プレミアリーグ第12節。ユナイテッド対カーディフの試合がたまたまテレビで放送
されていたので観戦。
昇格組のカーディフが昨年チャンピオンのユナイテッドをホームに迎えての試合。
ユナイテッドはエースFWファンペルシと日本代表の香川が怪我で欠場。
試合はユナイテッドが一方的に押し気味に進めるかと思いきや一進一退の
攻防の好ゲームとなりました。
ユナイテッドは中盤で試合を作れず、攻撃はルーニー頼み。トップ下だったにも
関わらず、ルーニーが中盤の底まで受けに行って組み立てるシーンが目に付きました。
カーディフは細かく徹底してボールを繋いできます。ユナイテッドの中盤の守備が
曖昧だったのもあったかもしれませんが、技術の高い選手が多い印象を受けました。
先制点はユナイテッド。カーディフ最終ラインのパス回しをカットするとFWエルナンデスが
ルーニーへと繋いでシュート。シュートはカーディフDFに当たってコースが変わるも
ゴールへ吸い込まれていきました。
それでもカーディフは慌てず、試合を組み立てていきます。人とボールがよく動き、
じょじょにシュートチャンスも増えてきました。前半33分。ついにカーディフは同点
に追いつきます。中盤でボールを受けたマッチは相手2,3人に囲まれそうに
なるも、横にドリブルしながらタイミングを計り、裏に抜けたキャンベルにスルーパス。
GKと1対1になったキャンベルは冷静にゴール左に流し込みました。
ユナイテッドは人数は揃っていましたが、カーディフの2人を止めれませんでした。
前半終了間際、ユナイテッドはCKを得て、ルーニーが蹴ると、ニアに飛び込んだ
エブラがヘディングシュート。このシュートが決まり、ユナイテッドは勝ち越しに成功。
いい時間帯にゴールを奪い、チャンピオンの試合巧者ぶりを見せ付けます。
後半に入ってからもユナイテッドはセットプレーでチャンスを作るも、
GKのセーブにあい、ゴールならず。カーディフは前半からスタイルを変えず、
しっかりとボールを繋いで攻撃を組み立てていきます。カーディフはよく走ってましたし、
こうした繋ぐスタイルがチーム全体で意識が統一されてまとまっていましたね。
そしてチームを後押しするカーディフホームのサポーター。
サポーターに背中を押され勢いを増すカーディフ。一度キャンベルがバーに当てる
ループシュートを放つ場面があるも、そのままユナイテッドリードで終盤へ。
試合のスコアが再び動いたのはアディショナルタイムでした。ゴール前でFKを得た
カーディフ。ウィッティンガムがクロスを上げると交代で出場していたキムボギョンが
ヘディングで合わせ、値千金の同点ゴール。その瞬間スタジアムのサポーターが
一斉に立ち上がってガッツポーズ。ボルテージは最高潮に達しました。
同点に追いつかれたユナイテッドはカウンターで決定的なチャンスを作るも、決めきれず。
そのまま試合終了。昇格組のカーディフが昨年のチャンピオン相手に堂々勝ち点を
分け合う結果となりました。カーディフはスタイルが一貫しており、しかも攻撃的なので
見てて楽しいチームでした。
ユナイテッドはどうしてもチグハグしている感が否めず。
まだまだチームが出来るのには時間はかかるでしょう。
Monday, 25 November 2013
Sunday, 24 November 2013
今J2が熱い!大混戦のプレーオフ争い。
今日はJ2の最終節が行われました。J1へはすでにガンバ大阪、ヴィッセル神戸
が昇格を決めています。残り1枠はプレーオフで決まるわけですが、そのプレーオフ
進出は8位のチームまで可能性があるという大混戦で最終節を迎えました。
自分が観戦したのはVファーレン長崎と徳島ヴォルティスの試合(TVでしたが)
長崎は引き分けでもプレーオフへの進出が決まります。徳島は勝利が絶対条件です。
試合は長崎ペースで続きました。長崎は前線からプレスをかけてショートカウンター。
徳島はなかなか前にボールを運べず、押し込まれる状態が続きました。
普段はつなぐサッカーをしているという徳島。長崎のプレスを掻い潜るために
中盤を省略してタテに蹴りますが、なかなか前線でボールを収められません。
長崎は3バックでしたが、守備の局面ではボランチが下がって4バックへ。
相手への寄せも非常に早く、徳島にチャンスを作らせません。
徳島は結局ボールをつないで攻撃を仕掛けるようにしましたが、ほとんど
シュートを撃てずに前半を終えました。
それに対し長崎は前めでボールを奪うと果敢に攻め込み、惜しい場面もいくつか
つくりますが、決定的なチャンスとまではいきませんでした。
後半になっても長崎優位は変わらず。そこで徳島はFWを下げてMFを増やす選手交代
を行います。おそらく中盤を増やしてセカンドボールを拾おうという意図だったと思います。
この選手交代で試合の流れが徳島に傾きました。
長崎は前半のプレスがたたり、それまでの勢いも次第になくなってきました。
そして後半22分。ついに徳島は待望の先制点をあげます。
耐えに耐えて奪った先制点でした。
その後長崎も反撃を試みますが、退場者をだしてしまい、その時点でとうとう力尽きました。
ほとんど前にボールを進めず、そのまま試合終了。
徳島は自力でプレーオフ進出を決め、長崎はどうなったのか?というと
他会場の結果、6位でのプレーオフ進出が決まりました。
長崎は前半の押し込んでいた時間帯にゴールが奪えていれば。。
かなり勿体ない試合をしたと思います。
長崎は徳島と比べ経験値で劣っていたのかもしれません。
長崎のサッカーは皆がよく走るダイナミックなサッカーですが、勢いにまかせてという
感じにも見えました。ですので自分達のペースの時に点を獲れないと苦しくなります。
それでもJ2初年度でこの成績はお見事。
長崎の高木監督は守備的なチームをつくるイメージがありましたが、長崎はかなり
アグレッシブなチームですね。
限られた予算でどう上位のチームと立ち向かっていくか。
一つの答えを見せてくれました。
Jリーグは地域の特性がでたチームが多くなっているように感じています。
こうして地域にサッカーが文化として少しづつ根付いていけば、
日本も強豪国と呼ばれる日も近いかもしれません。
