどうかということ。これは僕が気にしすぎている部分もあるかもだが、
クールビズをするしないというのは個人の判断ということでしっかり定めてほしいとも思う。
大抵は所属している企業単位で決められるけれど、県とか国といったもっと大きな単位で
定めてほしい。ネクタイを締める締めないはケースバイケースによるからだ。
その時その時で個人で自由に判断できる土壌を整えないと当事者は困惑してしまうだろう。
自分したくても会社がダメとと言ってる。会社ではOKだけど、訪問先では失礼に当たるので
は等・・・。
いずれにせよクールビズが自由にできても自分は変わりなくネクタイを締めるが、クールビズ
は地球温暖化対策と叫ぶ人達に言いたい。そんなに地球温暖化対策をしたいなら、エアコン
を世の中からなくしてしまった方がいい(笑)中途半端なことはやったって一緒。
エアコンの設定温度を1度か2度上げたくらいでどうなるんだ。何にもならない。
もっと根本的な解決策を考えて続ける方がよっぽど温暖化対策になるよ。

Tuesday 30 April 2013

G.W何する? ~英彦山登山~

世間ではG.Wがスタート。自分は特に何するというものではないが、久々登山をしてきた。
行き先は英彦山。かつては修験道の拠点として栄えた山。山にはその昔に山伏が修行
を積んだと思われる洞窟などの史跡がたくさん残っており、見所の多い山だった。

こうして山を登っていると自然の素晴らしさはもちろん、昔の人達の暮らしに思いを馳せること
ができる。普段はそんなこと考えやしないけれど、昔の人達が一生懸命に生きた証を目にする
といろんなことを考えてしまう。英彦山は昔、山伏が厳しい修行を積んだ山というだけあって
登山コースによってはかなり厳しいコースがあった。それに頂上付近に神宮や石段なんかが
あるのを見ると今の時代でも大変なのにどうやって昔の人達は築いていったのだろうかと
つい物思いにふけてしまう。

僕はだいたい月に1回のペースで登山をしている。登山を始めたのは2年くらい前だ。
山に足を一歩踏み入れたとたん、日常のことを忘れることができる。山にはそんな力がある。
自然の中にいるとちょっとリセットした気分になれるのがいい。若いときはあまりアウトドアに興味は
なかったけれど、友人や知り合いに誘われて行ってみてはまった。最近登山はブームに
なっていて若い人もたくさん登っているけれど、それはそれですごいなと思う。自分は
若い頃はあんまりやろうと思わなかったから。

自分自身、登山するようになって感覚が少し鋭くなった気がしている。例えば気候の微妙な
変化とかである。山に入ると危険も全くないわけではないし、危険を防ぐために危機察知能力
がある程度必要になるからだろう。ただ、そんなこと言いながら登山中1回は尻餅ついている
が。

登山はとても魅力があるけれど、登山していて悲しくなることも時々ある。山道が工事で寸断
されていたり、ゴミが捨てられていたりだ。本当にひどい人達がいる。
山を登っていると英彦山みたいに昔の人達が本当に大事にしてきたんだなということが感じさせられることがよくある。だから自分達も山を大事にして後世の人達に山を残していかないといけない。

月1登山のプチ登山愛好家としては自然に対して何ができるのかというのも考えていかなければ
ならないが、まずは尻餅つかずに登れるようになるのが当面の目標である。







Friday 26 April 2013

今後も繰り返される不条理な移籍問題

ドイツブンデスリーガのお話。先日ボルシア・ドルトムントMFマリオ・ゲッツェのバイエルン
移籍が発表された。マリオはドイツサッカー界で将来を嘱望されている選手の
1人で弱冠20歳。ドルトムントには8歳の頃から所属している。
ドルトムントはこれまで2年連続でブンデスリーガを制しており、バイエルンにとって
ドルトムントは最大のライバルだ。バイエルンとしては今回の移籍により、ライバルの
弱体化に成功した形になる。

選手の移籍は選手自身の将来と本人の希望により行なわれるものなので、あまり
とやかく言えないが、同じリーグのライバルから選手を引き抜くというやり方は
感心できない。Jリーグでも浦和レッズがよくJリーグの他チームの主力選手を
獲得しているけれど、イメージがどうしてもヒールみたいになる。
こうしたいわゆるビッグクラブという存在もあった方がリーグも盛り上がるかもしれ
ないが、ビッグクラブはもう少しサッカー界全体のことを考えるべきだと思う。

選手を引き抜かれたクラブは多少の移籍金を得るかもしれないが、これまでその
選手を育てた労力と時間はお金で簡単に清算できるものではないのだ。
さらにビッグクラブへの移籍でたちが悪いのは選手が移籍した後になかなか輝けずに
潰れてしまうケースがあまりに多いことである。選手自身も立派なプロで短い選手生活
なんだし、よりお金がもらえるところに行くのは別に悪いことではないが、
その金額のプレッシャーに負けてしまうのだ。

こうしたビッグクラブは長期的なビジョンを持たずに選手を漁ってしまうとあっという間
に転落してしまう。なぜなら自分達のサッカーを築いてないから。破壊者ともいえるだろう。
どんなに優秀な選手をかき集めても適当に獲っていれば選手はフィットしないし、潰れてしまう。
選手自身が決めたこととはいえ、引き抜きにあったクラブはたまったものではない。
一方でコツコツと自分達のビジョンに沿ってサッカーを築き上げるクラブもある。
若い選手を育てて尚且つ勝利を得ていく。こうしたクラブは創造者といっていい。

