Thursday 6 February 2014

マンチェスターU 香川の現状を考えてみる

プレミアリーグ昨季チャンピオンであるユナイテッドですが、2/6現在7位。
今季は非常に苦戦を強いられています。ユナイテッドは今季から監督が
サー・アレックス・ファーガソンからデビッド・モイーズにバトンタッチ。
新しい監督の下、シーズンを戦っていますが、なかなか戦術が浸透していないようです。

そして苦しいシーズンを過ごしているのはチームだけでなく選手もです。
ユナイテッド所属の日本代表MF香川は今季出場機会に恵まれず、ベンチ
を温める日々が続いています。昨季ファーガソン監督のスタイルには香川は
フィットしていたように見えましたが、モイーズ監督の下ではフィットしていないよう
です。やろうとしているサッカーも昨季とだいぶ違うようですし、選手だけの努力
でどうこうとはいかないかもですね。おまけに冬の移籍市場でユナイテッドはチェルシー
から香川と同じポジションであるスペイン代表MFファン・マタを補強しました。
それでもあきらめず日々のトレーニングでアピールを続けていけば、もしかすると
運が巡ってきてチャンスが来るのでしょうか・・・。

こうした香川の状況に対して世間では『移籍すべき』という声もたくさんありましたが、
香川自身は結局チームに残留しました。これで夏の移籍市場が開くまでユナイテッド
に所属することになります。
これは僕の勝手な予想ですが、おそらくユナイテッドから出れないんだと思います。
今、ユナイテッドのスポンサー企業を見てみると日本企業がズラリと並んでいます。
こうした日本企業は香川がユナイテッドに入団したのを機にスポンサードしているのは
ほぼ間違いないでしょう。
シーズン前にはユナイテッドの選手達もこうした日本企業のプロモーションに
参加していました。こうした状況で香川がチームを出るとなるとスポンサー企業
に大いに影響するのは間違いありません。
完全にビジネス化してしまっています。単純に香川の実力不足で出場できてない
というのであれば全然いいのですけれど(笑)
一昔前、よく日本の選手が当時最高峰だったイタリア・セリエAに挑戦するときは
こうしたスポンサー目当てでチームに獲得されてましたが、結局今も同じということですね。
今現在、ヨーロッパで純粋に実力を認められているのはインテルの長友のみという
ことになるのかもしれません。

クラブとスポンサー企業の都合で香川をチームに引き止めているなら、それは
選手をつぶすことになるのであっていいことではありません。特に今年はワールドカップ
イヤーです。このまま試合に出れないままワールドカップを迎えるのは代表にとっても
大きな問題です。
そしてクラブとスポンサーのしがらみが何もないなら試合に出れるクラブに移籍するべきでした。

香川を取り巻く状況は少々ややこしくなっているかもしれませんが、物事はシンプルです。
香川自身がもう一度チームに実力を示すことです。
日々トレーニングに励み、チームのために行動することが大事ですね。
不幸中の幸いかチームは不調ですのでこのままの状況が続けば、
必ず出番は回ってくるはずです。

香川真司はここが正念場。これから彼がどうやってこの状況を打破するのか
見てみましょう。

それから今日は1958年の『ミュンヘンの悲劇』が起きた日です。
この飛行機事故により、当時のユナイテッドの主力選手やその他チーム関係者など
多くの命が失われました。

ミュンヘンの悲劇の犠牲者に追悼。

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