が昇格を決めています。残り1枠はプレーオフで決まるわけですが、そのプレーオフ
進出は8位のチームまで可能性があるという大混戦で最終節を迎えました。
自分が観戦したのはVファーレン長崎と徳島ヴォルティスの試合(TVでしたが)
長崎は引き分けでもプレーオフへの進出が決まります。徳島は勝利が絶対条件です。
試合は長崎ペースで続きました。長崎は前線からプレスをかけてショートカウンター。
徳島はなかなか前にボールを運べず、押し込まれる状態が続きました。
普段はつなぐサッカーをしているという徳島。長崎のプレスを掻い潜るために
中盤を省略してタテに蹴りますが、なかなか前線でボールを収められません。
長崎は3バックでしたが、守備の局面ではボランチが下がって4バックへ。
相手への寄せも非常に早く、徳島にチャンスを作らせません。
徳島は結局ボールをつないで攻撃を仕掛けるようにしましたが、ほとんど
シュートを撃てずに前半を終えました。
それに対し長崎は前めでボールを奪うと果敢に攻め込み、惜しい場面もいくつか
つくりますが、決定的なチャンスとまではいきませんでした。
後半になっても長崎優位は変わらず。そこで徳島はFWを下げてMFを増やす選手交代
を行います。おそらく中盤を増やしてセカンドボールを拾おうという意図だったと思います。
この選手交代で試合の流れが徳島に傾きました。
長崎は前半のプレスがたたり、それまでの勢いも次第になくなってきました。
そして後半22分。ついに徳島は待望の先制点をあげます。
耐えに耐えて奪った先制点でした。
その後長崎も反撃を試みますが、退場者をだしてしまい、その時点でとうとう力尽きました。
ほとんど前にボールを進めず、そのまま試合終了。
徳島は自力でプレーオフ進出を決め、長崎はどうなったのか?というと
他会場の結果、6位でのプレーオフ進出が決まりました。
長崎は前半の押し込んでいた時間帯にゴールが奪えていれば。。
かなり勿体ない試合をしたと思います。
長崎は徳島と比べ経験値で劣っていたのかもしれません。
長崎のサッカーは皆がよく走るダイナミックなサッカーですが、勢いにまかせてという
感じにも見えました。ですので自分達のペースの時に点を獲れないと苦しくなります。
それでもJ2初年度でこの成績はお見事。
長崎の高木監督は守備的なチームをつくるイメージがありましたが、長崎はかなり
アグレッシブなチームですね。
限られた予算でどう上位のチームと立ち向かっていくか。
一つの答えを見せてくれました。
Jリーグは地域の特性がでたチームが多くなっているように感じています。
こうして地域にサッカーが文化として少しづつ根付いていけば、
日本も強豪国と呼ばれる日も近いかもしれません。
Friday, 22 November 2013
日本 vs ベルギー ~好調ニッポンにある光と影
日本の欧州遠征 国際親善試合 対ベルギー戦を勝手に振り返る。
前のオランダ戦でまずまずの結果を残した日本。中2日というタイトな
スケジュールの中、今度はFIFAランク5位というベルギーとの対戦。
日本はメンバーの入れ替えも示唆しており、チームの総合力を求められました。
日本は序盤から攻め込まれます。ベルギーFW11ミララスの対応に苦慮しました。
しばらくして日本も落ち着きましたが、オランダ戦に引き続き、守備陣のミスから
失点を喫してしまいます。ベルギーは左サイドからFW17ルカクがスルーパスで抜け出すと、
日本は吉田が対応していましたが、GK川島まで飛び出し、ゴールはがら空きに。
ルカクはそれをみて中央へグラウンダーのクロス。日本は酒井高がカバーに入って
ましたが、ミララスに前に入られてしまい、難なくゴールに押し込まれてしまいました。
ウルグアイ戦でも同じようなことがありましたね。。
それでも日本は落ち込むことなく、反撃に転じます。動きが悪いながらも香川が左
サイドから突破してポストを叩くシュート。その後も攻め続け、
同点に追いついたのは37分。右サイドの酒井宏からのクロスを柿谷がヘディングで
合わせてゴール。その後も前半、長谷部が惜しいシュートを放つなどいい流れで
後半へ入ります。
後半からはオランダ戦と同じく遠藤が登場。同時に岡崎もピッチへ。
日本は前半のいい流れそのままに攻め続け、とくに遠藤が攻撃を活性化
させていきます。そして53分その遠藤が早速仕事をしました。左サイドでボールを
受け、少しためてベルギー選手を食いつかせてから右足アウトで強めのパス。
そばには香川もいましたが、香川はスルーして本田へ。本田はボールを
持ち替えて得意ではない右足でシュート。とうとう日本は逆転に成功。
日本はなおも小気味いいテンポでボールをまわし続け、 63分に追加点。
柿谷がポストプレーでグラウンダーのパスを受けると相手DF裏に抜けた
岡崎へ浮かしてパス。岡崎はダイレクトボレーで合わせて日本は3点目。
その後、日本は柿谷に代えて大迫を投入しますが、2点リードで余裕がでた
のか曖昧なプレーが多くなりました。それまでの攻撃も影を潜め、大迫の
ところまでボールが回らず、逆に攻め込まれる時間帯が多くなります。
日本は何度かピンチを迎えつつも防いでいましたが、ついに79分にCK
から失点。1点差に詰め寄られました。
試合終盤はさらに攻め込まれましたが、何とかしのいでタイムアップ。
日本は久々の勝利という形で欧州遠征を締めくくることになりました。
今回の遠征でこれまでの日本と違っていたのは守備意識の高さ。
ボールを奪われたら、即奪い返すような切り替えの早さが目に付きました。
以前は『個の力を磨かないと』といったことも言う選手もいましたが、
やはりコレクティブに戦うというベースの上で個の力を生かしてほしいですね。
新戦力の台頭も大きかったと思います。大迫、柿谷、山口。彼ら3人は
持ち味を存分に発揮してアピールしました。
まだJリーグにも面白い選手はいますし、今後ポジション争いはより一層激しく
なるでしょう。
今の代表は、本田・香川がいなくなると、特に攻撃面で深刻な事態に
陥ることが予想されます。日本の攻撃は彼ら2人に依存してしまっているからです。
彼ら2人が調子が悪くなったらどうするのか?