最近Jリーグで興味深かったのはガンバ大阪の凋落。昨シーズンの開幕前にガンバがJ2に
降格するなんて誰が予想できただろうか。それまでのガンバは西野監督が作りだした
パスサッカーで魅力的なサッカーを展開していたが、その西野監督との契約延長を見送って
しまった。そして 新しく監督を迎え、新しいチームの編成を行なったが、失敗してしまい
調子を崩し、そのまま降格してしまった。
ガンバ自体は資金力がかなり豊富なチームである。実際、それまでもJの他チームの外国人
ストライカーをよく引き抜いていた。確かに自分達で選手を探したりするよりも、
他チームで活躍してる選手を獲ったほうが楽は楽である。 またガンバの場合、
西野監督がチームのビジョン等をほとんど考えていたのだろう。西野さんがいなくなってから
のフロントの対応はかなりお粗末ではあった。いくらビッグクラブでもマネジメントがしっかり
していなければすぐに転落してしまうのがサッカーの怖いところだ。

サポーターにとって応援してるチームのスター選手が移籍してしまうのはどういった
心境なのだろう。それは全部が全部裏切られたという思いではないはずだ。
チームに対してきちんと筋が通っていれば、大抵快く送り出すケースが多い。
選手自身にとってキャリアの選択は本当に難しいだろう。ただ、重要なのは移籍
先のチームのネームバリューだったりお金ではないのは確かだ。



Tuesday 23 April 2013

走ることについて語るときに僕の語ること

作家 村上春樹氏の走りについてのエッセイのようなものを読んだ。本の中の村上氏の印象として彼は想像以上にストイックでまさにアスリートという感じだった。 自分自身も最近ランニングを始めて1度だけだが、フルマラソンを走っている。走ることに関してのキャリアは彼に遠く及ばないが、共感できる部分がたくさんあって興味深い本だった。

走るというのはやっていて何故こんなことやってるんだろうと思うことが多々あるスポーツだ。とても単調だし、楽しくない。いや楽しくないわけではないが、苦しい。本には走ることで苦しさと向き合うことで生きている実感を得ることができるといったようなことが書かれていたが、まさにその通りだと思う。(解釈について間違ってたら申し訳ない)
僕の場合は達成感を求めて走ることが多い。どれだけの距離を走りぬいたかで走り終えたときに
満足感を得る。そうして走れば走るほど持久力もついてきて自信がついてくる。とてもシンプルなスポーツなのでやった結果が身体にすぐ表れてくる。持久力だけではなく次第に身体が引き締まってくるのが分かる。それから走ってるときは何故か自分はとても有意義なことをしてるんだという気分になる。周りの人々が休日に遊んだりしてるのに自分は黙々走り続けている。走って苦しい思いをすることで自分は頑張ってるんだと思えるからだろう。実際はただの趣味ということになるだが、それはそれで充実してるわけだから悪くない。

走るというのはこれまで脚力に恵まれた人達がやるものだと思っていた。だが、実際走るようになってその考えが変わった。誰でもできるし、人それぞれ自分なりのアプローチで取り組むことができるスポーツだ。ライバルはその他のランナーではなく、自分だ。企業に所属してるアスリートとなると話が違ってくるかもしれないが、 人それぞれ目標に向かって、フォームや練習方法を変えてみたり、自分に合った方法を探しながらタイムを縮めていく。そのためにはまず自分に勝つことが大事だ。そうしてタイムを縮めることができれば、その時は大きな達成感を得ることができるだろう。

先日、僕は初めてフルマラソンを走ってそれなりに納得のいくタイムを出せた。ただ練習も大変だったし、それ以来あまり走ってなかったが、この本を読んでまた走ってみようかなと思うようになった。
走りというのは本当に奥が深いスポーツ。これからは自分なりのペースで走っていきたい。

Monday 22 April 2013

スターバックスの功罪

街をあるけばたくさん目にするコーヒーチェーン。福岡ではシアトル系のコーチェーン、
なかでもスターバックスがダントツで多い。このスターバックスの登場でこれまでコーヒー
に親しみがなかった人もコーヒー好きになった人が多いのではないだろうか。
かくいう自分もその1人である。居心地のいい空間に季節ごとのメニュー、ビバレッジが
あって飽きない。コーヒー豆の種類もいろんな産地から選べることができて豊富だ。
数年前にスターバックスへ行くようになったが、行き始めた当初はスタッフのホスピタリティ
も素晴らしかった。とてもチェーンとは思えなかった。

しかし、最近はお店に行ってもわくわくすることが少なくなってきている。以前はどのお店
もサービスの水準が高かったが、少しずつ落ちてきている。スタッフに豆のことを聞いても
なかなかしっくりくる提案がない。 お店も以前と比べてだいぶ増えた。前はちょっと
特別なお店という感じがあったが、そうではなくなった。さらにスターバックスでは
サービスを拡大し、ディスカバリーズというコンビニで販売するチルドカップを作り始めた
のも大きいだろう。完全に商業主義に走っている気がする。
決定的だったのはドリンクを作る時、手動のエスプレッソマシンから全自動のエスプレッソ
マシンでコーヒーを淹れるようになったとだ。お店側は味は同じと謳うが、明らかに
味は落ちた。お客はそれ以来、シャバシャバのラテを飲む羽目になった。

一方、他のチェーンはどうだろう。同じシアトル系チェーンのタリーズを例に挙げると
タリーズはドリンクを手動のエスプレッソで1杯1杯丁寧につくってくれる。
スターバックスも本来1杯ずつつくるのだろうが、混雑してるときはまとめてだすことも
多い。またコーヒー豆に関しては国内焙煎でわりかし新鮮なコーヒーを飲むことが
できる。対してスターバックスはアメリカで焙煎してあるので店頭にでるころには
どうしても時間はかなりたっている。

ぼろくそに叩いてしまったスターバックス。それでもコーヒーに対するスターバックスの
貢献度は非常に大きい。良質のコーヒーをこれだけ多くの人に提供できるお店は他
にはないからだ。またコーヒーの生産者に目を向けるとこれまでのコーヒー農家は
つくったコーヒー豆を業者に安く買い叩かれて貧しい生活を強いられていた。そこを
スターバックスのような企業が適正な価格でコーヒー豆を購入すれば問題は大きく改善
されるはずなのだ。

今ではフラペチーノをはじめとしたドリンクやフードの充実でコーヒー苦手な人でも楽しめる
ようになったスターバックス。それはそれでとても素晴らしいことだけれど、
いつの日か昔のようなスターバックスに戻り、ゆったりした時間を過せるように
なれば、日本にもカフェ文化が本当に根付いたことになるのかなと思う。


友人が鬱になった。。

先日、大学時代の友人から鬱になったという報告があった。身近でそんな話はほとんど
聞かないので正直驚いている。一体なぜこんなことになったのだろうか?

