僕の地元である佐賀で初めてフルマラソンが開催されるということで参加してきました。
普段、ジムやサッカーしたりとそこそこ運動してはいましたが、そうするうちにランニングにも興味がでてきました。そこで桜マラソンは軽い気持ちでエントリーしましたが、最初はハッキリ言って後悔しました。一度フルマラソンの距離を走ろうとして途中で走れなくなった経験があったからです。
そこでこのままではマズイと思い、練習を始めました。毎日仕事が終わってからのランニング。しんどい日々が続きました。練習が終わるとへとへとでほとんど他のことに手が回りません。それでもマラソンにエントリーしたからには、下手な走りはしたくないと思い、練習を続けました。すると少しずつ持久力がついて、目標も『最初は完走できればいいな』からサブ4へと大きくなりました。
練習を本格的に始めたのは今年に入ってからですから、4ヶ月。せっかくこれまで頑張ったのだから、何としても達成したい。大会が近付くとカーボローディングやウォーターローディングなどをして調整についてはやれることをしっかりやっていこうと思いました。
大会当日。3時起床。スタート時間から逆算して朝食をとって出発。早めに会場入りしてストレッチや準備を行ないました。いよいよレースのスタート。今回のマラソンではエントリー時に予想のタイムを申告して出走ブロックを決めます。ところが僕はかなり遅めのタイムで申告したため、最後尾のブロックからのスタートになりました。おかげでなかなかスピードが出せず、苦労しましたが、10km超えたあたりからいつものペースで走れました。それからは沿道の皆さんの応援にも助けられ、30kmあたりまで順調にペースを刻んでいきます。アクシデントが起きたのは終盤でした。レース前に出すもの出しつくし、これで途中にトイレに駆け込むことになれば、自分の身体を呪うしかないと思い、このレースに臨んでいたのですが、まさかの便意。自分の身体を呪いました。レース残り10km。ここからが地獄でした。エネルギーが枯渇してパワーがでません。足を上げるだけで精一杯。いわゆる30kmの壁です。これまでキロ5分前後で刻んでいたペースが6分になりました。それでもなんとか耐えてペースガタ落ちながら目標のサブ4達成。大会タイムは3時間58分。ネットタイムでは3時間50分。これはスタート時は前のブロックから号砲がなって一斉にではなく、順次スタートしてロスがでるため。これまで目標に向けて計画を実行して達成したという経験はなかったので、非常に嬉しい出来事でした。自分でもやれるんだ。。このことで自信が付きました。
これまで陸上競技は運動神経が良くて脚の速い人がやるものだと思ってましたが、違うんですね。元々シンプルな競技で、人それぞれ目標について自分なりのアプローチで楽しむことができるとを実感しました。
また桜マラソンはこれまでハーフマラソンで、今年からフルマラソンの大会に生まれ変わりましたが、運営、ボランティアの各スタッフと沿道で応援してくれる方々のホスタピリティは素晴らしいものがありました。とても初めての大会とは思えません。走っていて常にみんなの後押しを受けている感じがあり、心強いものがありました。この時ほど佐賀に生まれてよかったと思ったことはありません。是非ともこれから先長く続いて大きな大会になってほしいと思います。
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