今年1月にCSKAモスクワからイタリアの名門ACミランへ移籍した日本代表MF本田圭祐。
この移籍については多くのメディアが取り上げ、非常に世間から注目されました。
しかもミランは背番号10を本田の為に用意。期待度の高さを窺い知ることができます。
本来、昨夏の移籍を目指していましたが、結局CSKAモスクワとの契約が切れてからの
移籍となりました。昨夏は移籍失敗っ!とメディアに騒がれましたが、(実際、自分もそう思った)
最悪でも1月に移籍するという形で代替策をとっていたのですね。
本田のデビュー戦は1月13日の対サッスオーロ戦となりました。
ミランはアウェーでの戦い。本田は1月に合流したばかりということもあり、ベンチスタート
です。試合は前半早々にミランが2点を先制しながら、その後サッスオーロのベラルディに
4点取られて逆転されるという予想外の展開。
たまらずミランのアッレグリ監督は66分にロビーニョを下げてついに本田をピッチ
へ送り込みました。
日本のサッカーファンが待ち望んだ瞬間は意外と早くやってきました。
それまで攻撃というと個人技に頼り気味だったミラン。
ピッチにたった本田はワンタッチでボールを散らしながらリズムをつくっていきます。
それまでミランになかったコンビネーションで攻撃を組み立てていきました。
すでにチームメイトからの信頼も得ているようで本田にボールを集めるミラン。
本田の投入で明らかにミランは息を吹き返しました。
序々に得点の気配を漂わせるようになったミラン。本田自身もモントリーヴォのパスからダイレクトで放った左足の強烈なシュートがポストを直撃!するなど惜しい場面をいくつか演出しました。
ところが結局ミランは86分にモントリーヴォのミドルシュートで1点返すに
とどまり、敗戦。この日のサッスオーロは選手みながハードワークをして守備の際には
ミランにスペースを与えず、体を張った守りで逃げ切りました。足を攣って交代した選手も
2,3人いたほどです。一方のミランは攻撃では個人技一辺倒で、守備では曖昧なプレスで相手に
自由にやられてしまった印象です。
今回のデビュー戦。本田はその実力をチームに証明し、ヨーロッパのビッグクラブ
でもやっていけるということを十分に示しました。本田が特に攻撃面でミランに新しいスタイル
を吹き込むことができればチームはまた浮上することができると思います。
ただ、残念ながらミランのアッレグリ監督は今回の敗戦で解任が決定してしまいました。
厳しいカルチョの世界。本田にとっては大変なデビュー戦となってしまいましたが、
今後、どういった変化をチームにもたらしていくのか非常に注目です。
Tuesday, 14 January 2014
Tuesday, 7 January 2014
天皇杯 準決勝 横浜Fマリノス vs サガン鳥栖
クラブ史上初となる天皇杯ベスト4進出となったサガン鳥栖。準決勝は横浜国立競技場
で行われました。相手は名門・横浜Fマリノス。好調を維持している鳥栖はこれまでの
勢いのままに決勝進出を目指し、試合に臨みました。
横浜は司令塔であるMF中村を中心に試合を組み立て、ほとんど試合の流れを
支配していました。中村は自由に動き回ってボールを受け、相手を引き付けては散らし、
機を見てドリブルで切り込んでチャンスを作るなど 鳥栖DF陣を撹乱。
鳥栖DF陣はなかなかボールを横浜から奪えず、攻撃のチャンスも
ほぼカウンターのみ。鳥栖はボールを奪ってタテに送るも頼みのFW豊田らもなかなか
ボールを納めることができませんでした。横浜DFファビオ・中沢らがかなりタイトにマーク
していましたね。
横浜は名門のチームだけあって個々の選手も技術が高いですが、鳥栖も一昔から比べると
だいぶ上手い選手もでてきました。最近ではカウンターだけでなく、少しずつ繋いで崩すプレー
も増えてきています。この試合、鳥栖は横浜に圧倒されてしまいましたが、決定的な違いは