彼からメールで連絡があったのは3日前。彼は仕事で関東におり、地元が九州だが、
G.Wに九州に帰るので都合が合えば会おうということだった。 その時は
こちらのスケジュールを確認してまた連絡すると返事をした。

ところが、昨日こちらから連絡しないうちに彼からまたメールが来た。どうやら
話したいことがあるらしい。

友人『ちょっと話があるんだけど』
自分『え?何?』
友人『ちょっと考えれば分かるよ』

?どういうことだろう。泊めてくれとかそういうことだろうか。。。

自分『どうしたんだ?泊めてくれってことか?』
友人『いやちゃんとホテルはとってあるよ』

だとしたら何だろうか?ただ彼は自分から話があるって言っておきながら、
一向に電話はしないのだ。どうせ電話代ケチってるだけだろう。
放っておいてもよかったが、こちらから電話をしてみた。

そうしてその時初めて彼が鬱になったということを知らされたのである。
鬱なんて解答、想像できるか。このバカ!

彼曰く話が長くなるので直接会って話をしようと思ったとのこと。それならそれで
いちいち話があるなんてメールすべきではないだろうと思った。

さらに話を聞いていくと勤めている会社には休職届をだしており、今は会社を
休んでいる。そしてこの休みの間、色々と行ったことのない地方へ旅をしてる
という。それだけ聞くと元気そうな感じではあるが、精神安定剤なども服用しないと
落ち着かないそうだ。いずれにせよまだ重症ではないとのことなのでそこだけは
安心できた。

ただ彼が鬱になったのは信じられなかった。なぜなら彼は自己中心的な性格で
相談事があっても相手に電話をかけさせるほどだからだ(笑)
彼は会社を休職していると言っていたが、どれだけ周りに迷惑かけているかも
想像できてないのではないだろうか?彼は軽症だが、治るのに1年はかかると
医者から言われているらしい。もし彼が1年休職するとなると、その間会社は彼の分まで
周りの人が仕事をこなさないといけないし、忙しいからといってうかつに人を雇うことも
できないのだ。
鬱は真面目な人がなりやすいという話を聞いたことがある。
彼の場合、真面目かどうかは知らないが、かなり細かいところがあった。
部屋は几帳面に掃除がされており、本やCDの位置が元の位置から動かされる
のをかなり嫌った。たとえ数センチでさえもである!
とても神経質だったことは確かだ。

社会人になってからはお互いしばらく同じ福岡にいたが、あまり会うことはなかった。
最後に会ったのは彼が関東に異動になるというので2人で飲んだときである。
その時の会計時も自分が支払った。これは送別会の意味もあったので最初から
その時の会計は自分が持つつもりだったが、彼の様子を注意深く見ると
なるべくなら、お金は払いたくなかったのだろう。
財布をだしながらも、なかなかお金を出さなかったのを見て、正直、2人で飲んだ
後悔したくらいである。

恐らく彼は目先の損得に異常に執着するのだ。電話代だってそうだし、飲みの
時もそう。彼は上手くやってるつもりでも、彼自身の考えなんて相手に簡単に
伝わってしまう。それだけでどれだけの不利益を被ることか。

彼が何故鬱になってしまったか。僕が思うに原因はずばりこの損得の執着にあると
考える。こうしたタイプの人はひとつ物事が上手くいかないと癇癪をおこす
パターンが多い。人生、無駄というか損なことから学ぶことの方が多いもの。
人生何事も上手くいくなんてことはない。むしろ上手くいくことの方が
少ない。そうした状況でどう考えてやっていくかが大事だ。

僕は今、彼と会うべきかどうかかなり悩んでいる。彼と話をしても十中八九無駄な時間
を過すことになる。それに人の話を聞くタイプでもないのだ。何気ない話でもこちらの
話にはほとんど耳を傾けないのに、忠告となると結果は火を見るより明らかだ。
これまでは彼がとんでもない人間のように述べてしまっているが、いいヤツでもあるのだ。
実は大学で一番最初の友人でもある。彼のことは心配でもあるし、人生、無駄や損も必要
とするなら会った方がいいのだろうか?この答えはなかなかでそうにない。。

Sunday 21 April 2013

免許更新の時に思ったこと

自分自身、運転はかなり下手な上に不良ドライバーだが、とうとうゴールド免許を
取得することになった。免許がゴールドだからといって運転技術を証明するもので
ないので、たいした自慢にならないが、免許更新の際の講習が短いのはありがたい。

免許更新のときに驚いたのは職員の対応のスムーズさ。これまでの講習とは大違い
だった。なんというか失礼な言い方になるが、公務員のイメージを一気に覆されるような
対応だった。免許更新時はいつも大勢の人で溢れるが、まず開始時刻に整理券が配られ
係員が更新の際の手順を説明する。そして開始時刻になると10人ずつが呼び出されて
手続きを進めていく。最後に簡単な講習があって全部にかかった時間は1時間たらず
だった。今までの免許更新時の係員の対応と大違いで、今回の係員はみなテキパキ
していた。さらにゴールドの免許だと平日に更新に行かなくてすむのはとても大きい。
これまでどうやって免許更新の時間をつくるか四苦八苦していたからだ。

