Friday, 7 March 2014

日本 vs NZ W杯イヤー不安なスタート

日本 4:2 ニュージーランド

日本は前半の早い段階で4点取ったこともあったのか、試合全体通して
気が抜けた展開になってしまいました。こうしたゲームは本来ならば0点に抑える
べきですが、緩慢な守備で2点を献上。残念な結果に終わりましたね。

収穫だったのはボランチの青山、山口のコンビでしょうか?レギュラーで
ある長谷部が怪我でW杯が際どい状況となった今、彼らの台頭はチームにとって
大きいでしょう。

日本は後半からメンバーの半分近くを入れ替えてきましたが、
日本が問題点を露呈したのは後半でした。
後半から入ったメンバーばかりが悪いというわけではないのですが、後半に入って
日本はリズムを崩してしまいました。理由は2つあると思います。
点差で大きくリードしたのもあり、点を獲りにいくか、そのまま守るのかが曖昧になったこと。
それと特に攻撃の選手に個人プレーが多くなりコレクティブにプレーができなかったことです。
攻撃の選手が軽いプレーをしてはボールを失うので1トップの大迫にはあまりボール
が入りませんでしたね。

日本の攻撃は本田と香川が中心になって組み立てられるわけですが、彼らは所属クラブ
で試合に出れず、苦境に立たされています。ザッケローニ監督からはこのNZ戦では
それぞれの所属クラブの監督に向けてアピールをしてほしいと激をとばされてピッチに
送り出されているわけですが、どうも強いインパクトは残せなかった印象です。
日本は彼ら2人以外の攻撃オプションが確立できていないので彼らが不調だと
チームの攻撃面も厳しくなりますね。
仮にもしW杯本番までこの2人がクラブで試合に出れない状況が続けば、調子が
上がらないままW杯を迎えるでしょう。そうなった場合、私なら
遠藤をトップ下に置きます。
彼は戦術眼に優れ、チーム全体のことを考えてプレーできる選手。
所属のガンバ大阪ではFWやトップ下としてプレーしています。彼がトップ下でプレーすることで
チームの攻撃の幅も広がるはず。 彼の代わりのボランチは候補の選手がでてきています
ので問題ないでしょう。そして左の攻撃的MFには柿谷を置きます。柿谷は最近でこそ
1トップでプレーしていますが、J2の徳島ではずっとMFとしてプレーしていましたし、
1トップでゴールに背を向けてポストプレーをするより2列目で前を向いて仕掛ける方
が彼に合っているように思います。
そうすると1トップは誰がするのかということですが、大迫か豊田になるでしょう。
大迫はポストプレーもですが、懐の深いプレーができ、得点力もあります。
豊田は鳥栖サポである筆者の希望も強いですが、外国人選手にも負けないフィジカル
とスピードがあります。彼がゴール前で張ってるだけで相手DFが警戒して寄ってくるため、
味方にスペースが生まれますし、 得点感覚も鋭い選手です。

これまでの感じだとW杯本番の選手選考については恐らくサプライズはないでしょう。
それに選手選考や起用について100%ザッケローニ監督の意思で行われてるのかな
とも思います。 監督の要求するレベルが高いだけでここまで選手が固定化されるのかな
と思うからです。ただそれでも少しずつ新しい選手が出てきました。
本大会で日本が躍進できるかどうかは新しい選手達が鍵を握るでしょう。


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