Friday, 1 November 2013

対セレッソ大阪戦 堅守復活?

これまでどちらかというと堅守が売りだった鳥栖ですが、今季は5-4やら4-6やら大味な
試合が目立っていました。シーズン途中の補強で守備のテコ入れを行い、だいぶチーム
も安定してきましたが、今回の試合は残留圏内にとどまるために非常に重要な試合です。
そしてこの大一番に鳥栖はセレッソ大阪をホームに迎えての一戦です。

この試合ではつい最近日本代表に選出された柿谷や山口らが来るということもあり、
注目度も高く、たくさんの観客で席が埋まっていました。
リーグ屈指の攻撃陣を擁すセレッソ大阪。鳥栖はこの攻撃陣をどう抑えるかに焦点
が向けられました。

試合開始- 予想通り序盤からセレッソは攻め込んできました。個々の技術も高いですが、
少ないタッチでボールを回し、左右に展開するセレッソ。そこで横ズレができた際に
すかさずタテにくさびのボールを柿谷に入れてきました。ただ恐らくセレッソのエース柿谷
は主にDF36菊地が見ていたと思いますが、 あまり仕事はさせていなかったように思います。
鳥栖は豊田のヘディングシュートや高橋のミドルシュートがあったくらいでしたね。
鳥栖は前半は何度かピンチを迎えつつも身体を張った守備でなんとか0点におさえて
ハーフタイムに入りました。

後半、相変わらず攻め続けるセレッソですが、じょじょに疲れが出始め、選手間
が間延びしてきました。 どこのチームでもそうですが、後半の中盤に差し掛かると
スペースがでてきます。そこで鳥栖です。鳥栖は走力においてはリーグでも屈指の
チーム。相手が間延びするとチャンスがどんどん生まれることがあるんですね。
今回の試合もそうでした。

サイドハーフのMF10金民友やMF25早坂が果敢に攻め込み、ペースを握っていきます。
特に早坂は随所に高いテクニックやアイディアを見せて勝負を仕掛けていきました。
 チーム入団当時はテクニックで魅せるような選手ではなかった早坂。ただ非常にクレバー
な選手で常にチームのバランスを見ながらプレーできる選手です。昨季より怪我などで
ベンチも多かったですが、非常に勿体無いことです。

先制点はMF14藤田の技ありゴールでした。金民友が入れたクロスを相手GKが飛び出して
パンチングでクリア。そのクリアボールに反応したのが藤田でした。シュートを撃つときは
PA外で距離がありましたが、ダイレクトでクリアボールをゴールに蹴りこみました。
待ちに待った先制点に鳥栖ベンチは大歓喜。

その後、疲れの見えた早坂に代わり、DF24金井がピッチに入りました。本来サイド
バックの選手ですが、最近はMFでの出場が多くなっています。
その金井が出場してすぐに大きな仕事をしました。藤田の蹴ったFKにヘディングで合わせて
追加点。この日の鳥栖にはこの2点で十分でした。鳥栖はFW22池田に替えてMF16ニルソン
を投入。3ボランチで4-3-2-1にして守備固め。最後まで集中を切らさなかった鳥栖は
なんだかんだで完封勝利をおさめました。

今回の試合、鳥栖はDF5坂井、DF3磯崎などあまり出番が多くなかった選手達が
活躍したことで収穫のある試合となりました。
今季も残り少なくなってきましたが、これからどういったチームになっていくのか
非常に楽しみです。




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