前回のW杯ではそれまで絶対的なエースだった中村が先発を外れました。
彼ら2人に万が一のことがあった場合、ザッケローニ監督は厳しい選択
を強いられます。彼ら2人と心中するか別の道を探るのか。
このことを防ぐ方法は今のうちに新戦力を発掘するなりか別の攻撃オプション
を用意しておくこと。筆者はチームにいないので想像の範囲で書いてますが、
チームのメンバー間で序列ができるのは好ましいとは言えません。
中心選手だからピッチ外で特例があったりというのも困りますし、プレーにおいても
チームメイトがチャンスなのに遠慮してボールを中心選手に預けたりといった
ことがあっても困るのです。
あと守備では森重が新しく先発に食い込んできましたが、
CBはまだ不安定ですし、セットプレーでの失点が続いていますね。
今回の遠征、日本は好結果をだすことができましたが、あくまでも
親善試合です。本番はもっと厳しい戦いになるはず。
今回の結果に満足することなくチーム作りを進めていってほしいと
思います。
前のオランダ戦でまずまずの結果を残した日本。中2日というタイトな
スケジュールの中、今度はFIFAランク5位というベルギーとの対戦。
日本はメンバーの入れ替えも示唆しており、チームの総合力を求められました。
日本は序盤から攻め込まれます。ベルギーFW11ミララスの対応に苦慮しました。
しばらくして日本も落ち着きましたが、オランダ戦に引き続き、守備陣のミスから
失点を喫してしまいます。ベルギーは左サイドからFW17ルカクがスルーパスで抜け出すと、
日本は吉田が対応していましたが、GK川島まで飛び出し、ゴールはがら空きに。
ルカクはそれをみて中央へグラウンダーのクロス。日本は酒井高がカバーに入って
ましたが、ミララスに前に入られてしまい、難なくゴールに押し込まれてしまいました。
ウルグアイ戦でも同じようなことがありましたね。。
それでも日本は落ち込むことなく、反撃に転じます。動きが悪いながらも香川が左
サイドから突破してポストを叩くシュート。その後も攻め続け、
同点に追いついたのは37分。右サイドの酒井宏からのクロスを柿谷がヘディングで
合わせてゴール。その後も前半、長谷部が惜しいシュートを放つなどいい流れで
後半へ入ります。
後半からはオランダ戦と同じく遠藤が登場。同時に岡崎もピッチへ。
日本は前半のいい流れそのままに攻め続け、とくに遠藤が攻撃を活性化
させていきます。そして53分その遠藤が早速仕事をしました。左サイドでボールを
受け、少しためてベルギー選手を食いつかせてから右足アウトで強めのパス。
そばには香川もいましたが、香川はスルーして本田へ。本田はボールを
持ち替えて得意ではない右足でシュート。とうとう日本は逆転に成功。
日本はなおも小気味いいテンポでボールをまわし続け、 63分に追加点。
柿谷がポストプレーでグラウンダーのパスを受けると相手DF裏に抜けた
岡崎へ浮かしてパス。岡崎はダイレクトボレーで合わせて日本は3点目。
その後、日本は柿谷に代えて大迫を投入しますが、2点リードで余裕がでた
のか曖昧なプレーが多くなりました。それまでの攻撃も影を潜め、大迫の
ところまでボールが回らず、逆に攻め込まれる時間帯が多くなります。
日本は何度かピンチを迎えつつも防いでいましたが、ついに79分にCK
から失点。1点差に詰め寄られました。
試合終盤はさらに攻め込まれましたが、何とかしのいでタイムアップ。
日本は久々の勝利という形で欧州遠征を締めくくることになりました。
今回の遠征でこれまでの日本と違っていたのは守備意識の高さ。
ボールを奪われたら、即奪い返すような切り替えの早さが目に付きました。
以前は『個の力を磨かないと』といったことも言う選手もいましたが、
やはりコレクティブに戦うというベースの上で個の力を生かしてほしいですね。
新戦力の台頭も大きかったと思います。大迫、柿谷、山口。彼ら3人は
持ち味を存分に発揮してアピールしました。
まだJリーグにも面白い選手はいますし、今後ポジション争いはより一層激しく
なるでしょう。
今の代表は、本田・香川がいなくなると、特に攻撃面で深刻な事態に
陥ることが予想されます。日本の攻撃は彼ら2人に依存してしまっているからです。
彼ら2人が調子が悪くなったらどうするのか?
