Friday, 27 June 2014

日本のワールドカップを振り返る コートジボワール戦

6/14(土) 日本はワールドカップ初戦 コートジボワールとの対戦。
コートジボワールはドログバ(ガラタサライ)ヤヤ・トゥーレ (マンチェスターシティ)
 ジェルヴィーニョ(ASローマ)など多くのタレントを擁す強豪です。
TVで観戦していましたが、現地では非常に激しい雨が降っていました。
キックオフは現地時間で夜10時!選手たちのコンディションはどうだったのでしょう?

試合は本田圭祐のゴールで先制するも、後半立て続けに点を取られて逆転負け。
初戦はグループステージ突破を決めるために非常に重要な1戦となるのでショッキング
な敗戦となりました。日本は立ち上がりは集中したプレーでよく守り、先制もしましたが、
徐々に動きの悪さが目に付きました。直前の親善試合で見せていたキレのある動きが
見られません。攻撃では本田がボールを受けても周りの選手がおらず、孤立してしまう
パターンもしばしば。日本の特徴である連動性がこの試合では見られませんでした。

失点は64分。日本の左サイドを突かれ、クロスを許すとニアサイドに飛び込んだ
相手FWボニにヘッドで合わせられ、同点とされます。
さらに2分後、左サイドを再び突かれ、クロスを入れられると、 今度はジェルヴィーニョが
ニアで合わせ、逆転されます。2点ともまったく同じパターンで決められてしまいました。

普通、こんな短時間に全く同じパターンで失点するのはあまりありません。
選手たちの危機管理能力に疑問が残ります。
日本の左サイドは攻撃的な選手が揃っており、前がかりになることが多いのですが、
うまく相手に突かれました。 
さらに2点目のシュートはGKのニアポストに飛んだので何とか弾き出せなかったのか。。

後半、日本が逆転されたのにはコートジボワールのドログバが途中から出場し、
 リズムを作ったのもありますが、
日本は攻守に効いていた長谷部が交代でピッチを退いたのも原因だと思います。

後半、逆転されてからもなかなか日本の運動量は上がらず、悪いまま。なかなか反撃
に転じることができず、相手に押し込まれてしまいます。
ボールを保持した攻撃サッカーを掲げていた日本ですが、ポゼッションでも相手を
大きく下回る結果に。

そして目を疑ったのが試合終盤でした。これまで日本がどんな状況になっても
やらなかったパワープレーを行ったのです。

 これまでの日本はハーフナー・マイクなど長身FWを送り込み、ベンチがパワープレー
を指示しても頑なに拒否して本田中心に無理にでも繋いで崩そうとしていました。
 結果的に今大会の日本は高さより、機動性重視のメンバー構成で臨んでいます。
こんな戦いは想定していなかったはずです。
チームの戦い方にブレがあったと言われても仕方ありません。
自分としてはパワープレイは必要なプレーだと思うのですが、これまでどんなになっても
日本はやらなかったこと。そして今大会はパワープレイは捨てて、繋いで地上戦で崩す
という意思を明確にしていたのに本番でやるのはどうなのか?ということです。

日本はこの試合、決死のパワープレーももちろん実らず、タイムアップ。
かなり痛い敗戦でした。それにもまして試合通して気になったのは、日本選手の動きの
悪さです。なぜかコートジボワールの選手と比べても体が重そうでした。コンディション調整を
どこで間違ったのか?キックオフの時刻は現地時間の夜10時。どうやらこれは日本の視聴者に合わせたことによるもののようです。こうした真剣勝負に代理店やらスポンサーやらが口を
挟むのはどうなんでしょう?気分は良くないですね。お互い同じ条件とは言え、選手たち
には負担となったはずです。

厳しい敗戦となった日本は6/19のギリシャ戦に向けて調整することになりました。
この試合で勝ち点を獲ることができなければグループステージ敗退が決まります。
チームの建て直しが求められる一戦となりました。


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