今日はJ2の最終節が行われました。J1へはすでにガンバ大阪、ヴィッセル神戸
が昇格を決めています。残り1枠はプレーオフで決まるわけですが、そのプレーオフ
進出は8位のチームまで可能性があるという大混戦で最終節を迎えました。
自分が観戦したのはVファーレン長崎と徳島ヴォルティスの試合(TVでしたが)
長崎は引き分けでもプレーオフへの進出が決まります。徳島は勝利が絶対条件です。
試合は長崎ペースで続きました。長崎は前線からプレスをかけてショートカウンター。
徳島はなかなか前にボールを運べず、押し込まれる状態が続きました。
普段はつなぐサッカーをしているという徳島。長崎のプレスを掻い潜るために
中盤を省略してタテに蹴りますが、なかなか前線でボールを収められません。
長崎は3バックでしたが、守備の局面ではボランチが下がって4バックへ。
相手への寄せも非常に早く、徳島にチャンスを作らせません。
徳島は結局ボールをつないで攻撃を仕掛けるようにしましたが、ほとんど
シュートを撃てずに前半を終えました。
それに対し長崎は前めでボールを奪うと果敢に攻め込み、惜しい場面もいくつか
つくりますが、決定的なチャンスとまではいきませんでした。
後半になっても長崎優位は変わらず。そこで徳島はFWを下げてMFを増やす選手交代
を行います。おそらく中盤を増やしてセカンドボールを拾おうという意図だったと思います。
この選手交代で試合の流れが徳島に傾きました。
長崎は前半のプレスがたたり、それまでの勢いも次第になくなってきました。
そして後半22分。ついに徳島は待望の先制点をあげます。
耐えに耐えて奪った先制点でした。
その後長崎も反撃を試みますが、退場者をだしてしまい、その時点でとうとう力尽きました。
ほとんど前にボールを進めず、そのまま試合終了。
徳島は自力でプレーオフ進出を決め、長崎はどうなったのか?というと
他会場の結果、6位でのプレーオフ進出が決まりました。
長崎は前半の押し込んでいた時間帯にゴールが奪えていれば。。
かなり勿体ない試合をしたと思います。
長崎は徳島と比べ経験値で劣っていたのかもしれません。
長崎のサッカーは皆がよく走るダイナミックなサッカーですが、勢いにまかせてという
感じにも見えました。ですので自分達のペースの時に点を獲れないと苦しくなります。
それでもJ2初年度でこの成績はお見事。
長崎の高木監督は守備的なチームをつくるイメージがありましたが、長崎はかなり
アグレッシブなチームですね。
限られた予算でどう上位のチームと立ち向かっていくか。
一つの答えを見せてくれました。
Jリーグは地域の特性がでたチームが多くなっているように感じています。
こうして地域にサッカーが文化として少しづつ根付いていけば、
日本も強豪国と呼ばれる日も近いかもしれません。
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