前回のW杯ではそれまで絶対的なエースだった中村が先発を外れました。
彼ら2人に万が一のことがあった場合、ザッケローニ監督は厳しい選択
を強いられます。彼ら2人と心中するか別の道を探るのか。
このことを防ぐ方法は今のうちに新戦力を発掘するなりか別の攻撃オプション
を用意しておくこと。筆者はチームにいないので想像の範囲で書いてますが、
チームのメンバー間で序列ができるのは好ましいとは言えません。
中心選手だからピッチ外で特例があったりというのも困りますし、プレーにおいても
チームメイトがチャンスなのに遠慮してボールを中心選手に預けたりといった
ことがあっても困るのです。
あと守備では森重が新しく先発に食い込んできましたが、
CBはまだ不安定ですし、セットプレーでの失点が続いていますね。
今回の遠征、日本は好結果をだすことができましたが、あくまでも
親善試合です。本番はもっと厳しい戦いになるはず。
今回の結果に満足することなくチーム作りを進めていってほしいと
思います。
Tuesday, 19 November 2013
日本 vs オランダ 息を吹き返したサムライ
先日行われた国際親善試合 日本 vs オランダ 勝手に振り返ります。
これまで親善試合でなかなか結果を出せなかった日本。
今回、強豪国との連戦ということでW杯へ向け大きな試金石となる一戦となりました。
またこのオランダ戦は新ユニフォームのお披露目でもありました。史上最悪の
前モデルから解放された日本がどういった戦いをするのかにも注目が
集まります。
立ち上がりから日本は前線から積極的にプレッシングをかけていき、
主導権を握ろうとします。オランダは中盤真ん中のMFデヨングがボール
を散らそうとしますが、ボールを受ける位置が
プレッシングによってかなり低くなっていました。
それでも個人技で突破を試みるオランダ。対する日本はサイドの連携から攻撃を
仕掛けていきます。とくに左サイドがよくチャンスをつくっていました。
この試合、これまで固定されていた日本のボランチですが、遠藤に代わって山口が
先発。山口は中盤の底で鋭い出足から何度もパスカットをして相手の攻撃
をよく防いでいました。一方で長谷部は前目のポジションでゲームメイク。
そして1トップには大迫。初先発でしたが、堂々のプレーでした。ポストもこなし、
プレッシングでも相手を上手く追い詰めパスコースをきっていました。
日本はオランダが試合の3日前から先発を予告したのもあった
(余裕を見せつけられた)のか、プレスのかけ方も相手をよく研究していたの
が見て取れました。オランダはサイドの選手がかなりワイド
に張っていて、中盤の真ん中のデヨングがボールを散らしていましたが、プレスにより
ボールをもらう位置が低くなり、 選手間の距離がかなり開いてしまっていましたね。
ところがオランダは日本のミスとロッベンの個人技から2得点。能力の高さを見せ付ける。
ただ試合はそこからでした。前半終了間際に日本は中盤でボールを奪うと長谷部が反転して
オランダの選手2,3人を置き去りにすると斜めに走りながらマークをはずす大迫にスルーパス。
大迫はダイレクトでゴールに流し込み、1点を返します。
いい雰囲気で後半へ向かう日本。
後半は香川、遠藤がピッチへ。この2人が試合の流れを大きく日本に引き寄せます。
香川はキレのある動きで前線を縦横無尽に駆け巡り、攻撃のリズムをつくります。
遠藤は正確なサイドチェンジを何本も通しました。
後半の日本はオランダのプレッシャーがあまりないのと前半、本田を厳しくチェックし
ていたデヨングがベンチに退いたため、比較的自由にプレーができました。
守備でも日本はボールを奪われると全員で連動したプレスを仕掛け、すぐに奪い返しました。
こうしたことも最近の日本にはなかったことです。
前線と守備陣が一体になってプレーするようになった日本。
中でも後半、香川が得点こそなかったものの、その攻撃力で真価を発揮。ユナイテッド
の一員だということを改めて証明してみせました。
日本は後半途中に大迫に代えて柿谷を投入。彼は一度、決定機がありましたが、ゴール
ならず。柿谷については1トップではなく2列目の選手というイメージが強いのですが、
どうなんでしょう?