こうして無事におわった今回の免許更新だが、道路交通法に関して、その時の情勢
に応じてどんどん変遷している印象を受けた。法律がどんどん厳しくなっているようだ。
 特に自転車への風当たりは強い。僕は自転車にもよく乗るというのもあって、
腹が立ったということもあるが、法律を厳しくするだけでは根本的な解決にならない。
僕が住んでるのは福岡市だが、事故の多さは全国でもトップ3に入るそうだ。
そもそも福岡市は道路環境が整ってないのである。
車を運転する場合ではところどころ車線が少ない道路が存在し、渋滞をたびたび引き起こしている。さらに信号の配置が悪くて、度々引っかかり、なかなか車が流れない。
例えば直線を走っているとき、信号がずっと先まで配置されているが、青になるのが
奥の方からなのである。信号の設定はよく知らないが、信号は手前から青にしていった
方が流れやすいのではと思う。
一方、自転車では講習でも車道を走れとなってはいるが、福岡市の車道は整備されて
おらずぼこぼこになっており、自転車の細いタイヤではなかなか上手く走れないのだ。

法律でドライバーを締めつける前に環境を整えることを考えるべきである。福岡は
都会と言われているが、他の大都市に比べ、街の設計がかなりマズイと思う。
それは車道などといった交通環境だけではない。市はこういったところから
取り組んでほしい。

Saturday 20 April 2013

サポーターの心構えとは

サガン鳥栖が3連敗。サポーターとしてはつらい日々が続きます。多くのサポーターの
場合、贔屓のチームが負けた後の1週間はブルーになります。何も手につかない人も
多いでしょう。僕も以前はそうでした。ただそれでは生活に支障をきたすと思いました。

それではこうした時、サポーターはどうすればいいのでしょう?僕がだした結論は目の前
の結果に一喜一憂せず、長い目でチームを見ることです。サガン鳥栖がまだJ2にいた
時のこと。僕はホームゲームは必ず観戦しにスタジアムまで足を運んでいました。そこで
チームが勝った時はいいですが、負けた時はとてつもない脱力感に襲われてました。
ショックでどうでもよくなってしまうのです。もちろんその週は仕事も手につきません。
僕はこのままでは非常にまずいと思いました。
あるゲームで鳥栖は昇格争いの可能性がほぼなくなるという敗戦を喫したときの
ことです。 よくよく考えるとそもそも鳥栖はまだ昇格に値しないチームなのではと
思うようになりました。当時はだいぶプロチームらしくなってましたが、自前で練習場
は持ってないし、予算も下から数えた方がいい規模の予算しかありません。
さらに予算のない地方のチームがリーグを戦っていくにはサンフレッチェ広島のように
下部組織が充実していなければいけませんが、ユースからトップチームに昇格した選手は
当時いませんでした。そう考えると昇格はあと10年はかかる
んじゃないかと思いました。こうして僕はチームについて長い目で見るようになって
いったのです。

それに鳥栖の場合、解散の危機をこれまで何度か経験しています。昔は来年チームは
あるのだろうかという心配をしたサポーターがたくさんいたわけです。そうしたこともあり、
応援できるチームがあるだけで幸せだとも思いました。

またサポーターは自分の生活を充実させることも重要でしょう。なぜなら、サポーターは
自分の生活が充実してなくても、チームが勝っていれば幸せだから。これは一見
良いことに思えても非常に危険なことです。チームの成績でサポーターの生活
というか人生が左右されては大変です。僕の場合、仕事はイマイチですが趣味は
増えました(笑)

僕がこうした考え方をするようになって4年。実はこうした考えをするようになった途端
とんとん拍子で鳥栖は昇格しましたが、これでよかったと思っています。
 チームを応援しつつ、自分のこともしっかりやって素晴らしいサポーターライフを
送りましょう。

Friday 19 April 2013

流行ってなんなのサ!

髪が伸びたので切りたいな~と思い、いろいろとヘアスタイルを探したときのこと。
見事に似たようなヘアスタイルが並んでしまっている。一体どうなってるのか?
多少違うのかもしれないが、全部同じように見える。例えば最近はツーブロックが
流行ってるようで『ハードパーマツーブロック』『セミツーブロック』『ツーブロックモテショート』
等など。

え~と・・・他のスタイルはできないのでしょうか?こうなったらツーブロック似合わない人は
スタイル探すの一苦労ですよね。日本の場合、特にヘアスタイルに限らず右に倣えといった
傾向が多いと思います。周りの人のを何も知らずに見て『おしゃれだな~』と思った矢先、
実は流行のスタイルだったと知った時の失望感。『そうか、お前もカ』

ただ、こうしたことはどうしような部分もあるでしょうね。何しろヘアスタイルに限らず行く先行く先でお店が流行のスタイルを薦めるのですから。流行というものはぐるぐる回るものですし、
本当に気に入ったのがあれば、取り入れればいい。確かに流行の先取りをしていると
かっこよく見えるかも。でもそんな無理して追いかけるものでもない。大事なのは個性です。

 昔は僕も流行にあこがれてた時期がありました。でも今は違う。流行ってるということは
皆がやってるんですよね?それってやっぱり嫌です。
ちなみに僕は『変わってますね』とよく言われます。確かに僕は変わってるかもしれない。
空気も読めないし、思ったことが口にでることがあるので目上の人に対して失礼な物言
いもよくしてしまう。こういった点は僕自身も直さねばと思っている。でも
『じゃあ普通って何なのサ?』とも思います。スーパーでも形の違う野菜はおつとめ品
になってしまいますが、自分もきっとそういう存在なのでしょう。でもおつとめ品が味
が落ちるかというとそうではないはずです。

高校時代の時でした。制服はブレザーでアレンジがあまりきかなかったということも
あり、夏服を着る時期にあえてブレザーを着たり?といったことをしていた人がいました。
これも個性。でも僕的にはNGです。なぜならダサいから。目立ちたいがための
行為はダサいだけだと思います。やはり自然体で個性を発揮しなければ。
時々、腰パンする人を見かけますが、高校の制服の場合、案外下手なことせず、
きちっと着たほうが一番のような気がします。

