2011 J1 第8節 鹿島アントラーズ vs アビスパ福岡
スコアこそ1点差でしたが、昇格チームと名門チームの差をまざまざと
見せつけられた試合でした。
鹿島の試合運びは淡々としたものでしたが、プレーの精度が非常に高く、
チームとしても完成されていました。無駄なプレーが少なく、システムも間延び
しません。
最初は力のあるチームなのでもっと押し込んでくるのかと思いきや相手に合わせたかのような戦いぶりです。
対して福岡は果敢にプレーするものの細かいミスが目立ちました。鹿島としては
厳しくチェックに行かなくてもミスを待てば大丈夫というような感じです。
試合が動いたのは前半40分でした。福岡が鹿島ゴール前で粘って分厚い攻撃をしかけ、
右サイドからのクロスにMF中町がダイビングヘッドで合わせ、先制。
スタジアムは大きく沸きましたが、先制されても鹿島は全く焦りません。
前半はそのまま福岡リードで終え、後半へ。
すると鹿島が除々にペースを握り始めます。これまであまり勝負をしかけてこなかった
鹿島がゴール前で仕掛けてくるようになります。
同点に追いついたのは59分。右サイドから崩して、シュート。一旦シュートは
ブロックされますが、FW大迫がこぼれ球を押し込みました。
それから約10分後。今度はコーナーキックからDF岩政が強烈なヘディングシュート。
あっさり逆転に成功しました。
その後鹿島は特に追加点を狙ったりせず、リスクを犯さずにプレーを続け、そのまま試合終了。
鹿島としてはACLも控えているのでなるべく体力を温存させたかったのかもしれません。
今回、敗れてしまった福岡ですが、全くチャンスがなかったわけではありませんでした。
ただ、ちょっとしたミスでチャンスをフイにしてしまいました。
今後、苦しい戦いが続くと思いますが是が非でもJ1に残留してほしいですね。
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