結局、日本は右サイドから内田がゴール前に切り込み、岡崎-内田-大迫-本田
と連携して同点ゴール。試合は引き分けに終わりました。
オランダは何人か主力を欠いていたのを差し引いても上々の出来といえるでしょう。
続いて今度はベルギー戦です。次回もどのような戦いを見せるか非常に注目です。
これまで親善試合でなかなか結果を出せなかった日本。
今回、強豪国との連戦ということでW杯へ向け大きな試金石となる一戦となりました。
またこのオランダ戦は新ユニフォームのお披露目でもありました。史上最悪の
前モデルから解放された日本がどういった戦いをするのかにも注目が
集まります。
立ち上がりから日本は前線から積極的にプレッシングをかけていき、
主導権を握ろうとします。オランダは中盤真ん中のMFデヨングがボール
を散らそうとしますが、ボールを受ける位置が
プレッシングによってかなり低くなっていました。
それでも個人技で突破を試みるオランダ。対する日本はサイドの連携から攻撃を
仕掛けていきます。とくに左サイドがよくチャンスをつくっていました。
この試合、これまで固定されていた日本のボランチですが、遠藤に代わって山口が
先発。山口は中盤の底で鋭い出足から何度もパスカットをして相手の攻撃
をよく防いでいました。一方で長谷部は前目のポジションでゲームメイク。
そして1トップには大迫。初先発でしたが、堂々のプレーでした。ポストもこなし、
プレッシングでも相手を上手く追い詰めパスコースをきっていました。
日本はオランダが試合の3日前から先発を予告したのもあった
(余裕を見せつけられた)のか、プレスのかけ方も相手をよく研究していたの
が見て取れました。オランダはサイドの選手がかなりワイド
に張っていて、中盤の真ん中のデヨングがボールを散らしていましたが、プレスにより
ボールをもらう位置が低くなり、 選手間の距離がかなり開いてしまっていましたね。
ところがオランダは日本のミスとロッベンの個人技から2得点。能力の高さを見せ付ける。
ただ試合はそこからでした。前半終了間際に日本は中盤でボールを奪うと長谷部が反転して
オランダの選手2,3人を置き去りにすると斜めに走りながらマークをはずす大迫にスルーパス。
大迫はダイレクトでゴールに流し込み、1点を返します。
いい雰囲気で後半へ向かう日本。
後半は香川、遠藤がピッチへ。この2人が試合の流れを大きく日本に引き寄せます。
香川はキレのある動きで前線を縦横無尽に駆け巡り、攻撃のリズムをつくります。
遠藤は正確なサイドチェンジを何本も通しました。
後半の日本はオランダのプレッシャーがあまりないのと前半、本田を厳しくチェックし
ていたデヨングがベンチに退いたため、比較的自由にプレーができました。
守備でも日本はボールを奪われると全員で連動したプレスを仕掛け、すぐに奪い返しました。
こうしたことも最近の日本にはなかったことです。
前線と守備陣が一体になってプレーするようになった日本。
中でも後半、香川が得点こそなかったものの、その攻撃力で真価を発揮。ユナイテッド
の一員だということを改めて証明してみせました。
日本は後半途中に大迫に代えて柿谷を投入。彼は一度、決定機がありましたが、ゴール
ならず。柿谷については1トップではなく2列目の選手というイメージが強いのですが、
どうなんでしょう?
結局、日本は右サイドから内田がゴール前に切り込み、岡崎-内田-大迫-本田
と連携して同点ゴール。試合は引き分けに終わりました。
オランダは何人か主力を欠いていたのを差し引いても上々の出来といえるでしょう。
続いて今度はベルギー戦です。次回もどのような戦いを見せるか非常に注目です。
Tuesday, 12 November 2013
vs ジュビロ磐田 鳥栖のこの先はいかに?
J1第31節 サガン鳥栖 vs ジュビロ磐田
鳥栖にとって勝てば、J1残留が決まり、磐田にとってはJ2降格が決まってしまう
試合。逆ならまだしもシーズン前にこんな状況でこの2チームが試合をすることに
なるとは誰が想像したでしょうか?
試合は前半、しばらくは一進一退の攻防が続きました。両チームとも同じフォーメーションで
臨み、 球際で勝る鳥栖が若干押しているかなという展開。磐田は攻撃のキーマンMF山田が
中央ボランチの位置に入ってましたが、なかなか高い位置でボール受けれません。
鳥栖も厳しくチェックにいっていたのであまり前を向いてプレーをさせませんでした。
鳥栖の攻撃はどうかというと、磐田のプレスはそこまで激しくないので落ち着いてボールを
回せて組み立てることができていました。それでも代表組を擁す磐田は鳥栖のちょっとした
ミスがあれば、すかさずチャンスにつなげ、シュートに持ち込みます。
サイドからチャンスをうかがう鳥栖。先制点は左サイドDF3磯崎のクロスからでした。
左サイドのPA手前から早めに入れたクロスがゴール前に入っていた2人の鳥栖の
選手の上を通り過ぎ、右サイドに流れたところ、右サイドバックDF15丹羽がヘディングで
押し込みました。貴重な先制点を挙げます。
前半はそのまま終了。残留にむけて2点が必要な磐田は後半、フォーメーションを
変えてきました。4-2-3-1としてキーマン山田をボランチから左の攻撃的なポジション
に変更。後半、鳥栖は守備的になったこともあり、かなり押し込まれました。
後半はじめに前半に磐田FW前田と衝突していたDF5坂井を下げて、DF4小林を
投入。さらに後半20分くらいにはFW22池田を下げてMF16ニルソンを投入しました。
後半は鳥栖エリアでのプレーがかなり続き、何度かあわやというシーンもつくられましたが、
DF陣の体を張った守備とGK33林の好セーブでなんとか失点は免れました。
後半、押し込まれ続ける鳥栖ですが、カウンターで何度かチャンスもつくりました。その
時、力を発揮していたのがニルソン。守備専のボランチながらやわらかいボールタッチで
相手を抜き去ったり、決定的なシュートも3本放ちました。
結局、ゴールはなりませんでしたが、スタジアムはおおいに沸きました。
試合はそのまま1-0でタイムアップ。名門ジュビロ磐田のJ2降格が決定してしまいました。
鳥栖は今回、幸いJ1残留を決めましたが、来年以降、何年かは厳しい残留争いをしていく
ことになるでしょう。しかも来年はガンバ大阪とヴィッセル神戸のJ1昇格が決まっています。
この2チームは選手の質、資金力ともに鳥栖より上のチーム。来年は今年以上に厳しい
戦いを強いられるに違いありません。ここ最近、ガンバ、ジュビロと名門チームの降格
が決まり、Jリーグの中でも勢力図が変わりつつあるのかなという気がしています。
鳥栖も相手がJ1常連だからと臆する必要はないにしても、常に昇格当初の気持ちを
忘れず、リーグを戦い抜いてほしいと思います。
鳥栖にとって勝てば、J1残留が決まり、磐田にとってはJ2降格が決まってしまう
試合。逆ならまだしもシーズン前にこんな状況でこの2チームが試合をすることに
なるとは誰が想像したでしょうか?