何だかまとまらなくなってきたのでまとめます。重要なのは自分らしくいることですね。
そして自分らしさとはどういうものかを追い求めるためにはやはり色々なスタイル
から選べる環境があるべきですね。



Wednesday 17 April 2013

苦しいチームの心境

サガン鳥栖とうとうリーグ戦連敗してしまいまいしたねぇ。昨季は連敗が非常に
少なかったので心配ではあります。ところで僕がサガン鳥栖の試合を観戦する
際、対戦チームが連敗中だとちょっと嫌な感じがします。というのは、連敗中の
チームはがむしゃらに来るチームが多いからです。そうしたチームを相手に
受けに回ると苦しくなりますね。
今回サガン鳥栖は連敗を喫してしまったわけですが、相手にとって嫌なチーム
になりえるのかというのを考えてみました。おそらくがむしゃらに行くことは
行くのでしょうが、連敗した時にでた課題が修正されているのかどうかが
問題です。これまで自分が気になった課題をあげてみると次のようになります。

その1 センターバック。
昨季在籍していたキムクナンの穴が埋まっていません。おまけに主力の小林、
若手期待の坂井が負傷。かなり苦しい台所事情です。

その2 左サイドバック
このポジションは長らく人材不足で本来攻撃の選手であるキムミヌが入ったり
しています。彼の攻撃力を考えるともったいないですね。

その3 連携不足
これはチーム全体の問題ですが、昨年と比べて守備でプレスをかけにいく場合や
チャレンジ&カバーで連携がとれていません。粘り強い対応ができていないです。
また攻撃でもチャンスはあるのにボールを持ってない選手のフリーランが悪くて
チャンスをフイにしていますね。

これらを解消するために大事なのはコレクティブにプレーをして選手1人1人が
チームを助けること。さらにべテラン選手の活躍に期待したいですね。
個人的にはDFの木谷、磯崎にでてきてチームを引っ張ってもらいたいです。
まだまだシーズンは始まったばかり。修正する時間はたくさんあるはず。

ここは尹監督の手腕に期待です。 GO!FOR!WIN!!!

プロになる~仕事に誇りを持つこと~

先週末は実家が引越しをするということでバタバタ。手伝いになってたかどうか
分かりませんが、しこしこと働いておりました。まずは家のいらないものを処分して、
必要なものは荷造り。最後に引越し屋さんが新居に運び込むという流れ。
まだ自分は実家に戻るわけではないですし、正直最初は面倒だなぁと思うこと
が多かったですが、懐かしい写真や物がたくさんでてきて何だか楽しかったですね。
いい気分転換ができました。

そこで実は一番感銘を受けたのは引越し屋さん。若い男性2人組でしたが、とても
ハキハキしていて仕事もキビキビこなします。重い荷物も軽々運んでいて、母も感
心していました。彼らは我が家でその日3件目だったそうですが、疲れた様子も見せず、
依頼主である私たちにも細かいところまで気を配って仕事をする様子には頭が下がり
ました。 こうした引越し業では細かいところまで気を遣わないと色々とクレームなどが
大変なのでしょう。運び出す家具の埃を払い落とすのにもこちらに許可をとったり、
運び出す前に家具の傷についても確認を求めたりするのを見て大変さを実感させられ
ました。

引越し作業について彼らが来るまでは引越し作業がなかなか捗らず、途方にくれた感
がありましたが、彼らが来たことであっという間に作業が片付いたのを見て家族一同、
感謝しきりでした。ふとその時に思ったのが自分は仕事をしていてここまで人に感謝された
ことはあっただろうかということ。プロというか人から仕事でお金をもらうというのは
本当に大変なんだと再確認させられました。しかもこの引越し屋さんは自分よりも
若い青年でした。彼らが自分の仕事に誇りを持っているのは仕事ぶりで何となく
分かりました。おそらくこれまで私達以外のたくさんの依頼主をその仕事で助けて
感謝されているはずです。以前テレビで震災後に物流の仕事に就いた男性の話が
あったのを思い出しました。彼はそれまで物流に関してそこまで興味なかったそうですが
震災でライフラインが機能せず物流がストップしたことで物が当たり前に届くという
ことについてのありがたみが、その時は本当に身に沁みたそうです。
それまで何とも思ってなかったのが、物流は世の中になくてはならないものという意識
に変わったそうです。

自分はまだまだあまちゃんですが、皆さんに見習いつつ、仕事をやっていきたいと
思います。

Tuesday 9 April 2013

ダウンはしっかりと

日曜にマラソン走り終えた後、すぐにダウンすればよかったのですが、
していなかったので足が強烈にこわばってしまいました。
本来は走ったあとにきつくても軽~くジョグしたほうが疲労物質はとれるそうです。
ですが、日曜は走った後、記念撮影できるイベントをやってるのを見てそっちに行って
順番待ちしていたら、こわってしまいました。階段なんてとてもじゃないけど
登れません。
そこで日曜は帰りに古湯で温泉から~の三瀬で食事して帰り、翌日筋肉痛ながらも
軽くジョグ。最初はまったく走れませんでしたが、次第に乳酸が抜けていき走れる
ように。ほんとケアは大事ですよね。

Sunday 7 April 2013

SAGA SAKURA MARATHON

僕の地元である佐賀で初めてフルマラソンが開催されるということで参加してきました。

普段、ジムやサッカーしたりとそこそこ運動してはいましたが、そうするうちにランニングにも興味がでてきました。そこで桜マラソンは軽い気持ちでエントリーしましたが、最初はハッキリ言って後悔しました。一度フルマラソンの距離を走ろうとして途中で走れなくなった経験があったからです。

そこでこのままではマズイと思い、練習を始めました。毎日仕事が終わってからのランニング。しんどい日々が続きました。練習が終わるとへとへとでほとんど他のことに手が回りません。それでもマラソンにエントリーしたからには、下手な走りはしたくないと思い、練習を続けました。すると少しずつ持久力がついて、目標も『最初は完走できればいいな』からサブ4へと大きくなりました。