ゲームメーカーの有無だったのかなと思います。
試合は後半になって走力に勝る鳥栖が運動量が落ちてきた横浜に対してチャンスを作り出し
ますが、なかなかシュートまで持っていけず。このまま延長に入ればもしかすると勝機があるか
もしれないと思った矢先、横浜に86分、先制点を挙げられてしまいました。
鳥栖側PA内で横浜MF斉藤から右サイドにボールを出されて揺さぶられ、さらに人数かけて
とりに行くもボールをとれず、最後は横浜MF兵藤がフリーでシュート。
鳥栖は守備のちょっとした遅れが命取りとなりました。
鳥栖はその後、点をとるために前がかりになるも点を奪えず、
逆にロスタイムに横浜MF中村にダメ押しとなる2点を奪われ、万事休す。
この時、点を獲るための選手交代も功を奏していませんでしたね。
鳥栖にとっては非常に悔しい結果となりましたが、クラブ史上初のベスト4は快挙。
クラブは着実に成長しています。個人的にはもっとロングボールだけでなく、
攻撃のバリエーションが増えればと思ってます。鳥栖の攻撃は少しずつ繋いで
崩すこともできてはいるものの、基本はハイプレスを仕掛け、相手の体勢が整わないうち
に攻めて点をとるというパターンがほとんどです。
チームは今、来季に向けたチーム編成を行っています。
来季はまた今季以上に厳しい戦いが待っていると思いますが、今後の選手たちの
レベルアップに期待したいですね。
で行われました。相手は名門・横浜Fマリノス。好調を維持している鳥栖はこれまでの
勢いのままに決勝進出を目指し、試合に臨みました。
横浜は司令塔であるMF中村を中心に試合を組み立て、ほとんど試合の流れを
支配していました。中村は自由に動き回ってボールを受け、相手を引き付けては散らし、
機を見てドリブルで切り込んでチャンスを作るなど 鳥栖DF陣を撹乱。
鳥栖DF陣はなかなかボールを横浜から奪えず、攻撃のチャンスも
ほぼカウンターのみ。鳥栖はボールを奪ってタテに送るも頼みのFW豊田らもなかなか
ボールを納めることができませんでした。横浜DFファビオ・中沢らがかなりタイトにマーク
していましたね。
横浜は名門のチームだけあって個々の選手も技術が高いですが、鳥栖も一昔から比べると
だいぶ上手い選手もでてきました。最近ではカウンターだけでなく、少しずつ繋いで崩すプレー
も増えてきています。この試合、鳥栖は横浜に圧倒されてしまいましたが、決定的な違いは
ゲームメーカーの有無だったのかなと思います。
試合は後半になって走力に勝る鳥栖が運動量が落ちてきた横浜に対してチャンスを作り出し
ますが、なかなかシュートまで持っていけず。このまま延長に入ればもしかすると勝機があるか
もしれないと思った矢先、横浜に86分、先制点を挙げられてしまいました。
鳥栖側PA内で横浜MF斉藤から右サイドにボールを出されて揺さぶられ、さらに人数かけて
とりに行くもボールをとれず、最後は横浜MF兵藤がフリーでシュート。
鳥栖は守備のちょっとした遅れが命取りとなりました。
鳥栖はその後、点をとるために前がかりになるも点を奪えず、
逆にロスタイムに横浜MF中村にダメ押しとなる2点を奪われ、万事休す。
この時、点を獲るための選手交代も功を奏していませんでしたね。
鳥栖にとっては非常に悔しい結果となりましたが、クラブ史上初のベスト4は快挙。
クラブは着実に成長しています。個人的にはもっとロングボールだけでなく、
攻撃のバリエーションが増えればと思ってます。鳥栖の攻撃は少しずつ繋いで
崩すこともできてはいるものの、基本はハイプレスを仕掛け、相手の体勢が整わないうち
に攻めて点をとるというパターンがほとんどです。
チームは今、来季に向けたチーム編成を行っています。
来季はまた今季以上に厳しい戦いが待っていると思いますが、今後の選手たちの
レベルアップに期待したいですね。
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