試合は前半、しばらくは一進一退の攻防が続きました。両チームとも同じフォーメーションで
臨み、 球際で勝る鳥栖が若干押しているかなという展開。磐田は攻撃のキーマンMF山田が
中央ボランチの位置に入ってましたが、なかなか高い位置でボール受けれません。
鳥栖も厳しくチェックにいっていたのであまり前を向いてプレーをさせませんでした。
鳥栖の攻撃はどうかというと、磐田のプレスはそこまで激しくないので落ち着いてボールを
回せて組み立てることができていました。それでも代表組を擁す磐田は鳥栖のちょっとした
ミスがあれば、すかさずチャンスにつなげ、シュートに持ち込みます。
サイドからチャンスをうかがう鳥栖。先制点は左サイドDF3磯崎のクロスからでした。
左サイドのPA手前から早めに入れたクロスがゴール前に入っていた2人の鳥栖の
選手の上を通り過ぎ、右サイドに流れたところ、右サイドバックDF15丹羽がヘディングで
押し込みました。貴重な先制点を挙げます。
前半はそのまま終了。残留にむけて2点が必要な磐田は後半、フォーメーションを
変えてきました。4-2-3-1としてキーマン山田をボランチから左の攻撃的なポジション
に変更。後半、鳥栖は守備的になったこともあり、かなり押し込まれました。
後半はじめに前半に磐田FW前田と衝突していたDF5坂井を下げて、DF4小林を
投入。さらに後半20分くらいにはFW22池田を下げてMF16ニルソンを投入しました。
後半は鳥栖エリアでのプレーがかなり続き、何度かあわやというシーンもつくられましたが、
DF陣の体を張った守備とGK33林の好セーブでなんとか失点は免れました。
後半、押し込まれ続ける鳥栖ですが、カウンターで何度かチャンスもつくりました。その
時、力を発揮していたのがニルソン。守備専のボランチながらやわらかいボールタッチで
相手を抜き去ったり、決定的なシュートも3本放ちました。
結局、ゴールはなりませんでしたが、スタジアムはおおいに沸きました。
試合はそのまま1-0でタイムアップ。名門ジュビロ磐田のJ2降格が決定してしまいました。
鳥栖は今回、幸いJ1残留を決めましたが、来年以降、何年かは厳しい残留争いをしていく
ことになるでしょう。しかも来年はガンバ大阪とヴィッセル神戸のJ1昇格が決まっています。
この2チームは選手の質、資金力ともに鳥栖より上のチーム。来年は今年以上に厳しい
戦いを強いられるに違いありません。ここ最近、ガンバ、ジュビロと名門チームの降格
が決まり、Jリーグの中でも勢力図が変わりつつあるのかなという気がしています。
鳥栖も相手がJ1常連だからと臆する必要はないにしても、常に昇格当初の気持ちを
忘れず、リーグを戦い抜いてほしいと思います。
Tuesday, 5 November 2013
vs ロアッソ熊本 トレーニングマッチ
11/4(月)・祝 鳥栖の北部グラウンドでトレーニングマッチが行なわれました。
北部グラウンドは以前、練習試合の時は1面しか使ってなかったような気がしますが、
正式に鳥栖の練習グラウンドとなってから、2面使っているんですね。
昔と比べ観客もだいぶ多くなりました。贅沢を言えば3~4段の観客席を増設してほしい
ところですが、本当にチーム環境は変わりました。
練習試合は45分×2本
1本目は先日のセレッソ戦のメンバー主体。
2本目は控えだった選手主体。
1本目 鳥栖は試合通じてボールを繋げようとする意識が見てとれましたが、なかなか
タテにボールを入れることができません。結局、前線に蹴ってしまうケースも
たびたびありました。そんな中、MF10金民友、MF8 水沼宏太らがサイドから
何度かいい形で崩してチャンスを作っていました。
1トップにはFW11豊田が入ってましたが、なかなかいいクロスが入りません。
ただハイボールでの相手選手との競り合いでは存在感を発揮していました。
トップ下にはMF25早坂。サイドと連携してチャンスを作りました。
先制点は鳥栖。右サイドからのクロスを早坂が頭で折り返し、豊田が押し込みました。
この日の鳥栖はなかなかボールを回すことはできませんでしたが、サイド攻撃が
有効でしたね。
守備では中盤で何度かボールを失ってカウンターを喰らい、ピンチを招いていました。
ちょっと前がかりになっていたのが、気がかりですね。ボールのとられ方が良くない
という印象です。鳥栖は繋いでボールを動かすサッカーを目指していると思いますが、
まだこれからですね。
2本目 2本目でもあまりボールは繋げずじまい。ただ1本目と比べてあまりピンチは
招いていませんでした。ボランチのMF16ニルソン、MF6ジョナサンが効いてましたね。
とくにニルソンは守備をした後、前線にも走りこんで攻撃にも絡んでいました。
攻撃はサイド攻撃もあるものの、もっぱら1トップのFW19岡田が相手DF裏に抜け出して
という感じでした。鳥栖はタテに蹴ってしまうと上背で劣る岡田ではなかなかボール
を収めれないですね。ただこの日の岡田はキレのある動きでチャンスを演出。チーム2点目
のアシストも決めました。
2本目についてはちょっと試合が荒れた部分がありましたが、鳥栖側に原因があった
ように思います。故意かどうかは別として不用意に荒いプレーをすると相手側も
自然と苛立ちますよね。本当に気をつけたいところです。
リーグ戦は残り4試合。チームのJ1残留も気になりますが、レンタル選手の去就も気に
なります。DF36菊地 GK33林は今季レンタル加入ながら、チームに大きな貢献を
果たしました。チームは残留してほしいということで調整をしてるのではないでしょうか?