練習を本格的に始めたのは今年に入ってからですから、4ヶ月。せっかくこれまで頑張ったのだから、何としても達成したい。大会が近付くとカーボローディングやウォーターローディングなどをして調整についてはやれることをしっかりやっていこうと思いました。

大会当日。3時起床。スタート時間から逆算して朝食をとって出発。早めに会場入りしてストレッチや準備を行ないました。いよいよレースのスタート。今回のマラソンではエントリー時に予想のタイムを申告して出走ブロックを決めます。ところが僕はかなり遅めのタイムで申告したため、最後尾のブロックからのスタートになりました。おかげでなかなかスピードが出せず、苦労しましたが、10km超えたあたりからいつものペースで走れました。それからは沿道の皆さんの応援にも助けられ、30kmあたりまで順調にペースを刻んでいきます。アクシデントが起きたのは終盤でした。レース前に出すもの出しつくし、これで途中にトイレに駆け込むことになれば、自分の身体を呪うしかないと思い、このレースに臨んでいたのですが、まさかの便意。自分の身体を呪いました。レース残り10km。ここからが地獄でした。エネルギーが枯渇してパワーがでません。足を上げるだけで精一杯。いわゆる30kmの壁です。これまでキロ5分前後で刻んでいたペースが6分になりました。それでもなんとか耐えてペースガタ落ちながら目標のサブ4達成。大会タイムは3時間58分。ネットタイムでは3時間50分。これはスタート時は前のブロックから号砲がなって一斉にではなく、順次スタートしてロスがでるため。これまで目標に向けて計画を実行して達成したという経験はなかったので、非常に嬉しい出来事でした。自分でもやれるんだ。。このことで自信が付きました。

これまで陸上競技は運動神経が良くて脚の速い人がやるものだと思ってましたが、違うんですね。元々シンプルな競技で、人それぞれ目標について自分なりのアプローチで楽しむことができるとを実感しました。

また桜マラソンはこれまでハーフマラソンで、今年からフルマラソンの大会に生まれ変わりましたが、運営、ボランティアの各スタッフと沿道で応援してくれる方々のホスタピリティは素晴らしいものがありました。とても初めての大会とは思えません。走っていて常にみんなの後押しを受けている感じがあり、心強いものがありました。この時ほど佐賀に生まれてよかったと思ったことはありません。是非ともこれから先長く続いて大きな大会になってほしいと思います。




Saturday 6 April 2013

代償は大きい…

J1第5節 サガン鳥栖 vs 清水エスパルス

鳥栖は0-1で敗戦。相手は長らく勝ち星から遠ざかっており、チームとしても勝ち点3を計算していたかもしれません。非常に痛い敗戦でした。

清水は試合前に円陣を組むなどかなり気合入ってました。試合が開始してからもなりふり構わないプレー(かなり荒いともいう)
をしてきました。ファールがあってもレフリーは全て笛吹くわけではないので、鳥栖もリズムに乗れませんでした。

ただそれだけでなく、今日の鳥栖はアグレッシブさに欠けており、らしくない感じでした。ゴール前でパスミスが続き、シュートにあまり持っていけませんでしたし、勝負しかける場面が少なかったですね。


鳥栖は豊田にまずボールをあてて攻撃しますが、清水は徹底して豊田をチェックし
セカンドボールも拾わせませんでした。
そこで鳥栖はDFラインから組み立てようとしますが、ミスが多く繋がりません。
今回は気の緩みもあったと思います。

ナビスコでメンバーを温存させてこの結果ですから、今後選手起用に関しては考えた方がいいでしょうね。

Thursday 4 April 2013

ナビスコカップ 悩ましいベストメンバー規定

昨日行なわれたヤマザキナビスコカップ第3節 鹿島アントラーズ 対 サガン鳥栖。
鳥栖は残念ながら試合終了間際に1点とられて敗戦。よく粘っていましたが、もったい
なかったですね。
 ここでびっくりしたのは鳥栖のメンバー構成。リーグ戦のメンバーをほとんど入れ替え
さらに本来7人まで帯同できる控え選手も4人しか帯同していませんでした。
見方によれば、相手にも敬意を欠くと見られかねないこの行為。
多くのクラブが頭を抱える問題でもあります。ナビスコカップでは『ベストメンバー規定』
なるものがあり、当該試合直前のリーグ戦5試合の内,1試合以上先発メンバーとして
出場した選手を6人以上含まなければならない。とされています。
 ですが、今回の試合では2日後にリーグ戦を控えており、クラブとしてはできるなら
選手の消耗は避けておきたいところです。 そこで鳥栖も大胆にメンバーを変更して
きたわけですが、サッカー関係者のほとんどはこうした行為に関して容認の姿勢を
示すでしょう。このベストメンバー規定たるものは八百長の防止といった意味合い
もあるそうですが、スポンサーへの配慮によって定められたもの。さらにベストメンバー
の基準は曖昧な部分が多いのです。いくら主力の選手でも過密日程で試合をこなせば、
調子を落とします。ベストチームなんてものはその日その日で変わるものです。
個人的な考えとしては選手が多少変わっても、指揮する監督も変わらないわけですし、
大きな問題はないと考えます。このほうが公式戦で若手選手にプレーする機会を与えられる
わけで、サッカー界全体でみてメリットは大きいです。 観に来たお客さんもメンバーの
良し悪しではなく、普段出場機会に飢えている選手達の精一杯のプレーを見て欲しい。
彼らはポジションとるために必死にプレーするはずです。そしてそうしたプレーが見れる
のがナビスコの魅力といえるでしょう。

