Monday, 1 July 2013

コンフェデレーションズカップ。ブラジルで始まりブラジルに終わる。

ワールドカップ開幕を1年前に控えて行なわれたコンフェデレーションズカップも
ついに閉幕。ブラジルの優勝で幕を閉じました。
決勝はブラジル対スペイン。なかなかお目にかかれない屈指の好カードでしたが、
結果は予想に反して3-0と大差がついてしまいました。

大会通じてブラジルのパフォーマンスは際立っていましたね。ブラジルと言えば
どちらかというと個人技メインであまり組織的なイメージがないのですが、
今大会のブラジルはとてもコレクティブでした。特にボランチ2人(パウリーニョ、グスタボ)
とCB2人(ダビド・ルイス、チアゴ・シウバ)の守備が秀逸。スペインの中盤は
真ん中でボールを持てばあっという間に潰され、パスを封じられてしまいました。
ネイマールら攻撃陣が活躍できたのはこの4人がいたからこそ。
あれだけの攻撃陣を並べてあそこまで固い守備ができるとはあっぱれの一言です。

スペインは日程が厳しくブラジルと比べて休みが1日少ないというのもあったのかも
ですが、サッカー界のトレンドが変わりつつあるのかなとも思いました。
スペイン代表はFCバルセロナをベースに作れられたチームですが、そのFCバルセロナ
は前に行なわれたチャンピオンズリーグで準決勝で敗退しています。しかも
かなり一方的な差をつけられて敗退しました。スペイン対策というのはどのチームもある程度
分かってきてるわけですね。

今大会、ブラジルが優勝しましたが、ワールドカップ本番ではどうなるか分かりません。
98年フランス大会のブラジルもかなりのメンバーを揃え、現ブラジル代表と同じく圧倒的な
優勝候補でしたが(毎回そうだったりするけど)、優勝できませんでした。

ところでブラジルに付け入る隙はあるのか。僕はあると思います。
今大会で言うとメキシコの戦い方にヒントが隠されているように思います。
あの試合メキシコは開始早々ブラジルに先制を許し、劣勢になりましたが、
トップ下で突破力のあるドス・サントスをネイマールにぶつけてネイマールの攻撃力
を封じるという方法をとり、ペースを取り戻しました。
あとはブラジルの真ん中は固いのでサイドからどう組み立てるかでしょうか。

今大会、日本代表も出場し、実際のワールドカップ会場で試合もできてとても
いい経験になったと思います。これからどうチームが作られていくか非常に
楽しみです。 

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