昨季は広島からのレンタル加入でそれまでチームに
かなり貢献していたボランチの岡本の出番がリーグ終盤かなり減りました。加入2年目
だということはあったかもですが、実力的に十分先発に入れた選手です。
恐らく広島に戻るのがほぼ決まっていたのだと思います。
それもどうかと思いますが、チームとしては来季を見据えた戦いをしたのでしょう。
今季については菊地、林ともに先発でほぼ90分出場を続けています。
彼ら2人はサポーターとしても是が非でも残ってもらいたい選手です。
今回のトレーニングマッチでもチームの雰囲気はよかったですし、今のチーム
をベースに来季も戦うことができればと思います。
北部グラウンドは以前、練習試合の時は1面しか使ってなかったような気がしますが、
正式に鳥栖の練習グラウンドとなってから、2面使っているんですね。
昔と比べ観客もだいぶ多くなりました。贅沢を言えば3~4段の観客席を増設してほしい
ところですが、本当にチーム環境は変わりました。
練習試合は45分×2本
1本目は先日のセレッソ戦のメンバー主体。
2本目は控えだった選手主体。
1本目 鳥栖は試合通じてボールを繋げようとする意識が見てとれましたが、なかなか
タテにボールを入れることができません。結局、前線に蹴ってしまうケースも
たびたびありました。そんな中、MF10金民友、MF8 水沼宏太らがサイドから
何度かいい形で崩してチャンスを作っていました。
1トップにはFW11豊田が入ってましたが、なかなかいいクロスが入りません。
ただハイボールでの相手選手との競り合いでは存在感を発揮していました。
トップ下にはMF25早坂。サイドと連携してチャンスを作りました。
先制点は鳥栖。右サイドからのクロスを早坂が頭で折り返し、豊田が押し込みました。
この日の鳥栖はなかなかボールを回すことはできませんでしたが、サイド攻撃が
有効でしたね。
守備では中盤で何度かボールを失ってカウンターを喰らい、ピンチを招いていました。
ちょっと前がかりになっていたのが、気がかりですね。ボールのとられ方が良くない
という印象です。鳥栖は繋いでボールを動かすサッカーを目指していると思いますが、
まだこれからですね。
2本目 2本目でもあまりボールは繋げずじまい。ただ1本目と比べてあまりピンチは
招いていませんでした。ボランチのMF16ニルソン、MF6ジョナサンが効いてましたね。
とくにニルソンは守備をした後、前線にも走りこんで攻撃にも絡んでいました。
攻撃はサイド攻撃もあるものの、もっぱら1トップのFW19岡田が相手DF裏に抜け出して
という感じでした。鳥栖はタテに蹴ってしまうと上背で劣る岡田ではなかなかボール
を収めれないですね。ただこの日の岡田はキレのある動きでチャンスを演出。チーム2点目
のアシストも決めました。
2本目についてはちょっと試合が荒れた部分がありましたが、鳥栖側に原因があった
ように思います。故意かどうかは別として不用意に荒いプレーをすると相手側も
自然と苛立ちますよね。本当に気をつけたいところです。
リーグ戦は残り4試合。チームのJ1残留も気になりますが、レンタル選手の去就も気に
なります。DF36菊地 GK33林は今季レンタル加入ながら、チームに大きな貢献を
果たしました。チームは残留してほしいということで調整をしてるのではないでしょうか?
昨季は広島からのレンタル加入でそれまでチームに
かなり貢献していたボランチの岡本の出番がリーグ終盤かなり減りました。加入2年目
だということはあったかもですが、実力的に十分先発に入れた選手です。
恐らく広島に戻るのがほぼ決まっていたのだと思います。
それもどうかと思いますが、チームとしては来季を見据えた戦いをしたのでしょう。
今季については菊地、林ともに先発でほぼ90分出場を続けています。
彼ら2人はサポーターとしても是が非でも残ってもらいたい選手です。
今回のトレーニングマッチでもチームの雰囲気はよかったですし、今のチーム
をベースに来季も戦うことができればと思います。
Friday, 1 November 2013
対セレッソ大阪戦 堅守復活?