今回の試合では鹿島はほぼフルメンバーでした。それはタイトル奪取を毎年義務付け
られる名門チームの宿命ともいえます。 一方の鳥栖は1部残留を目指すため、
リーグ戦に比重をおいての戦いでした。 試合内容として守備は全体でよくやっていました
が、攻撃ではカウンター一辺倒になってしまってました。ボールを獲ったら、
すかさず前線に蹴ってましたが、すぐにボールを失う場面もたくさん見られました。
こうして守備の時間が長くなるとチームもきついと思います。もっとボールを大事にして
緩急つけた攻撃をしてほしいですね。ゆっくりDFラインから組み立てていく攻撃も
必要だと思います。その点、鹿島は試合運びが上手かったですし、各選手がその時
その時の状況で何をすべきかチーム全体でわかっていたような感じです。

最後の鳥栖が失点したCKでは鹿島MF小笠原が興味深いプレーをしていました。
味方選手をマークしてくる鳥栖のDFをブロックしていたのです。腕を広げて相手に密着
し、行く手をふさいでました。腕を使って抱え込んだり、引っ張ったりしない限り
ファールにはならない。こうしたプレーはよくあるのかもですが、こうやってブロック
するというのは知りませんでした。

リーグはまだ始まったばかり。リーグ戦では鳥栖は今度アウェーで鹿島とまた対戦します。
いい試合を期待したいですね。

Wednesday 3 April 2013

自転車通勤者の叫びを聞け!

毎朝、僕は自転車で通勤している。(ちなみに自転車はanchorのクロスバイク
でーす。鳥栖サポならブリヂストン製でしょ!)
だが、日本の自転車事情は切ない。一応自転車は車両になるので車道を走らな
ければいけないが、そんなことするとバスや乗用車に幅寄せせれる始末。
かといって歩道も歩道でママチャリや歩行者で大混雑。さらに一部歩道では
自転車を押して歩かないといけないという決まりまでできている。

日本の自転車事情はかなり厳しいと言わざるを得ない。本来ならば、自転車用
の走行レーンを車道に設けなければならない。ただそんなものはないので自転車は左
に寄せて走るが、時々、車のドライバーで本来自転車は車道を走らなければ
いけないという決まりを知らない人がいたりする。
 ママチャリが車道を走ったら確かに危ないなと思う。しかし、スポーツバイクなら
それなりにスピードでるので問題はない。またたまに自転車用のレーンが設けて
ある道路も見かけるが、片道車線だけだったりする。自転車用のレーンは
それぞれの車線に設けなければ非常に走りにくい。なぜなら自転車で対向車と
すれ違うとき、かなり幅がきつくなるのだ。同時に2台が精一杯。となると、
一方通行なら十分な幅でも対向車が来たら、非常に追い抜き等がしにくくなる。

また歩道を走らざるを得ない場合もそれはそれで大変だ。最近の歩行者は
スマホばかり見て前見て歩かない人多いし、こちらが避けていても歩道いっぱい
に広がって歩いたりする。こうした場合は特にルールなんかないけれど、
お互い融通し合うべきだと思う。

ちなみに自分が住んでいるのは福岡市だが、車道走れたとしても車道もきちんと
舗装されておらず、でこぼこしている。ロードバイクで走ってる人は大変に違いない。
自分がクロスバイクに乗っている理由の1つでもある。
おそらく日本で自転車に対する境遇が良くなるという見込みは今後しばらくないと思う。
それならそれで歩行者・自転車・車でそれぞれ融通し合って
道路を使うべきだろう。自分が納得いかないのは自転車ばかりが締め付けられる
点。確かにノーブレーキピストや傘差し運転とかマナーが悪い運転が多いのも事実。
でもマナーが悪いのは自転車だけじゃない。歩行者や車も一緒だ。

一見、不満の多い交通事情であるが、自転車は楽しい乗り物である。シンプルで
動力は自分の脚だから疾走感をダイレクトに感じることができる。

自転車乗りがもっと増えて自転車がヨーロッパみたくメジャーになればそうした
事情も変わるかもしれない。



Tuesday 2 April 2013

最近の日本代表に思う

ちょっと前に行なわれたワールドカップ予選 日本対ヨルダン。この試合を振り返るといくつか
気になる点がでてきた。
まずは勝負強さがなくなっていること。対戦相手のヨルダンはホームで6点とって
勝利した相手。そんな相手にいくらアウェーだからといって1点しかとれなかったのはどうなんだろうか。
最近の代表はラトビアやカナダなど親善試合でも格下の相手としか試合をしていない。
こうした試合のためにわざわざヨーロッパ組の選手を呼ぶのもどうかと思う。チームの強化
には強い相手と試合を組むのはやはり必要不可欠。分かりきっていることだけど、ギリギリで
厳しい試合を経験することでチーム力は上がる。ヨルダン戦にしても五分五分の展開を
モノにできなかったのはこうしたことも原因だと思う。遠藤のPKもらしくなかった。
コースは枠いっぱいだったが、中途半端な高さに蹴ったためストップされてしまった。
アウェーの雰囲気もやはり影響していたと思う。

次に代表の選手選考。代表メンバーを見ていると海外でプレーしている選手が多い。
確かに海外組の選手は上手い選手が多いが、国内の選手が劣るかというと決してそう
ではないと思う。
今の代表選手が所属しているリーグでレベルが高いのはプレミアかセリエAぐらいなのでは。
加えて選手達の成長も止まっているような気がする。相変わらずFWはエース不在だし、
新しい選手を発掘して刺激をいれないと活性化しないだろう。もっとJリーグを見ていけば
興味深い選手はたくさんいるはず。
最近、代表を見ていて2006年ドイツワールドカップの時のジーコジャパンが
頭よよぎるのは気のせいだろうか。このままだとJリーグも盛り上がらないし、
ザッケローニ監督もJリーグも見ているというメッセージを送る意味で呼んで欲しい。
現メンバーでJリーグに所属している選手は以前からの代表組で新しく呼ばれた選手はいない。
前にFWでサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が呼ばれたが、仕方なく呼んだという感じが
して残念だった。

ワールドカップの出場権を目の前にしながらも今後が非常に気がかりなザックジャパン。
新しい選手の台頭とコンフェデレーションズカップも控えているのでそこでの戦いぶりに
期待したい。

