Tuesday, 23 April 2013

走ることについて語るときに僕の語ること

作家 村上春樹氏の走りについてのエッセイのようなものを読んだ。本の中の村上氏の印象として彼は想像以上にストイックでまさにアスリートという感じだった。 自分自身も最近ランニングを始めて1度だけだが、フルマラソンを走っている。走ることに関してのキャリアは彼に遠く及ばないが、共感できる部分がたくさんあって興味深い本だった。

走るというのはやっていて何故こんなことやってるんだろうと思うことが多々あるスポーツだ。とても単調だし、楽しくない。いや楽しくないわけではないが、苦しい。本には走ることで苦しさと向き合うことで生きている実感を得ることができるといったようなことが書かれていたが、まさにその通りだと思う。(解釈について間違ってたら申し訳ない)
僕の場合は達成感を求めて走ることが多い。どれだけの距離を走りぬいたかで走り終えたときに
満足感を得る。そうして走れば走るほど持久力もついてきて自信がついてくる。とてもシンプルなスポーツなのでやった結果が身体にすぐ表れてくる。持久力だけではなく次第に身体が引き締まってくるのが分かる。それから走ってるときは何故か自分はとても有意義なことをしてるんだという気分になる。周りの人々が休日に遊んだりしてるのに自分は黙々走り続けている。走って苦しい思いをすることで自分は頑張ってるんだと思えるからだろう。実際はただの趣味ということになるだが、それはそれで充実してるわけだから悪くない。

走るというのはこれまで脚力に恵まれた人達がやるものだと思っていた。だが、実際走るようになってその考えが変わった。誰でもできるし、人それぞれ自分なりのアプローチで取り組むことができるスポーツだ。ライバルはその他のランナーではなく、自分だ。企業に所属してるアスリートとなると話が違ってくるかもしれないが、 人それぞれ目標に向かって、フォームや練習方法を変えてみたり、自分に合った方法を探しながらタイムを縮めていく。そのためにはまず自分に勝つことが大事だ。そうしてタイムを縮めることができれば、その時は大きな達成感を得ることができるだろう。

先日、僕は初めてフルマラソンを走ってそれなりに納得のいくタイムを出せた。ただ練習も大変だったし、それ以来あまり走ってなかったが、この本を読んでまた走ってみようかなと思うようになった。
走りというのは本当に奥が深いスポーツ。これからは自分なりのペースで走っていきたい。

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