これまでどちらかというと堅守が売りだった鳥栖ですが、今季は5-4やら4-6やら大味な
試合が目立っていました。シーズン途中の補強で守備のテコ入れを行い、だいぶチーム
も安定してきましたが、今回の試合は残留圏内にとどまるために非常に重要な試合です。
そしてこの大一番に鳥栖はセレッソ大阪をホームに迎えての一戦です。
この試合ではつい最近日本代表に選出された柿谷や山口らが来るということもあり、
注目度も高く、たくさんの観客で席が埋まっていました。
リーグ屈指の攻撃陣を擁すセレッソ大阪。鳥栖はこの攻撃陣をどう抑えるかに焦点
が向けられました。
試合開始- 予想通り序盤からセレッソは攻め込んできました。個々の技術も高いですが、
少ないタッチでボールを回し、左右に展開するセレッソ。そこで横ズレができた際に
すかさずタテにくさびのボールを柿谷に入れてきました。ただ恐らくセレッソのエース柿谷
は主にDF36菊地が見ていたと思いますが、 あまり仕事はさせていなかったように思います。
鳥栖は豊田のヘディングシュートや高橋のミドルシュートがあったくらいでしたね。
鳥栖は前半は何度かピンチを迎えつつも身体を張った守備でなんとか0点におさえて
ハーフタイムに入りました。
後半、相変わらず攻め続けるセレッソですが、じょじょに疲れが出始め、選手間
が間延びしてきました。 どこのチームでもそうですが、後半の中盤に差し掛かると
スペースがでてきます。そこで鳥栖です。鳥栖は走力においてはリーグでも屈指の
チーム。相手が間延びするとチャンスがどんどん生まれることがあるんですね。
今回の試合もそうでした。
サイドハーフのMF10金民友やMF25早坂が果敢に攻め込み、ペースを握っていきます。
特に早坂は随所に高いテクニックやアイディアを見せて勝負を仕掛けていきました。
チーム入団当時はテクニックで魅せるような選手ではなかった早坂。ただ非常にクレバー
な選手で常にチームのバランスを見ながらプレーできる選手です。昨季より怪我などで
ベンチも多かったですが、非常に勿体無いことです。
先制点はMF14藤田の技ありゴールでした。金民友が入れたクロスを相手GKが飛び出して
パンチングでクリア。そのクリアボールに反応したのが藤田でした。シュートを撃つときは
PA外で距離がありましたが、ダイレクトでクリアボールをゴールに蹴りこみました。
待ちに待った先制点に鳥栖ベンチは大歓喜。
その後、疲れの見えた早坂に代わり、DF24金井がピッチに入りました。本来サイド
バックの選手ですが、最近はMFでの出場が多くなっています。
その金井が出場してすぐに大きな仕事をしました。藤田の蹴ったFKにヘディングで合わせて
追加点。この日の鳥栖にはこの2点で十分でした。鳥栖はFW22池田に替えてMF16ニルソン
を投入。3ボランチで4-3-2-1にして守備固め。最後まで集中を切らさなかった鳥栖は
なんだかんだで完封勝利をおさめました。
今回の試合、鳥栖はDF5坂井、DF3磯崎などあまり出番が多くなかった選手達が
活躍したことで収穫のある試合となりました。
今季も残り少なくなってきましたが、これからどういったチームになっていくのか
非常に楽しみです。
試合が目立っていました。シーズン途中の補強で守備のテコ入れを行い、だいぶチーム
も安定してきましたが、今回の試合は残留圏内にとどまるために非常に重要な試合です。
そしてこの大一番に鳥栖はセレッソ大阪をホームに迎えての一戦です。
この試合ではつい最近日本代表に選出された柿谷や山口らが来るということもあり、
注目度も高く、たくさんの観客で席が埋まっていました。
リーグ屈指の攻撃陣を擁すセレッソ大阪。鳥栖はこの攻撃陣をどう抑えるかに焦点
が向けられました。
試合開始- 予想通り序盤からセレッソは攻め込んできました。個々の技術も高いですが、
少ないタッチでボールを回し、左右に展開するセレッソ。そこで横ズレができた際に
すかさずタテにくさびのボールを柿谷に入れてきました。ただ恐らくセレッソのエース柿谷
は主にDF36菊地が見ていたと思いますが、 あまり仕事はさせていなかったように思います。
鳥栖は豊田のヘディングシュートや高橋のミドルシュートがあったくらいでしたね。
鳥栖は前半は何度かピンチを迎えつつも身体を張った守備でなんとか0点におさえて
ハーフタイムに入りました。
後半、相変わらず攻め続けるセレッソですが、じょじょに疲れが出始め、選手間
が間延びしてきました。 どこのチームでもそうですが、後半の中盤に差し掛かると
スペースがでてきます。そこで鳥栖です。鳥栖は走力においてはリーグでも屈指の
チーム。相手が間延びするとチャンスがどんどん生まれることがあるんですね。
今回の試合もそうでした。
サイドハーフのMF10金民友やMF25早坂が果敢に攻め込み、ペースを握っていきます。
特に早坂は随所に高いテクニックやアイディアを見せて勝負を仕掛けていきました。
チーム入団当時はテクニックで魅せるような選手ではなかった早坂。ただ非常にクレバー
な選手で常にチームのバランスを見ながらプレーできる選手です。昨季より怪我などで
ベンチも多かったですが、非常に勿体無いことです。
先制点はMF14藤田の技ありゴールでした。金民友が入れたクロスを相手GKが飛び出して
パンチングでクリア。そのクリアボールに反応したのが藤田でした。シュートを撃つときは
PA外で距離がありましたが、ダイレクトでクリアボールをゴールに蹴りこみました。
待ちに待った先制点に鳥栖ベンチは大歓喜。
その後、疲れの見えた早坂に代わり、DF24金井がピッチに入りました。本来サイド
バックの選手ですが、最近はMFでの出場が多くなっています。
その金井が出場してすぐに大きな仕事をしました。藤田の蹴ったFKにヘディングで合わせて
追加点。この日の鳥栖にはこの2点で十分でした。鳥栖はFW22池田に替えてMF16ニルソン
を投入。3ボランチで4-3-2-1にして守備固め。最後まで集中を切らさなかった鳥栖は
なんだかんだで完封勝利をおさめました。
今回の試合、鳥栖はDF5坂井、DF3磯崎などあまり出番が多くなかった選手達が
活躍したことで収穫のある試合となりました。
今季も残り少なくなってきましたが、これからどういったチームになっていくのか
非常に楽しみです。
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