Monday 1 April 2013

トレーニングマッチ vs U-17日本代表

先日、鳥栖で行なわれたサガン鳥栖のトレーニングマッチを観戦してきました。
相手は17歳以下の日本代表です。こうしたトレーニングマッチは普段公式試合に
出れない選手をチェックできるので貴重です。

U-17代表は鳥栖のプレッシャーを物ともせずしっかりと繋いできます。 この年代としては非常に
洗練されていました。一人一人が落ち着いていましたね。それに対し、ロングボールで
対抗する鳥栖(笑)。鳥栖はFW18野田がよくボールを収めて起点になっていました。
彼はこの試合ハットトリックしましたが、うち1点はオーバーヘッドで決めたもの。調子は
良くなっているようです。
鳥栖のオフェンスでは野田の他にMF25早坂の右サイドでの崩しが
目に付きました。早坂は突破力やキープ力に加え、状況判断が優れている選手。サイドバックと
上手く連携もとれていました。昨年は怪我の影響で出遅れていましたが、今年はコンディションが良くなれば活躍してくれるはずです。一方ディフェンスでは相手にほとんどシュートを打たせませんでしたし、非常によかったのですが、相手は徹底して繋いできたため、シュートが少なかったというのもありました。その点はA代表とそっくりです。その他ではボランチの部分であまり相手を潰せてないような印象を受けました。今回は若い選手が多かったですし、今後改善されるでしょう。

今年の鳥栖は選手がまた一部入れ替わっているため、まずは残留に向けて新しい選手がどれだけ戦術にフィットできるかが大きな鍵になりそうです。
それからFW11豊田陽平の活躍にも期待ですね。彼については一度サインを貰ったことがあるくらいで話とかはしたことありませんが、プレーは彼が鳥栖に来てからずっと見てきました。
彼は鳥栖に来たばかりの時と比べると本当に変わりました。それは試合を見るだけで感じ取れます。鳥栖にきて成長しているのは何も豊田だけではありませんが、今度そのあたりで思い溜めている話もたくさんあるので次の機会でできればと思います。


RESTART

前回の投稿から1年2カ月あまり。このブログの主なテーマは『サガン鳥栖』で、そのサガン鳥栖がJ1昇格を決めたあたりのタイミングでブログはお休みしてましたが、再開させます。

理由はせっかく自分を発信できるコンテンツが身近にあるのだから生かさねばということです。ブログは最初興味本位で始めました。自分の性格から更新頻度は少なくなるというのは覚悟してましたが、実際やってみて、やはり少なくなりました。でも最近思うことがあり、今後は発信力を磨かねばと考えたわけです。

昔、ネットがなかった時は自分の考えについて不特定多数の人々に発信することなんてほとんどできませんでした。けれども今ではマスメディアを使わなくてもネットを使えば誰もが手軽に自分の意見を発信できる。そうしてネットに氾濫する情報により、マスコミやメディアが伝えない情報も簡単に知ることができる世の中になりました。このことを強く実感したのは東日本大震災が起きた後でした。震災に関するニュースではすべてのメディアがというわけではないけれど、重要な部分が抜けていたり、コントロールされている部分があったりととにかく信用できない部分がある。真のジャーナリズムとは?これまではメディアの情報を鵜呑みにしていたけれど、もうそんなことはできません。ただネットはネットでデマが多いのも事実。これからは情報について一人一人が判断してどうすべきかを考えないといけない。私は震災に関してボランティアとか寄付とか全くやってなかったので特に人生観等、影響受けてないつもりでしたが、知らず知らずのうちに影響を受けていたようです。

震災が起きた時に驚いたのが、瓦礫の受け入れ反対運動や買占めといった動き。この震災において日本は国難というべき状況に直面しました。こうした時こそ結束が必要でしたが、自分も含め、それぞれが自分のことしか考えない行動をとってしまいました。震災は日本人というか人間の裏の醜い部分を一気にあぶりだした気がします。私は九州に住んでいるので買占めとかは流石にしませんでしたが、瓦礫の受け入れ反対とかもしていません。やはり東北の人達が困っているのに自分達だけぬくぬくしてていいのかとも思ったからです。この件については実際、自分で説明会に足を運んだりして自分なりに考えました。私が行ったのは佐賀県武雄市で行われた説明会でしたが、反対している人については誰の言うことを信じたらいいのか分からないといった様子でした。結局、自分も瓦礫受け入れの反対なんてやはりすべきでないと判断した最大の決め手は東北の人達が困っているからでしたが、この時に聞いた専門家の話はとても参考になる話だったので本当に足を運んでよかったと思いました。

また震災以降は原発再稼働についても色んなところで議論が交わされてますね。私の意見としては原発は段階的になくしていくべきという考えです。ところが私の周りはほとんど再稼働反対です。しかも再稼働反対の人はヒステリックに意見を叫ぶ印象がありました。私の意見は一見再稼働賛成の意見になるため、下手に自分の考えをしゃべると何と言われるか・・・。いくら周りが反対の意見が多数を占めているからといって自分の意見を自信を持って言えないのは情けなかったですね。『原発の地下に活断層があるんですよ!!!!』人が生きている限り、どんな形であれリスクは背負っているものです。それが原発なのか違う別のものなのか。恐らく原発より怖いリスクはたくさんあるはずです。また中小企業が必死の思いで電気代のためにコストカットしているのを見るとどうなのかなとも思いました。もしかすると本当に原発なくても全然電気は余裕で値上げも電気会社がぼったくってるだけかもしれませんが。

話がだいぶ逸れましたね。サガン鳥栖から原発へ(笑) 要するに私としてはこうした時代だからこそ自分の目で見て、判断するということが重要になるのではと思っているわけです。今後のテーマはおそらくほとんどがサッカーになるでしょうが、しっかりとした自分を持ってこのブログを楽しんでいきたいと思います。