Tuesday, 14 January 2014

ついにあの男がデビュー!

今年1月にCSKAモスクワからイタリアの名門ACミランへ移籍した日本代表MF本田圭祐。
この移籍については多くのメディアが取り上げ、非常に世間から注目されました。
しかもミランは背番号10を本田の為に用意。期待度の高さを窺い知ることができます。
本来、昨夏の移籍を目指していましたが、結局CSKAモスクワとの契約が切れてからの
移籍となりました。昨夏は移籍失敗っ!とメディアに騒がれましたが、(実際、自分もそう思った)
最悪でも1月に移籍するという形で代替策をとっていたのですね。

本田のデビュー戦は1月13日の対サッスオーロ戦となりました。
ミランはアウェーでの戦い。本田は1月に合流したばかりということもあり、ベンチスタート
です。試合は前半早々にミランが2点を先制しながら、その後サッスオーロのベラルディに
4点取られて逆転されるという予想外の展開。
たまらずミランのアッレグリ監督は66分にロビーニョを下げてついに本田をピッチ
へ送り込みました。
日本のサッカーファンが待ち望んだ瞬間は意外と早くやってきました。

それまで攻撃というと個人技に頼り気味だったミラン。
ピッチにたった本田はワンタッチでボールを散らしながらリズムをつくっていきます。
それまでミランになかったコンビネーションで攻撃を組み立てていきました。
すでにチームメイトからの信頼も得ているようで本田にボールを集めるミラン。
本田の投入で明らかにミランは息を吹き返しました。

序々に得点の気配を漂わせるようになったミラン。本田自身もモントリーヴォのパスからダイレクトで放った左足の強烈なシュートがポストを直撃!するなど惜しい場面をいくつか演出しました。
ところが結局ミランは86分にモントリーヴォのミドルシュートで1点返すに
とどまり、敗戦。この日のサッスオーロは選手みながハードワークをして守備の際には
ミランにスペースを与えず、体を張った守りで逃げ切りました。足を攣って交代した選手も
2,3人いたほどです。一方のミランは攻撃では個人技一辺倒で、守備では曖昧なプレスで相手に
自由にやられてしまった印象です。
今回のデビュー戦。本田はその実力をチームに証明し、ヨーロッパのビッグクラブ
でもやっていけるということを十分に示しました。本田が特に攻撃面でミランに新しいスタイル
を吹き込むことができればチームはまた浮上することができると思います。
ただ、残念ながらミランのアッレグリ監督は今回の敗戦で解任が決定してしまいました。
厳しいカルチョの世界。本田にとっては大変なデビュー戦となってしまいましたが、
今後、どういった変化をチームにもたらしていくのか非常に注目です。


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